Photoshopは写真を加工できるフォトレタッチツールである。絵、デザイン、写真、3Dなどさまざまな表現を扱うことができる。体験版で1週間無料、無料期間後は月額980円で使用可能である。2019年5月30日時点でバージョン20.0.4である。
URL: https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html
ちなみに、アドビの他の製品であるAdobe Lightroomは写真を扱う機能に特化したものである。
新しく画像を作成してみよう。[新規作成]をクリックする。
[新規ウィンドウ]で[カスタム]をクリックし、ファイル名と幅、高さを入力し、[作成]をクリックする。
Photoshopではレイヤーごとにパーツを分けて管理すると便利である。一番下の背景用紙から、文字や効果画像などを次々と重ねていくようなイメージである。レイヤーを作成してみよう。
メニューバーの[レイヤー]から[新規]、[レイヤー]とクリックする。
レイヤーを新規作成するショートカットキーは Shift+Ctrl+N である。
[新規レイヤー]ウィンドウでレイヤー名を任意に入力し、[OK]をクリックする。
レイヤータブに新しくレイヤーが作成されたことが確認できる。
目のマークをクリックすると、レイヤーの表示/非表示を切り替えることができる。
また、背景以外のレイヤーが複数あるのであれば、レイヤーをドラッグすることで、レイヤーの順序を入れ替えることができる。
レイヤーを削除するには、削除したいレイヤーを選択した状態でメニューバーの[レイヤー]>[削除]>[レイヤー]をクリックする。または、右下のゴミ箱にレイヤーをドラッグアンドドロップするか、レイヤーを選択した状態で右下のゴミ箱をクリックすると、レイヤーを削除するか尋ねるダイアログが表示されるので[はい]を押す。
ブラシツールは描画の基本的なツールである。筆で書くような感覚で描画することができる。ツールボックスの[ブラシツール]をクリックし、線を描いてみる。
長方形選択ツールは選択範囲を決める基本的なツールである。[長方形選択ツール]をクリックし、選択したい範囲をドラッグする。Deleteキーを押すと選択部分を消去できる。
選択範囲がある状態で、ブラシツールを使うと、選択範囲のみ描画することができる。
グラデーションツールなどでも選択範囲は有効である。
選択範囲を解除する方法はCtrl+Dのショートカットキーを使用するのが簡単である。他に長方形選択ツール選択中に任意の場所をクリック、メニューバーの[選択範囲]>[選択を解除]をクリックする方法がある。
描画色はブラシやペンなどで描画するときに使用される色である。背景色は消しゴムやクリアなどで使用される色である。ツールボックスの各設定、またはカラータブで設定できる。ツールボックスでは[初期設定に戻す]、[描画色と背景色の入れ替え]、[描画色を設定]、[背景色を設定]ボタンをクリックできる。ツールボックスから色を選択するときは[カラーピッカー]ウィンドウが表示される。
色相・彩度・明度から色を選択する。色相は右側の縦棒で表示されている赤黄青といった色である。彩度は大きな四角の左右で表され、左(彩度が低い)にいくほど灰、右(高い)にいくほど鮮やかになる。明度は大きな四角の上下で表され、上(明度が高い)にいくほど明るく、下(低い)にいくほど暗く、黒くなる。
背景などに使われるグラデーション機能を使ってみよう。ツールボックスの[グラデーションツール]クリックし、始点から終点へドラッグする。始点は描画色、終点は背景色でグラデーションを行うことができる。
グラデーションは自由な形を選択して、その部分にグラデーションをかけることができたら便利である。なげなわツールを使えば自由な形を選択できる。ツールボックスから[なげなわツール]をクリックすると使用できる。
上のスクリーンショットはなげなわツールで選択したところである。描画色と背景色を変えて、グラデーションツールを選択し使用してみよう。
ツールボックスで表示されていないツールを使ってみよう。右下に三角が表示されているツール項目を右クリックすると、非表示のツール一覧が表示される。そこから表示されたツールをクリックすると、そのツールが選択され、ツールボックスに表示される。下の画像は[長方形選択ツール]を右クリックし、[楕円形選択ツール]にマウスカーソルを合わせたところである。
ツールボックスの非表示を含めた項目を一覧したのが下の画像である。アルファベットはショートカットキーである。一部「ツール」の文字を省略している。
メニューバーの[ヘルプ]>[Photoshop チュートリアル]をクリックすると、Photoshopの公式学習用動画サイトを開く。これを見れば使い方に関するイメージがつかめるだろう。