普通自動二輪の卒業検定に合格し、卒業証明書を貰った足で毎度お世話になっているバイク屋(イオン岡崎の目の前)に向かう。はじめからホンダ Ape100にすると決めていたのであるが、まずは作法として100-250ccの在庫の中古車を眺める。ヤマハの91年式ながら状態の良い、250ccの2ストバイクに心惹かれるが、2ストバイクで無茶乗りして即死という状況が容易に想像できたので、やめ。在庫のApe50に跨り、Ape100の青(リバーサイドブルー)にします、注文よろしくということにした。
Ape実物を初めて見たが、やはり小さい、かわいい。でも、タイヤは意外と太い。隣にホンダの新モデルであるホンダ XR100モタードがあった。カッコいいバイクだったが、小柄さはApeと同じである。注文の詳細は:
Ape100:229,000円(定価から2万円引き)
諸費用:13,000円
消費税:12,100円
合計:254,100円となった。自賠責保険・任意保険は、今乗っている50cc原付であるLiveDioの契約がそのまま使えるので、以降の手続きを丸投げ(代行費用2,000円)する。
支払手段はどうするか、一括でも払えないことはないが先立つものは少しでも手元に残しておきたいので、LiveDioの時同様にジャックスでローンを組む。その前に、今乗っているLiveDioの下取り査定をお願いする。2年で1万km以上を乗るペースで、体重100kgを載せて、スロットル全開か急ブレーキという残酷な乗り回し。標高1,000m超の峠をツーリングで走破させる、人身事故を起こす、盗まれて直結されて捨てられるなど…私の中での査定額は5,000円といったところなので、プロの査定で値がつくのか?とかなり不安だったが、24,100円という額を出してくれた!頭金60,000円持参で12回ローンを組んだので、支払の詳細は:
頭金:60,000円
LiveDioの下取り:24,100円
ローン:170,000円
合計:254,100円+利子:4,454円ということにした。ちなみにローンは、14,954円が初回で、14,500円を残り11回で払うになるという、無理のないプラン。分割払い手数料は4,454円(単純計算で5.24%かな?4,454円を17万の半分で割る)。
納車は8日後の、29日の日曜朝10時ということにした。天気がよければ、100kmくらい慣らし走行だ。
オドメーター:まだバイクがないです。というか免許すらない。
朝8時半、出勤しようと自宅アパートの駐輪場に降りると、LiveDioが消えていた。また盗られた、これで2回目。周囲を20分ほど探すが、見つからない。前回の盗難の時は直結されたが、直結防止機構のおかげ(直結するとヒューズが落ちるらしい)でバイクが動かせず、30m先の別のアパートの駐車場に捨てられていた。しかし、今回は違うようだ…まずバイク乗りの先輩に電話して指示を仰ぎ、110番。そして暫定的に名義がバイク屋に移っていた(暫定ナンバーである赤斜線入りナンバー)ので、バイク屋にも電話。1時間30分後に、ようやくゴキバイ(ホンダ ベンリィCD50の黒)に乗った巡査がやってきた。今朝は多数の盗難処理があったので遅れたのこと…岡崎…。現場検証して、盗難届けを出した。ゴールデンウィーク明けから、隣に鍵穴がいじられ、エキゾーストとマフラーに穴が開いて、直結された後があるCB400SFが止められっぱなしなので、巡査に話して対策をお願いした。もう岡崎では何があってももう驚かない。人員が少なくて大変だろうが、もっとがんばれ警察さん。
バイク屋から電話があった:
「Ape納車のとき、LiveDioの下取り金だった24,100円を持ってきてください。」
「はい、当然です。ナンバープレートを失くしてしまって申し訳ありません。」
