追加
新・本地垂迹説
仏教が伝来したとき、日本の神道との間に論争が起った。そして「神とは仏の化身であって、人々を救うために仏様が神道の神となって現れた。神と仏は同じだ」という考え方が生まれた。これを本地垂迹説という。
日本の神々と一神教の神とは異なるが、宇宙のいたる所に存在する仏国土(覚者の惑星)から、ある仏が地球に来て神として生命を創造し、人類に愛を説いたとするならば、まさにこれは新たな本地垂迹説だ。あるときはユダヤ教の神として、またあるときはキリスト教の神として、そしてイスラム教やバラモン教の神ををはじめ世界中の神に本地垂迹説を発展させた新・本地垂迹説を日本から示すことはできないだろうか。命の源はDNAである事を生命科学は明らかにした。神による生命創造とはDNA合成技術の成せる業の筈だ。しかも神は自らの姿に似せて人を創造している。そして創造された人は覚醒して仏となり、覚者である仏はその智慧でDNAを合成して人を創造する。一神教の神と仏教の仏の習合は、人もが神仏と習合する。生命科学を根拠にした神仏の習合は21世紀の新・本地垂迹説となる。
UFO
観測によって宇宙には生命の存在が可能な惑星が見つかってきた。ジェイムズ・ウエッブ宇宙望遠鏡は今後数多くの生命が住む惑星を発見すると考えられる。仏教では三千大世界には至る所に仏の国土が存在すると説く。仏とは覚醒した人々のことなので、高度な科学文明に到達した数多くの惑星が存在するのだ。その科学技術は恒星間移動できる。その科学技術は地球上に命の創造を成し得た。
もし他の惑星から地球への来訪者があった場合、今の地球人類はどう反応するだろうか。私たちは映画やテレビによって、宇宙からの飛来者は侵略者エイリアンというイメージが植えつけられている。未知との遭遇が現実に起ったときには恐れを抱いて来訪者に武器を向けるだろう。たとえ来訪者が使者を遣わしても疑いの目を向けるだろう。来訪者を喜びと共に迎えることができるのは、神秘主義を排除した宇宙に向けた心の開花を説く仏教の教えしかない。
ウクライナ戦争
ロシアによって始められたウクライナ侵攻。21世紀に戦争だなんて、それは突然の事だったが、なぜプーチン大統領は鬼の心になったのか。柔道精神に理解があり、東日本大震災ではエネルギー援助をし、フランスでのノルマンディー上陸記念式典での原爆投下シーンでは胸に十字を切った。そんな指導者がなぜ鬼の心になったのか。ウクライナ戦争を止めるのは大統領の鬼の心を鎮めるしかない。それはロシアを悪とするのではなく、敬い拝む事である。そして物事には因果応報がある。米国をはじめとするNATO諸国にも仏性開花や因果応報の仏の教えを説く必要がある。宇宙思考を説く事ができるのは日本の大乗仏教にしかできない。
安倍元首相の銃撃と国葬
地球儀俯瞰の外交をした結果、元首相の訃報に世界は半旗を掲げた。これは凄い事だと思う。地球儀俯瞰外交は微々たるものでも覚醒の方向だ。しかし一方で、銃撃の原因は外国の宗教(旧統一教会)との癒着にあった。これは日本の民主主義システムに宗教が魔の手を伸ばしたのだ。駆け引きのある政治の世界。元首相の負の遺産は検証と分析をして、今の民主主義や社会のシステムの次の仕組みを考えるべきだ。国葬は世論を分断したが、死者にムチ打つ振舞いや、国葬の場で行われる反対デモは異様な状況が見られた。仏道者もデモの参加を呼び掛けたが、そこに仏の天の教えはなく、衆生と共に有った。
日本の先祖供養の慣習に付け込んだ霊感商法。あの世の話を社会に根付かせたのは伝統仏教。衆生と共に国葬反対を扇動した宗教者たち。宗教者はあの世の道や正義の道よりも人類覚醒の道に衆生を導かなければならない。元首相は仏の教えを知らない中で、国を背負って駆け引き蠢く世界を飛び回った。
日本の宗教者は、21世紀の新たな政治や社会の仕組みづくりを啓蒙する為の理念を掲げるのがよい。その理念を仮に「覚醒民主主義」と呼び、覚醒民主主義の元に行われる政治を仮に「八正道政治」と名付けたい。
極楽浄土
極楽浄土はあの世の世界の話ではない。天体望遠鏡で観測する現実宇宙に実在する。仏説阿弥陀経には次のようにある。
釈尊は突如、舎利弗に仰ったのです。ここから西方、十万億の仏の国々を過ぎゆくと、1つの世界に到る。名付けて極楽と呼ぶ。そこには阿弥陀と呼ばれる仏がおられ、今、現にそこで法を説かれている。
実在の人物であるお釈迦様は決して死後の世界から戻られたのではなく、宇宙に実在する世界を訪問し、自分が体験した極楽浄土惑星の荘厳な様子を、地球に帰還後、人々に語られずにはいられなかったのだ。よって、突然、自らその世界について語られた形となる。また、西方とは太陽が沈んで現れる星々の世界を意味する。極楽浄土は現実の宇宙に実在し、そこで阿弥陀仏は究極の生命科学によって今もなお現実に仏法を説いておられる。