OriHime|オリヒメ
■北九州市環境ミュージアム時間指定運用の開催
日時: 2020/10/10(土)13:30 – 15:30 | 2020/10/11(日)13:30 – 15:30
場所: 北九州市環境ミュージアム 第5ゾーン奥 南玄関への通路付近
概要:
遠隔操作ロボット「オリヒメ」を試用、北九州市環境ミュージアムスタッフがパイロット(操縦者)となり、館内のお客様とのコミュニケーションをはかる。オリヒメの感想、展示についてお客様の感想を聞き、記録する。
目的:
北九州市環境ミュージアムは、新型コロナウイルス感染症の影響によりお客様との対面での会話を以前より少なくしている。これを館内でのお客様とのコミュニケーションを再考する機会ととらえ、遠隔操作ロボットを使ったコミュニケーションを試行的に行う。また、同感染症の影響により、展示にも多くの制約が設けられている。この展示を見た来館者の感想を記録し、今後の参考にしたい。
補足:
・一般のお客様への対応を行うため、団体訪問者の少ない週末に時間を設定する。
・事前の見学依頼があれば、スタッフが対応し、見学だけでなく操作方法なども説明する。
・ 10/11(日)は、北九州市環境ミュージアムにおいて「エコライフステージmini in 環境ミュージアム」が開催されている。
■開催報告
2020年10月10日(土)、10月11日(日)に遠隔操作ロボットOriHime(以下、オリヒメ)のコミュニケーション体験、操作体験などをしてもらう特別展示を行った。
なお、当日は、通信環境の不具合により、急遽、スタッフが事務室から遠隔操作ロボットを通してお客様に話しかける形から、ロボットの展示テーブル付近に操作機材を持ったスタッフが常駐してお客様にお声かけする形に変更した。また、展示場所を第5ゾーンから南玄関付近、階段前に変更した。
■結果概要
15組、38名様の皆様とお話をさせていただいた。
オリヒメについて
・対応したお客様の半数程度が、オリヒメを目的に来館したとのことだった。
・オリヒメ開発者の吉藤建太郎氏の書籍、テレビ出演などを通してオリヒメやオリィ研究所について知識のある方が多いが、実物を見たことがある方が少なかった。
・問合せを頂いた方々には、来館者ご自身を含め家族、知人に難病を抱える方がいる、あるいは、不登校の方がいる方が多かった。
・オリヒメ事業について、価値を認める方が多く、将来的に広く普及することが望ましいとのご意見が多数であった。
・かわいい、愛嬌があるといったご意見が多数であった。
・操作性について、簡単で面白いとの意見が多数であった。
・会話の中で導入にかかる費用、メンテナンスが課題との指摘が複数回あった。
北九州市環境ミュージアムの新型コロナウイルス感染症対策のための展示制約について
・特に気にならないといったご意見が多数であった。
・今は、対策をするべきとのご意見が多数であった。
・問題があるというほどではないが、少し寂しいとのご意見があった。(体験工作がない|ゲームができない)
■いつか、あたりまえになることを。
この企画の通信機器、通信環境には、NTT docomoの皆様にご協力いただいています。