くそ~Apeの頭金が現金84,100円になってしまった。
オドメーター:Ape納車前。現有LiveDioも無くなった。
悲しくもLiveDioを盗られて足が無い私は、名鉄バスでバイク屋へ。LiveDioの下取り金額だった24,100円を現金で納める。本当に岡崎では用心ならないのでJBRにホンダが提携している盗難保険に加入した。9,400円/年だったが、ローン支払中に盗難されたら洒落にならないので、この額はあまり気にならない。保証内容は、バイクを持っていかれたら免責3万円で新車を提供、純正パーツ盗難や鍵穴破壊も保証、JBRのロードサービスの優待割引という感じだが、本当にできれば使わずに済ませたいものだ。メーカー保証(ホンダも2年保証になりました)や、バイクの使い方などを説明され、記念撮影までしてくれて、いよいよシェイクダウン。メーターは0.9kmを示しており、間違いなく新車。軽いキックで、トコトコトコとエンジンがかかり発進!シフトアップしようとしたらいきなりエンスト。「先が思いやられるなー」と言うと、「直ぐに慣れますよ~」と店員。店の敷地を出た後も緩い坂道発進でエンスト、やっとの思いで職場まで帰ってきた。
購入時Ape100
正面から白マーク
後ろから白三角
まずは、新品のApe100を色々な角度から写真撮影。 そしてまずは、騒音規制の対策パーツであるインシュレーターを外しました。Ape100の世界では、インシュレーターを外すのは常識らしい。なんでも、ホンダは日本の厳しい排ガス規制やら騒音規制をクリアするためにエンジン自体の出力を弱くするのではなく、径を絞ったインシュレーターみたいな変なパーツを入れ込んで出力を下げるようなことをよくやるらしい。キャブレターとエンジンの間のダクトにあるボルトを10mmのスパナで開けて、インシュレーターを取り出した。穴の大きさは半分以下に絞られており、確かに外した後では何か引っ掛かったような感じが無くなった。ネット上の噂では、0.5馬力以上上がり、速度が10km/hはアップするなどと書かれている。しかし、インシュレーターという名前からもわかるように、エンジンの熱からキャブを守るためのパーツである。そのため除去するだけでなく、径の大きなインシュレーターを入れなおしておく方が、信頼性の観点からも安心だろう。
マニホールド部分
インシュレーター除去
まずは、新品のApe100を色々な角度から写真撮影。 そしてまずは、騒音規制の対策パーツであるインシュレーターを外しました。Ape100の世界では、インシュレーターを外すのは常識らしい。なんでも、ホンダは日本の厳しい排ガス規制やら騒音規制をクリアするためにエンジン自体の出力を弱くするのではなく、径を絞ったインシュレーターみたいな変なパーツを入れ込んで出力を下げるようなことをよくやるらしい。キャブレターとエンジンの間のダクトにあるボルトを10mmのスパナで開けて、インシュレーターを取り出した。穴の大きさは半分以下に絞られており、確かに外した後では何か引っ掛かったような感じが無くなった。ネット上の噂では、0.5馬力以上上がり、速度が10km/hはアップするなどと書かれている。しかし、インシュレーターという名前からもわかるように、エンジンの熱からキャブを守るためのパーツである。そのため除去するだけでなく、径の大きなインシュレーターを入れなおしておく方が、信頼性の観点からも安心だろう。
