②葬式仏教との決別
先祖供養
先祖供養は、死んだ人は7日間は三途の川をさ迷い、49日目に閻魔様のお裁きで来世が決まるので、地獄に落ちないように供養して極楽浄土へ導き、極楽浄土でも精進できるように一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と法要を行う。
お釈迦様がこのような先祖供養を説かれたかどうかは別にして、生活の中での仏教との関りはこのようなものだ。そして、お釈迦様の教えとは、悪い事をした人は死後に地獄という苦しみの世界へ行き、良い事をした人は死後は極楽浄土に行けるという教えだと思っていた。
仏の意味
しかし仏の正しい意味は、ネットで調べればすぐに分かる。すなわち、仏とは真実に目覚めた人を意味する。それは宇宙や命など、世の全てを知った人の事です。(下図参考)
このように仏を「死んだ人」の呼称から「覚醒した人」の呼称に広く社会が認知することが未来への仏教の第一歩となる。
あの世
あの世と言う精神の世界は存在しない。なぜなら、思考や喜怒哀楽という精神の活動は、脳という巨大なニューロンネットワークを駆け巡る電気信号だ。死はこのネットワークが機能しなくなるとき訪れ、電気信号は無くなり、精神は消滅する。あの世という場所が存在しているわけではない。