IISを使用するうえで未設定および設定ミス、環境、ファイルの未設置により、ブラウザ上でエラー画面が表示される。このページではエラー画面についてまとめる。
「HTTP エラー 403.14 - Forbidden(エラー コード 0x00000000)」はIIS設定で[アプリケーション プールの編集]の[.Net CLR バージョン]が「.Net CLR バージョン v4.0.30319」もしくは「マネージド コードなし」になっており、サイトの[サイトの編集]等の物理パスが間違っている場合に表示される。間違っているのは「物理パス」なのでそれを修正するか、フォルダのファイル配置を正しくする。
以下の、「'/' アプリケーションでサーバー エラーが発生しました。」も参照。
IISが起動していないときのNot Foundエラーである。IISの[ホーム]およびサイトが[開始]されているか確認しよう。
ファイル配置またはウェブブラウザのURIが間違っているときに発生するHTTP エラー 404.0 Not Foundエラーである。
関連リンク IISの使い方の「公開フォルダの設定」
[ISAPI または CGI の制限]の[編集拡張実行パスの実行を許可する]にチェックが入っていないときに発生するHTTP エラー 404.2 - Not Foundエラーである。エラー コード 0x800704ec
ハンドラーマッピングを設定しない状態で、batファイルにアクセスしたときに発生するHTTP エラー 404.3 Not Foundエラーである。ハンドラーマッピングを正しく設定しよう。
「HTTP エラー 500.19 - Internal Server Error」は[基本設定]([アプリケーションの設定]ウィンドウ)エラーの原因はいくつかある。
1.[接続]>[パス資格情報]の設定と、フォルダ等のアクセス許可設定で、IISアクセス不可の状態になっている。公開フォルダに対して「EveryOne」に対してアクセス権を設定してアクセスできるようにすることも可能である。関連リンク IISの使い方の「公開フォルダの設定」および「公開フォルダのセキュリティ設定」
2.[Windows の機能の有効化または無効化]で[インター ネットインフォメーション サービス]>[アプリケーション開発機能]>[ASP.NET 4.8]にチェックが入っていない場合にも出る。その場合は、チェックを入れること。
3..NET Coreなどを使用しているときにエラーコード0x8007000dが出た場合は、「.NET Core ホスティング バンドルのインストール」が必要である。
その他、https://ips.nekotype.com/4200/を参照すること。
「HTTP Error 500.31」はフォルダ配置と物理パスは合っているが、フォルダにアクセス権がない場合に表示されるエラーである。フォルダのプロパティから[セキュリティ]タブからアクセス権追加を行う。
すべてのユーザーやプロセスに許可するなら「EveryOne」を追加する。アクセス許可はデフォルトでは「読み取りと実行」、「フォルダーの内容の一覧表示」、「読み取り」が許可されるがそのままで良い。
IISの個別ワーカープロセスに許可するなら、「IIS AppPool\(サイト名)」となる。具体的には「IIS AppPool\DefaultAppPool」、「IIS AppPool\vssite」となるので、IISの[アプリケーションプール]ペインで確認する。
「Service Unavailable(HTTP Error 503 )」エラーはIIS上でサイトは開始されているが、[アプリケーション プール]においてワーカープロセス関連付けされているタスクが停止している場合に発生する。IISの[アプリケーション プール]の該当するタスクを「開始」すればエラーを解消できる。
「'/' アプリケーションでサーバー エラーが発生しました。」はIIS設定で[アプリケーション プールの編集]の[.Net CLR バージョン]が「.Net CLR バージョン v4.0.30319」となっており、サイトの[サイトの編集]等の物理パスが間違っている場合に表示される。間違っているのは「物理パス」なのでそれを修正するか、フォルダのファイル配置を正しくする。
もし、[.Net CLR バージョン]が「.Net CLR バージョン v4.0.30319」もしくは「マネージド コードなし」になっている場合は、「HTTP エラー 403.14 - Forbidden」が発生する。