日時:2025年3月22日(日)14:00 開始
会場:株式会社内田洋行 新川本社(東京都中央区新川2-4-7)ユビキタス協創広場 CANVAS
定員: 50名程度
参加費: 1000円
備考:終了後、懇親会を予定しています(20名程度)
これまでの大学リーダーシップ公開研究会では、学長のリーダーシップ、ミドル教員の役割、そしてそれらを繋ぐ教学マネジメントの構造(タテとヨコ)について議論を重ねてきました。今回はその議論をさらに深化させるべく、日本の大学改革を牽引する共愛学園前橋国際大学より、大森昭生学長、後藤さゆり副学長、村山賢哉学部長をお招きします。
「トップが掲げるビジョン」が、どのようにして学内の制度や仕組みへと落とし込まれ、カリキュラムや授業、そして学生の学びの変革へと具体化されていっているのか。トップ、副学長、学部長という異なるレイヤーのリーダーが一堂に会することで、立場による視点の違いや、改革の過程で生じた葛藤、それを乗り越えるためのトップダウンとボトムアップの往還プロセス(ダイナミズム)を立体的に可視化します。
大森学長が発信する対外的な教育ビジョンを、ミドル(副学長・学部長)はどのように解釈し、学内の具体的な制度や教育プログラムへと変換してきたのか(ビジョンの「翻訳」と浸透)、トップダウンの強力なリーダーシップに対し、現場からのミドルアップやボトムアップはどのように機能したのか。改革推進の中で生じたジレンマや壁を、組織としてどう乗り越えてきたのか(変革のダイナミズム)、既存学部で積み重ねてきた改革の知見や組織文化は、新たな「デジタル共創学部(仮称)」の設置にどう接続・展開されようとしているのか(改革の継続と展開)。一大学の事例を通して、教学マネジメントが機能する「生きたメカニズム」を体感できる貴重なセッションであるとともに、成功事例の表面的な結果だけでなく、その裏にある試行錯誤や「翻訳」のプロセスを共有し、実効性ある教学マネジメントのあり方を共に考える機会とします。
研究会終了後には懇親会も予定しています。皆様のご参加をお待ちしております。
1996年に学校法人共愛学園に入職、共愛学園前橋国際大学国際社会学部長、副学長等を経て、2016年より学長。
文部科学省や内閣官房など政府の各種委員のほか、中央教育審議会では大学分科会、同高等教育の在り方に関する特別部会(副部会長)、教育振興基本計画部会をはじめ各種委員を歴任。
地域では群馬県青少年健全育成審議会会長、群馬県教育振興基本計画策定懇談会座長、県都まえばし創生本部有識者会議座長等各種公的委員を多数務める。
群馬県総合表彰(男女共同参画分野)、群馬県男女共同参画社会づくり功労者表彰。全国の学長が注目する学長ランキング4年連続1位(『大学ランキング』)
児童教育コース教授。東京学芸大学連合大学院修了。博士(教育学)。2005年共愛学園前橋国際大学に着任。元中学校教員。専門は、教育人間学、家庭科教育学、住環境教育。人間の日常生活の事象から人間について考察し、さらにそこから教育のあり方を捉え直すための教育研究に取り組む。主な著書は『子ども・若者の自己形成空間―臨床教育人間学のまなざし―』(共著、東信堂 2011年)等著作多数。
文科省補助事業「大学教育再生加速プログラム」の責任者として教育改革推進を担当し教育成果の可視化と教育の質保証に取り組む。群馬県読書活動推進会議議長、埼玉県蕨市子ども子育て会議議長。
国際社会学部長、情報・経営コース教授。明治大学大学院商学研究科修了。博士(商学)。日本経営システム学会理事。2012年4月に共愛学園前橋国際大学に着任。2016年4月より現職。専門は人的資源管理論、情報管理論、組織論。教育面では海外でのPBL研修など、グローバル社会に対応した問題発見・解決力の育成に取り組む。主な著書は『経営情報のネットワーキング戦略と情報管理』(編著、同文舘出版)。
本研究はJSPS科研費 基盤研究(C)の助成を受けたものです(「変革を生み出すダイナミックな教学マネジメントを支える組織とミドルリーダー研究」(代表:山本啓一))
リーダーシップ研究会は、多くの方々に支えられて、これまで続けられています。ご支援いただいている皆様に深くお礼申し上げます。
大学リーダーシップ研究会事務局
事務局:京都府京都市北区紫野北花ノ坊町96 佛教大学キャンパス内(管財部:水谷俊之)
メールアドレス toshimiz@bukkyo-u.ac.jp ℡075-493-9008(施設課)