中部アフリカ研究 in Kyoto

フィールドステーション

Yaoundé FS

2008年、カメルーンで活動する大学院生・研究者のへ便宜を図るため首都ヤウンデ市内の住宅街ティンガ地区にあるアパートメントを賃借し、ASAFAS/CAASの運営する「カメルーンFS」としました。コンピュータ関連機器、ネット環境、机・椅子などを整備しており、ヤウンデでの調査や資料収集、調査地準備時の滞在、調査道具の保管、資料の整理・分析などに利用しています。

Gribé FS

2011年から実施されたFOSASプロジェクト(JST/JICAによるSATREPS)のもとで、非木材森林資源の利用に関する研究をおこなうために、カメルーン東部州グリベ村に設置されました。2016年のプロジェクト終了後はカウンターパートであるIRAD(カメルーン国立農業開発研究所)に移管されますが、IRADとCAASの協定にもとづき、ひきつづき日本人研究者も共同研究拠点として活用していく予定です。


Ndongo FS

1990年代末、佐藤弘明を中心とする研究チームが、コンゴ共和国との国境を流れるジャー川のほとり、ドンゴ村に現地素材を利用した家屋を建設しました。2002年には、ASAFASによる21 COEプログラムの一環として、この家屋を増築・拡充し、太陽光発電設備、衛星電話、コンピュータ、カヌーなどを整備して「カメルーンFS」としました。現在「カメルーンFS」としての機能はYaoundé FSに移されていますが、ひきつづいてドンゴ村周辺での調査のために活用されています。

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Andom FS

2011年から実施されたFOSASプロジェクトのもとで、森林/サバンナ境界地域におけるキャッサバを主とする農業の持続性に関する研究をおこなうために、カメルーン東部州アンドン村に設置されました。Gribé FSと同様、ひきつづき日本人研究者も共同研究拠点として活用していく予定です。また、2つのFSに採用されたエコ・フレンドリーな建築技法の普及のために、安田成文・木村亮によって現地住民が利用可能なマニュアルが作成されました。