教育思想史学会
第31回大会
2021年9月6日(月)10:00
~9月12日(日)18:00
リフレクションサイト
多数のご参加をありがとうございました
リフレクションサイト
多数のご参加をありがとうございました
本サイトでは、大会および各企画の概要に加え、以下のことを掲載しております。
(1) 「第31回大会を終えて」: 各企画のサイトを開いてください。「概要」の下に「第31回大会を終えて」というコーナーがございます。ここでは、大会時にお寄せいただきましたご質問へのコメント、大会後の企画関係者の感想などが掲載されております。
(2) 「アンケート結果」: 本リフレクションサイト上部の「アンケート結果」ボタンを押してください。第31回大会のアンケート結果(暫定版)を掲載しております。
なお、各企画の詳細につきましては、『近代教育フォーラム』第31号(2022年秋刊行予定)において詳しく紹介させていただく予定です。
【開催形式】 オンライン開催(オンデマンド配信+Webライブ・ディスカッション )
【 参 加 費 】 無料
【参加資格】 どなたでも参加可能(ただし非会員の方は事前登録が必要です)
【配信時間】 2021年9月6日(月)10:00から同月12日(日)18:00まで
今期の教育思想史学会では、大会を運営していくにあたって、三つの〈架橋〉ということを方針として掲げて、第29回大会から運営を行って参りました。第一に、「専門家」と市民の間の架橋、第二に、理論と実践の間の架橋、そして第三は、研究と「探究」の間の架橋(高大接続)です。
第31回大会では、以上三つの架橋について、これまでの大会での議論の蓄積をふまえつつ、総まとめをするシンポジウム、コロキウムを配置しています。第一の「専門家」と市民の間の架橋については、昨年の日本学術会議の任命拒否問題なども背景にしつつ、「大学」と「科学」の関係を正面から問うシンポジウムを企画いたしました。また、日本学術会議と教育思想史研究の関係について考えるコロキウム、ポップカルチャーと若者文化について考えるコロキウムも準備中です。第二の理論と実践の間の架橋については、人新世と呼ばれる段階を念頭におきつつ、マクロ思想史としての地球史とミクロな思想史との関係を探るシンポジウムを検討中です。また、昨年の教育思想史学会奨励賞受賞者によるフォーラムはフーコーを主題としたもので、このテーマとも深く関わっています。第三の研究と「探究」の間の架橋(高大接続)については、今大会では高校生が参加するコロキウムを二つ企画いたしました。
第31回大会の開催形態については、前回大会に引き続き、オンライン形式での大会開催を予定しています。現状においても、新型コロナウイルスの感染拡大は収束の見通しがたっておらず、変異株の感染拡大もきわめて憂慮されております。以上のような状況のもとで、みなさまの安全を第一に考え、学会としては、オンラインでの大会開催に万全を期すこととします。
これまでの対面方式の大会をオンラインに単にテクニカルに置き換えるだけでは、アガンベンが危惧するように、「公共空間の純然たる廃止」につながりかねません。そのような問題をふまえた上で、私たちは、ポストコロナの時代にふさわしい複数の空間、複数の時間、複数の声が交差するポリフォニーの場が形成されるデジタルトランスフォーメーションをめざします。そのために、今回は、みなさまに教育思想のポリフォニーを心より満喫してもらえるよう、オンデマンド配信とライブ配信を併用した双方向、複数方向型の開催方式を準備いたします。
みなさま方の参加を心よりお待ちしております。
教育思想史学会会長
小玉 重夫
*本サイトの使い方につきましては、下記の【操作ガイド】および【動画】をご覧ください。
大会日程
●Webライブディスカッションについて
タイムスケジュールに従いまして、Zoomを用いてシンポジウム、フォーラム、コロキウム2、コロキウム4のWebライブディスカッションを行います。
9月11日(土)
10:30-12:00 フォーラム
近代教育批判以後の主体性――後期フーコーにおける「プラトニズムのパラドックス」を中心に――
13:00-14:30 シンポジウム1
大学と科学――教育思想史からどのようなアプローチが可能か――
9月12日(日)
9:00-12:00 コロキウム4
日本学術会議と教育思想史研究
13:00-14:30 シンポジウム2
応答する教育思想史研究――人新世の自然思想史と言語論的転回後の政治思想史をうけて
15:00-18:00 コロキウム2
ポップカルチャーの教育思想Ⅱ