インシュレーターを外し、一仕事終えるや否やバイクに跨り、向かった先は今川義元が討たれた桶狭間の中京競馬場。そう、今日は東京優駿(ダービー)なのだ。国道1号を、慣らし走行で吹かさずに、時速50キロ前後で巡航。走っているうちはいいのだが、問題は発進と停止。発進は、教習車のCB400SFの気分でやっているとエンスト…ギアが1速に戻っていなくてエンスト…しかも、バッテリーレスのApeは、始動方法がキックしかないのでなかなか再スタートができないので、本当に後続の自動車の方々には迷惑かけまくってしまいました。結局、Apeの半クラッチの感触を掴むまでには、丸一日かかった。第2の問題は停止、ブレーキが前後共にドラムブレーキなので、なんとも制動力が心もとない…フルブレーキングはまだ行ったことは無いが、停止線をオーバーしまくりで危険極まりない。エンジンブレーキを駆使して、十分にスピードを殺してからレバーを握らないと危ない感じだ。教習所でやってような急制動が、このバイクでできるのか甚だ疑問である。
そんなドキドキ運転で、20km少々離れた中京競馬場に到着。まずは、吉野家の牛丼で、腹ごしらえ、少々高い大盛650円であるが、やっぱり吉牛は最高。私の場合、中京競馬場に来る目的の半分は牛丼(注釈:この時期は米国内狂牛病発生による牛丼販売中止期間で、市井で吉牛を食べることは困難だった)。で、ダービー予想であるが、ディープインパクトの優位は全く疑うものが無いので、2着馬の波乱を期待するしかない、穴馬券を取ってLiveDio盗難の損害を一気に補填したいところだ。結局、馬単でDインパクト1着流し9通りを行った。穴馬が2着にくれば儲かるが、平凡な結果なら沈む。レースだが、Dインパクトの実力に全く曇りは無かった…ラスト200mで引き離してゆく力強さに皆釘付けだった。騎乗の武(ゆたか)も全くかすんでしまう。馬単5-7の590円を的中させたが、平凡な結果ゆえトータルでは沈んでしまった。
夕方に、また岡崎から幸田経由で西尾まで走り、90kmちょっとの走行で納車日を終えた。トップギアで少しスロットルを回しただけで60km/h出るのは感激だ。早く慣らしを終えて、フルスロットルをやってみたいものだ。Dioが2回盗難されている自宅駐輪場では、メインロック・ハンドルロック・ゴジラロック(鉄の輪っか)を柱に固定の三重装備で不届きものからApeを護るようにはしたが、かなり不安が残る。来週もガンガンに走りたいのですが、そろそろ入梅の季節になってしまいそうな予感。
オドメーター:93.7km 慣らし終了まで、あと400km
今日は、慣らし走行をサッサと終わらすべく精力的に走りこみ。職場の方に「何故こんなポケバイクを…」と言われようと、黙々と距離を稼ぐ。朝早起きしたので、蒲郡経由で豊橋まで転がし、夕方は奥三河の方面を旧・下山村まで初の山道走行。慣らしゆえにスロットルを大きく開けられず、急坂では極端に速度が落ちてしまう(30-40km)、Apeが非力なのか、私が重いのか…。
ガソリンスタンドで2回目の給油、2回目ということは燃費が明らかになる。インシュレーターを外した以外はフルノーマルで、体重100kgを積載したApe100の燃費は、なんと41.3km/L。ギアの使い方も悪く、渋滞道路を走った割には悪い値ではなかった。ちなみに、公称燃費は53.2km/L。まあ、100kgを常に載せているんだから良しということにしましょう。
オドメーター:230km 慣らし終了まで、まだ270kmもある
今日も、慣らし走行をサッサと終わらすべく精力的に走りこみ。岡崎から、ディーゼルダストで死にそうな国道1号を豊橋経由で浜名湖畔の弁天島まで、そこから浜名湖大橋を渡り、湖岸をクルージング。途中で、村櫛舘山寺道路(原付20円)に入り、フルスロットルではないが積極的にスピードを出すと、ゆえkm/h位までは出た。温泉で有名な舘山寺の近くのコンビニで朝食を摂り、三ケ日周りで宇利峠を越えて再び愛知県に戻り、急坂を越えて作手高原に。いつもの「勇気工房」で五平餅と浅漬けを戴く。一気に、高原を下り、岡崎へ。ここまで堪能してもまだ午前中。やっぱり100ccは機動力があるなあ。オドメータ400km以降は、ややスロットルを回し気味にして、慣らし運転の仕上げを行った。本日の走行距離180km。
