年代別対応

対象年齢に応じて、プレーヤーへの対応の仕方が異なります。

未就学児

未就学児は 5 歳児くらいから説明ができるようになります。しかし、うまく説明できないこともありますので優しく発言をうながしましょう。プレーヤーの説明が得点になるような解説を心がけましょう。

問題選択

未就学児は 5 問実施する場合、基本問題を1~2問、自宅編などの普段の生活でなじみのある問題の中から問題を3~4問出題してください。

発言の促進・解説例

問題例「あなたは家のキッチンにいます。地震で家が大きく揺れています。さあ、どうする?」

回答例「外に行く。」

サブマスター「キッチンにいるとお皿とかが落ちてきて危ないからね。いい答えだね。家が揺れている間は家の中のテーブルの下とかに隠れて、揺れが収まってから外に行こうね。はい、拍手!」

小学校低学年

小学校低学年ではまだ議論が難しい年齢です。議論をするのではなく、新しい知識が伝わるように解説をしましょう。間違いを恐れる子どももいますので、安心して発言できる雰囲気づくりと、発言者が得点を得られるような解説を心がけましょう。

問題選択

5 問実施する場合、基本問題を4~5問、その他の例題の中から場面や時間帯の異なる問題を 1~2 問出題してください。

発言の促進・解説例

問題例「あなたは海にいて、地震で地面が大きく揺れました。さあ、どうする?」

回答例「津波がくるから家に帰る。」

サブマスター「家は高いところにありますか?」

はじめに YES・NO で答えやすい問いで行動の意味を考えさせ、次に得点をなるような解説をしましょう。

解説例「高いところにあれば津波から身を守れますね。いい答えです。はい、拍手!」「低いところだと津波の危険があるから危ないけど、家の高いところに登れればいいですね。ただなるべく山とか高いところに逃げようね。はい、拍手!」

小学校高学年

小学校高学年になると、筋道をたてた議論ができるようになります。新たな気づきを与えるように議論の促進をしましょう。一方で、周囲が気になり発言をためらう子どもも増え始めます。サブマスターが積極的に議論を促すことが望ましいです。

問題選択

5 問実施する場合、基本問題を2~3問、その他の例題の中から場面や時間帯の異なる問題を2~3問出題してください。

議論の促進例

問題例「あなたは海にいて、地震で地面が大きく揺れました。さあ、どうする?」

回答例「津波が来るから家に帰る。」

サブマスター「家はどんなところにありますか?」「家は安全な場所ですか?」

YES・NO の回答にとどまらない問いかけで行動の意味を考えさせ、議論を促しましょう。

「高いところにあれば津波から身を守れますね。いい答えです。はい、拍手!」

中学生以上

中学生以上になると論理的な議論ができるようになります。サブマスターは議題のきっかけづくりを心がけ、プレーヤー同士で議論が出来るように促します。

問題選択

5 問実施する場合、基本問題を1~2問、その他の例題の中から場面や時間帯の異なる問題を3~4問出題してください。

議論の促進例

問題例「あなたは海にいて、地震で地面が大きく揺れました。さあ、どうする?」

回答例「津波が来るかわからないので携帯で情報を得る。」

サブマスター「なるほど。みなさんは○○さんの意見をどう思いますか?」

他のプレーヤーに意見を聞き、疑問点が出てこなければ自ら質問しましょう。

質問例「海で情報を得ようとしたら危なくないですか?」