第一回目の参加者は発表者を含めて73名、そのうち43名がアンケートに感想を書いてくださいました。ほぼ全てが研究会の趣旨に賛同してくださり、次回も参加したいというものでした。以下に、一部まとめた感想を掲載します。長くて熱い文章が多かったので、まとめているうちに「このまま載せよう」となり、大半が編集していません。

1. 研究会の趣旨である‘臨床の質を高める’+‘論文を書く’というところに強く賛同します
2. すごくありがたいです。臨床的な学びもでき、且つ理論的なまとめ方もできるのですごくぜいたくな研究会だと感じました。今後がすごく楽しみです。
3. 日々の実践を洗練させて世間に投げかけることをしたいと考えていたので、こうして機会を作っていただいてありがたい
4. 行動分析学会で精神科領域の発表がもっとあればと思っていました。興味深く自分も実践を重ねたいと思っています。まだ発表はできそうにないですが実践データを重ねていつかやりたいと思いました。
5. よくある研究会とは違う視点での勉強会で勉強になるなと思いました。第2回も是非参加させていただきたいと思います。
6. Singleケースへの回帰は国際水準という言葉に勇気を頂きました。療育の分野で同様の研究会を立ち上げをしたいと考えており、大変勉強になりました。RCT等のエビデンスレベルの高い研究の成果が現場にいる子供たち、保護者、先生方に届かない要因の1つが対象の個別性に応じた効果が明確でないことだと感じており、単一事例の重要性を改めて問い直すこと、それを行動分析の強みとして発信していくことが重要なのだと学びました。大変勉強になりました。
7. 大学院で論文発表をする意義について学びましたが、本日のお話を聞き、実践を発表することは、クライエントの為になるだけでなく、周りの支援者や後の支援者の為になると改めて感じました。
8. ただ応用行動分析の事例を考えるのではなく、観察可能な行動を測定するためにはどうするか？論文にするためにどうして行く必要があるか、という観点が他の研究会にはなく面白いし、その視点で輪唱することがクライエントの為になっていくというのも重要に思った。
9. 簡単なデータでも良いので、一人一人が論文化していくとすごいインパクトになるというメッセージが印象に残りました。
10. とても強く賛同します。この研究会で事例を聞きながら将来的には自分の事例も出していきたいと思いました。
11. 事例検討や実践について、ついついやっただけで終わってしまいがちなところを研究を公表するという研究者のミッションにきちんと向き合う、取り組むことは大切だと感じました。この研究会が在ることで、日々のルーティンの中に、実践の公表シェアが含まれるようになることが、とても有難く感じます。
12. とても勉強になりました。今年はデータの取り方の勉強をしていきたいと思っており、しっかりと現場でデータを取れるようになりたいと考えております。まずとりあえずやってみたいと思います。改めて行動が大切だと感じました。
13. 単一事例研究の有効性・縦軸を明確にとる重要性を再認識できた
14. マインドフルネスやACTなど難しい話が増える一方で、本当の意味で生活を向上させたり、人生の質を上げたりする方法を身につけていきたいと思っていたのでとても勇気づけられました。
15. 3つのご発表も山本先生のお話もとても興味深かったです。データのとり方、論文にまとめる際の視点、実践、研究を共有することの社会的意義を感じ、合わせて責任を感じました。とても教育的な研究会ありがとうございました。現場に出るとこういう議論を共有する機会が乏しくなるのですが教科書では学べない貴重なお話をありがとうございます。
16. 事例について領域や対象が違っても使えそうなものが色々あり、勉強になりました。
17. 統計ではなくライフに影響を、というキーワードも非常にぐっときました。
18. とても参考になりました。地域内でもこのような研究会が立ち上がっていくといいと思います。
19. 自分には発表をしたり、論文を書くことはどこかハードルが高いことと距離をおいて聞いてしまったところがありました。今日の研究会を通じてケースをまとめる癖がついてくると、まとめ方や発表の仕方のコツが見えてくるのかなと感じたので、明日からできることとして実践したいなと思います。
20. 幻聴への介入が興味深かったです。
21. 「精神臨床あるある」の話しにとても共感しました。日頃の臨床での「これは役に立っているのか」「この人はよくなっているのか」というモヤモヤした思いも「どんな関わりも意味がある」という考えでうやむやにされがちで、延々と病院通いを続けている方に何をすれば良いのか悩む事も多いです。自らのモヤモヤを解決出来る希望が見えた様に感じ、ぜひ自らの臨床で行かせる様に学んでいきたいです。
22. 自身の実践に対し、山本先生、奥田先生からポジティヴな助言が得られるなんで、なんてうらやましい！と思いました。論文化していくポイントも新しく得られる学びでした。日々の実践の弁別刺激、そして、強化機会となる会ですね！今後も参加させていただけると嬉しいです。
23. 精神科領域の研究で、ここまで一事例の研究デザインを使った研究がないことに驚きました。認知行動療法は実践をしている先生たちの話しをきいても、尺度を取るだけで行動の記録を取っている人はものすごく少ないと思うので、研究会をきっかけにして、今後少しでも増えて行ければ良いと感じました。
24. 私は入門者レベルで、基礎的なこともまだ分からない事が多いのですが、今まで臨床の中で対応を諦めていたようなケースを思い起こしながら先生方のお話をお聞きし、もっとうまく対応出来たのではないか？どうすればよかっただろう？と考えさせられました。これから応用行動分析を学び、まずは自分のことから実践をしていきたいと思います。ありがとうございました。