オドメーター:480km ほぼ慣らし終了
浜松市 舘山寺
今日も、精力的に走りこみ。岡崎から、国道248号を北上し、豊田市の駅近くの松屋で朝食。メーターを覗いてみると、500.0km!この松屋にて慣らし運転終了。低速ギアで強く回したりしながら、勘八峡で初のフルスロットル!ゆわkm/hまでは容易に上がった。坂道も低速ギアでグイグイ上ってゆき、そこそこApe100にもパワーがあることがわかった。途中の足助で給油したのだが、昨日の豊橋からの燃費が46.6km/Lを記録、本当に100cc 4ストは燃費が良い。国道153号の山道を思うがままに快走し、稲武の里へ。午前10時の開館と共に、稲武温泉どんぐりの湯に入浴。さらに稲武から面の木峠への激坂を上り、標高1,100mを越えるが、50ccスクーターDioの時とは違いエンジンに悲鳴はなし。面の木インターから、茶臼山高原道路(原付130円)に入り、標高1,000mオーバーからの奥三河の山々のパノラマ眺望を楽しむと、終点は茶臼山(標高1,415m)の入り口だ。冬はスキー場だが、夏でもリフトは動いていて、山頂まで容易に登ることができる。そこから先は長野県で、12-15%の急坂を下り再び国道153号に戻り、あとは大人しく岡崎まで帰った。今日も180kmくらい走った。
納車以降、どうもギアの入りが悪い。停止してから、ローギアに落とすのが厄介な上に、ニュートラルにはなかなか入らない。ローギアに落としたつもりが、2速か3速で、発進の半クラッチでエンスト!ということを10回以上味わった。慣らしも終了したということで、初のオイル交換を買った店でやってもらった。黙っていると純正の一番安い奴(ウルトラG1)を入れられ、しかも工賃が735円と高いので、次回以降は17mmレンチを買って自分で入れようと思った。交換後は、ギアの入りがスムーズになり、ニュートラルにもサクッと入るようになった。当たりで出た鉄粉とかがオイルに沢山入っていたのかもしれない。
オドメーター:670km 慣らし終了
豊根村 茶臼山
月曜の夜の12時前、乱暴な50ccバイクの排気音が私のアパートのエントランスに消えた。私は、あまりにも怪しいと思い階上から見張った。すると頭の悪そうな餓鬼が、駐輪場のバイクを物色しているではないか。しばらく見張っていたが、手軽に持っていけそうなバイクが無いと思ったか、アパート前の私の(クルマ用)駐車スペースでたむろしていた。餓鬼どもを詳細に観察するべく、上着を着てコンビニに行く振りをして睨みをきかせに行った。彼らは、下品な金髪で、鳶の人がはくような格好悪いズボンをはき、またあるものは昇り竜があしらわれているようなダサダサの赤い線の入ったジャージを着ていた。ほぼ絶滅した思われていた、典型的な「田舎ヤンキー」である。岡崎の中でも底辺レベルに属する連中であろう。ハーフキャップで、400ccに乗っている奴も居たりする。その400ccは、本当にお前の所有物かと問い詰めたい衝動に駆られた。下品な金髪の奴が、赤いLiveDioっぽいスクーターに乗っていたが、あのスクーターが私のものであるか非常に気になる。「あんまり遅いと、オヤジに怒られるから、もう帰るわ!」とか言っている餓鬼の盗難を立証しても、少年法という嘆かわしい悪法のおかげで、警察で反省文を書かされて、親が身元引受人になって終わりであり、私には殆どメリットは無いだろう。恐らくは親も親だろうので、民事的にも十分な賠償も受けられまいし…。LiveDioが盗まれた2週間前の月曜日も、原付バイクが爆音を響かせて、私のアパートの前に誰かが集結していた(その日は疲労が蓄積しており、床についていて監視できなかった事が、非常に悔やまれる)。彼らが、犯人である可能性は非常に高い。遅いと親父に怒られる…とか言っているので活動時間は深夜12時ごろまでが限度なのだろう。引き続き監視を強化して、LiveDio奪回を目指す。
