有給な日。やたらと天気がよい。晴読(雨読の逆)でもしようと思ったら、CB400ボルトール乗りの先輩が、「人として(ツーリングに)行くべきです」と仰る。じゃあ行くかと、午前中に家事を済ませ、午後から実家(バイクは実家に置いてある)経由で、ツーリングに出発。バイクに火を入れるのが3ヶ月半ぶりで、各所錆びかけているので簡単に整備をしてから、午後1時に出発。羽田空港経由で横浜に到着、平日なので京浜間は渋滞が酷い。桜木町の餃子の王将で遅い昼食をとり、三崎(三浦市)に向けてR16を疾走。横須賀を経て、三崎港の海産物センターに。適当に、マグロのホホ肉の脂の乗っていそうな刺身を買ったら、午後4時半を回っていたので、写真を撮って、リターン。平日なのに、バイクな人が複数居るのがやや気になる。
帰りは葉山・逗子・鎌倉経由で帰ることにする。江ノ島が見えてくると、鎌倉の由比ヶ浜で美しい日没。第一京浜をカワサキのニンジャとランデブー走行し、浜松町からレインボー経由で実家に到着。実家で刺身を切って貰って、食ってから目白に戻る。180km、6時間のツーリングでした。
三浦市 三崎港
1泊2日で、秩父・甲州方面にツーリングに行ってきた。先週、神戸のレンタルバイクでカワサキのバリオスII(250cc)を乗った直後だったので、非力な我がエイプ君が少し悲しく見える。
1日目:東京→正丸峠→雁坂トンネル→昇仙峡→甲府
目白の自宅から、渋滞地獄の所沢・飯能経由で秩父路へ、正丸トンネルを前にして旧道の峠道に逸れて正丸峠(標高630m)への山道を進む。8時に目白を出て、10時半には峠に到着。20年ぶりに峠の茶屋である奥村茶屋を訪れ、ジンギスカン料理を味わう(写真)。朝からコッテリだけれども、臭みがないラム肉美味しい!(ちなみに私は臭いマトンが好き派)。肉のつけだれにもこだわりがあって、非常に美味しく頂いた。1,850円也。
大渋滞の秩父市街に降りて、奥秩父の旧大滝村方面へ。8年前に完成した長大トンネルである雁坂トンネルの制覇をたくらむ。しかし、晩秋の山は寒く、シャツとゴアテックスのジャケットだけでは限界。と思っていたら大滝温泉なる施設があったので、早速朝風呂。神の湯らしくて、非常に濃厚なヌルヌル系温泉で非常に暖まった。
雁坂へのアプローチは非常に近代的で、谷の上を飛ぶようなループ橋と、それを繋ぐトンネルとで、地形無視で高度を上げてゆく。凄い迫力、人間万歳。2,000m峰の下を、6.6キロのクソ長いトンネルで甲斐の国へ入国(写真)。通行料は普通車は700円以上だが、原付なので70円で通して貰える。原付二種で良かったと思う瞬間。
途中の道の駅のベンチで昼寝(最近は屋外での昼寝が趣味と化しています)をしてから甲府盆地へ。といっても大した見所もないので、有名な昇仙峡に行ってみた。キレイな渓谷にいろんな奇岩があり、そこが売りらしい。とりあえず、「松茸岩」という珍岩の写真を撮ってみた(写真)。面白い岩がたくさんあったが、夜のうちに地元の青年が面白いように岩に工作して観光地化したというのは、勘ぐりすぎか?