オドメーター:705km
午前11時過ぎにツーリングに出発。昨日、遂に梅雨入りしてしまい、暫くは週末ツーリングができそうにないので、今日の晴れは貴重だ。いつものごとく、まず足助へ。今日は国道153号の伊勢神トンネルを通らずに、旧・旭村の矢作ダムへ。ダム湖畔を軽快に走り、国道153号の稲武に戻り、県境を越えて信州平谷まで全開走行だが、最高速度は、よわkm/hちょっとといったところ。いまの状態では平地で、ぬわわkm/hは出せないようですね。平谷の「ひまわりの湯」でひとっ風呂。ここの温泉は私の好きなヌルヌルの重曹泉で非常に気持ちがいい。
国道418号~平谷峠(標高1,160m)~国道151号~新野峠(標高1,060m)と信州路の峠を超えていって、再び愛知県へ。途中、少しルートを外れて、静岡県に入り、日本で4番目の高さを持つという佐久間ダムを見学。150m以上の高さは圧巻で、下に吸い込まれそうな感じで、思わず足がすくむ。一度は黒四ダムの壮大さも体験したいので、是非とも岡崎にいるうちに行ってみたい。黒四は佐久間ダムなんかの比ではないはずだ。何しろ、浪速大学医学部第一外科教授の財前五郎先生ですらも感動したんだから(白い巨塔)。
あとは、ひたすら豊橋、豊川方面に向かって山を下るのみ。途中の鳳来町で、初めて燃料タンクがリザーブレベルに達して、ゆっくりとエンスト。Ape100は、燃料タンクが5.5Lで、残り1.5Lでリザーブに入るので、だいたい200km弱が目安だ。山の中だったので、少々不安であったが、エンストから0.5L消費した本長篠(信長と武田勝頼が戦ったところ)で、給油することができた。午後6時過ぎには無事に岡崎帰着。走行距離は280km、これならば半日で東京までApeで行けそうだ。今日の収穫は、山道で「リーンアウト」ができるようになったこと。
いよいよ明日は問題の月曜日、餓鬼どもを監視しなければ!
オドメーター:1,050km
浜松市 佐久間ダム
梅雨入りし、毎日朝から雨が降っている。買ったApe100の本業は、土日のレジャー用ではなく、あくまで平日の通勤用である。よって、雨が降ろうが乗らなくてはならないのだが、このバイクはフロントフェンダーに問題がある。購入前からネットの情報で知ってはいたが、オフロード用途へのアピールのためかアップフェンダーであるうえにフェンダーの長さが足りず、とにかく路面の水を巻き上げまくるのだ。はっきり言ってたまらない、構造欠陥だ。社外カスタムパーツでダウンフェンダー化キットなどが売られており買おうかとも思ったが、ネットの情報ではそれでも対策としては不十分らしく、根本的にフェンダーの前部を長くしないと解決しないらしい。ホンダのApe100のそっくりバイクである、XR100モタードの純正のフロントフェンダー(Apeよりだいぶん前に長い)を取り付けると、水の巻き上げ問題は解決するらしい。XR100の部品を発注しようかな…っていうかコレ、リコールもんだろ。巻き上げた水で、視界不良になって危険である。
月曜日の餓鬼の件ですが、また疲れて寝てしまったので監視はできなかった。最近、早く寝て早朝3-4時に起きているので、ちゃんと監視できないかも。その代わりに、前輪~自転車置き場の柱、フレーム~自転車置き場の柱に2つの強力ロックをしているので、よっぽどのプロの犯行でないと持って行けないようになっていると思うが、甘いだろうか。
オドメーター:1,110km