その日は、楽天トラベルで適当に予約した「湯王温泉」一泊4,500円で12時間爆睡。大浴場の温泉も良かった。
甲府市 昇仙峡
雁坂トンネル入口
奥村茶屋ジンギスカン
昇仙峡の松茸岩
2日目:甲府→柳沢峠→風張峠→五日市→東京
大菩薩嶺を超えて、奥多摩方面に抜ける計画。開始一時間で、大菩薩ラインの最高点で分水嶺の柳沢峠(標高1,472m)を8年前に自転車で制覇して以来の2回目の制覇。まだ朝なので非常に寒い(たぶん5-6℃)が、ここまで上げれば紅葉がキレイ。柳沢峠の上り坂も、雁坂のようにループ橋とトンネルとで昇る新道が工事中だった。この趣のある峠道も、そのうち無くなってしまうのかもしれない。
なし崩し的に下って、東京都の最奥である奥多摩湖へ。奥多摩周遊道路から見えるの美しい石尾根を堪能し、バイクで事故って道ばたにぶっ倒れているライダーを見てビビリつつ、檜原村経由で五日市の里まで下りてきた。あとは機械的に甲州街道を走り、午後2時過ぎには帰還。2日で380kmぐらい走った。燃費は、省エネ走行の1日目が40半ば、ブン回した2日目が30台。
結論
1泊すると、帰りのことを考えなくていいので楽しい。
ビジネスホテルは熟睡に最適。
やっぱり、エイプのシートはケツが痛いな。
甲州市 柳沢峠
ストレス解消のために、房総1周&銚子を週末1泊でツーリングしてきた。
1日目:東京→館山→白浜→勝浦→御宿→勝浦
江東区の実家を朝7時半に出発。国道357号(東京湾岸道路)、国道16号(東京環状)経由で、2時間かからずにサクっと木更津に到着。気温6度と寒いので、朝マックで加温。国道127号(内房なぎさライン)に入るも、体が温まらないので、保田漁港の炭酸温泉(ばんやの湯)に入浴。人工温泉だがラムネ風呂と称するだけあって炭酸飲料の中に入ったみたいで、体の表面に炭酸泡がまとわりついてきて、ポカポカと良い加減に暖まった。
対岸の三浦半島の先端部、そして伊豆大島らしきものが見えてくると、館山に到着。そのまま、内房と外房とを分ける洲崎を超えて菜の花が乱れ咲く房総フラワーラインへ向かう。菜の花(写真)、パンジー、ヤグルマソウとお花がきれいなのだが、寒くて寒くて満喫する余裕がない。暖冬だったはずなのに、私が動いた瞬間に厳冬到来とは。そんなこんなで房総最南端の白浜・野島崎に到着。前回は10年前2月の大学時代のチャリ部「極寒・館山白浜ツーリング(日帰り)」以来だ。同じく鮮魚料理屋で、刺身&さんが定食(1,300円)で昼食をとる。刺身は、鯵刺しが非常に肉厚な上に新鮮で、青魚大好きな私にはたまらない一品だった。さんが焼きとは、なめろう(鯵鯖のミンチにネギ味噌を混ぜた漁師料理)に大葉を貼って焼いたものであり、これまた青魚マニアにはたまらない。味噌味が強いので、ご飯が非常に進む。
千倉、鴨川と房総先端部を進み、安房小湊の誕生寺へ。日蓮上人が生まれた場所らしい。都から遠く離れ、イマイチ歴史上の人物を生み出していない千葉県にとっては、願ってもない有名人。千葉→日蓮→世界的人物という必死のアピールが見られた。そこかしこにソテツが植えられているのであるが、この日の寒さでは全く虚しく見えてしまう。本日の宿泊地の勝浦を一度過ぎて、月の沙漠で有名な御宿を観光。月の沙漠の像(写真)が建てられており、観光客が集まっている。ここはサーフィンのメッカで、さらに強風注意報が出ていることもあり、サーファーの皆さんが沢山海に出ていた。全く、彼らには頭が下がる、凄いよ。
午後5時には、予約した勝浦の民宿(1泊2食で6,000円)に到着。汚い・ぼろい建物で、客は私1名で、宿の人も1人しかいないという状況。食事は、大して旨くはないし冷えまくってるのだが、もの凄い量が多い。大学の部活の宿とかだったら適しているのかも。
本日の走行距離:235.8km
南房総市 野島崎
房総フラワーライン
2日目:勝浦→九十九里→銚子→成田→東京
今日は昨日より寒いらしいので、9時に出発。でも今日は日が照っているので、昨日よりかは楽かも知れない。400年続いているという勝浦の朝市を見学してから発進。夷隅の街を快走し、1時間も経たずに太東岬に到着。ここから銚子手前の飯岡まで長大な九十九里浜が広がる。流石に遠くからも見える岬だけあって、50m以上に切り立つ立派なものだった。ここから、九十九里浜沿岸を快走、国道128号(外房黒潮ライン)よりも海側の道(九十九里ビーチライン)を走るので交通量は非常に少なく、道も比較的真っ直ぐなので、快速することができる。あっという間の昼前には銚子の「地球が丸く見える丘展望館」に到着。体が凍えきっているので、鰯のつみれ汁定食で暖を取る。ここは、犬吠埼、屏風浦、銚子市街、北総台地、鹿島灘と360度の展望は素晴らしいが、少なくとも私には地球が丸く見えるようには感じなかった。ここでお土産として話題の「銚電ぬれ煎餅」を購入。食い詰めた鉄道事業者が無理に営業することは、京福電鉄の一件(永平寺事故)があるので快く思わないわけではもないのだが、頑張ってほしい。銚子市街に降りて、定番の醤油工場見学。「ヤマサ」「ヒゲタ」「タカラ」の三社があるが、諸般の事情により「ヒゲタ」を選択。やっぱり、工場内も良い匂いでした。お土産に高級醤油の小瓶を頂きニンマリ。
あとは帰るだけだが、日曜午後の千葉県名物「大渋滞」を忘れたはならない。銚子→国道126号(東金街道)→八日市場→国道296号(成田街道)→船橋のルートを選択するが、佐倉近辺から状況が最悪になる。成田街道は狭くて有名な国道で、バイクのすり抜けもままならない。勝手知った県道に抜けるが、こっちも大渋滞で、ああ10年経っても千葉は千葉なんだなあと懐かしく思った次第。結局、銚子→東京120kmに4時間もかかってしまい、午後6時の帰宅となった。ずっと寒かった。
本日の走行距離:233.2km
合計走行距離:469.0km(燃費:40.6km/L)
銚子市 地球が丸く見える丘展望館
御宿 月の沙漠記念公園
先月の房総ツーリングに引き続き、非力なホンダ・エイプ100にムチをくれてやった。出発前に、岡崎市ピンクナンバーから豊島区ピンクナンバーに付け替えた。実情にそぐわないナンバーを付けていると役所に訴えられて、16万円ぐらい罰金をとられる可能性(噂)があると指摘されてビビっての変更。もちろん自賠責&任意保険の登録も変更済みだ。
東京→国道6号の松戸→国道464号の鎌ヶ谷→千葉ニュータウン中央→印旛沼のコースでまったり走り、10年以上振りに印旛沼の草ぶえの丘の風車でも見ながらゴロゴロしようと思っていた。しかし寒くて印旛沼でゴロゴロする気になれなかったので、行き先を変更。印旛沼を渡れば10km先は成田市街なので、成田山新勝寺に行くことにする。江戸出張所である門前仲町の成田山深川不動は子供の頃から親しんだ場所であったが、本山の方は始めての訪問となる。
あっさりと成田山に到着。とにかく立派であり寺社仏閣の世界も格差社会であることを痛感した。立派な本堂、綺麗な平和祈念塔、75歳のお爺ちゃんが迷い人として放送で捜索依頼が流れるほどに広い敷地、こんどの春の甲子園に出場する附属高校などなど、今まで行ったお寺ランキング1位の福井・永平寺に迫る内容だった。
また、流石に不動明王様のお寺なので、そこいらに「不動」「不動」と書かれていて、バイク的には少々の縁起の悪さを感じた。お土産は当然の如く米屋の栗羊羹をチョイス。「米分」という紛らわしいブランドのがあるので、注意して「米屋」羊羹を手に取る。あと門前に「仁勇」という造り酒屋があった。仁勇という銘柄は知っていたが、語感から朝鮮焼酎かなんかだと勝手に思っていたが、まさか成田山門前の地酒だったとは知らなかった。後で聞くと、けっこうな美酒らしいが、今回は運転する身の上ゆえに甘酒にて我慢。
帰りは、国道51号の四街道まで走り、懐かしの県道69号で長沼→大久保→津田沼→中野木廻りで国道357号に出て、ベイサイドを爆走して帰宅。
本日の走行距離:133.5km(燃費:40.9km/L)
成田市 新勝寺
奥三河路を共に駆けめぐった愛車エイプ100は、生活苦のため(?)5万円で下取りに出した。
今までの「快速エイプ」ご愛読を、心より感謝する。