今週末も天気がよいので、琵琶湖方面に出発。国道1号を豊明まで走り、途中で初めてハイオクを給油。何となく、レギュラーよりも籠もった感じのサウンドになったような気がするが、気のせいかもしれない。国道23号経由で四日市を超えて、国道1号の障壁である鈴鹿峠に向かう。上下線各々に別線が設けられた近代的な片側2車線の高架路で、驚くほどに拍子抜け。4速全開で車もボチボチ抜かしつつ、あっという間に滋賀県に入り、そのまま琵琶湖を目指す。途中で、天下一品でコッテリとしたブランチを頂き、守山から琵琶湖大橋(原付20円)を渡り湖西地区へ。びわ湖タワー遊園地が潰れていて、整地作業中だったのが気になる。そのまま北に向かって爆走したがったが、ノロノロ車が低速リミットしていて精神的に宜しくない。近江中庄(中学校地理の扇状地地形のモデルとして私の中では有名)、マキノなど琵琶湖北端の風光明媚な湖面風景を満喫しながらツーリング。200km弱走ったところで、給油。初ハイオクの燃費は…なんと52.4km/h!全行程ツーリングということもあるが、カタログスペックに相当する驚異的な数字である。
そこから、奥琵琶湖パークウェイ(無料)に乗り、つづら尾展望台に到着。バイクのメッカらしく、たくさんのライダーさんがおりました。私もバイク仲間が欲しい。そこから国道8号を米原に向かって進行、熱射病気味になり米原の平和堂でしばしの休憩。そのまま、何もない淡々とした関ヶ原越えをやって、岐阜・名古屋の大渋滞にムカムカしながら岡崎まで帰着。後半は至極つまらないツーリングだった。本日の走行距離、380km。
オドメーター:1,536km
長浜市 つづら尾展望台
梅雨入りするもヤバイ位に雨が降らないが、関係ないとばかりに私は今週も走りに行く。普通に足助経由で国道153号を走り、信州平谷まで快速。途中、ノロノロ車がリミットする数十台の大渋滞に巻き込まれる。法定速度くらいで直線を走り、ストレートエンドで急ブレーキをかけるという、後続車にとっては地獄のようなドライビング。しかも、自分が遅いという事を認識していないのか、登坂車線が出現しても右に寄らない。そもそも車がボコボコにへこんでいて、サイドミラーも曲がっていて機能していない。しかも恐怖の三河ナンバー!左右へのフラフラ走行で、恐ろしくて抜かせない。うかつなことをやると轢き殺される。しかし、路側帯の広いところで覚悟を決めて一気にインからオーバーテイク!ノロノロ運転手の正体は、運転席から頭がちょこんと出た婆さんであった。危険極まりないので、公安委員会さんどうにかして。
平谷村の国道沿いの以前に来た事のある蕎麦屋で、天麩羅蕎麦で昼食。信州平谷ひまわりの湯でまったり。もう少し、先の治部坂高原まで足を伸ばし、バイクでボコボコ言わせながら、蛇峠山を登山。標高1,500m近くで空気が相当薄いらしく、エイプ君死にそう。山頂までは行かなかったが、舗装路の終点近くの、馬の背という尾根(標高1,560mぐらい)まで行ってみた。遠くに平谷村の集落が見え、いい感じの場所だ。私の秘密のスポットに追加。
帰りは、稲武から段戸山中の薄暗い林道(舗装はされている)を使って作手村に抜けようと試みるが、これがつらかった。見通しの利かない、同じような景色の山道が1時間以上続き、途中でめげそうになった。ガス欠したら遭難死だなと思いつつ、必死に燃費計算したりして走る。途中、エイプに2台(独立して)すれ違った、国道ではほとんど見ることはないが、こんな深山の薄暗い林道に複数生息しているとは…ゴキブリみたいなバイクなんだな、きっと。
作手村へどうにか抜けて、いつもの勇気工房で五平餅と浅漬けを食べる。ここのはウマい。そして、田原坂を下って、岡崎へ帰る。本日の走行距離、240km。
オドメーター:1,920km
阿智村 馬の背