コウノトリ等の大型水鳥をはじめ、多様な生きものがすむ地域づくりは、
私たち人も、荒川の営みに育まれたより豊かな自然の恵みを受け、安心して暮らせる未来につながります。
この魅力的な地域づくりの実現には、「この空にコウノトリを羽ばたかせよう」と行動する、多くの人の参加・協力が必要です。
推進協議会では、学識経験者・市民団体・鴻巣市・桶川市・北本市・吉見町・川島町・埼玉県・国土交通省が連携・協働し、
荒川流域エリアのエコロジカル・ネットワークの形成による安心して暮らせる未来に向けて、
イベントを通じた環境学習の場の提供や、関係者を一同に集めた会議の開催、賛同者を増やすための環境啓発活動や広報活動など、
アクションプランに基づく活動に取り組んでいます。
【設立趣旨・規約等】
推進協議会規約(平成29年11月16日施行、令和4年6月24日一部改定)
傍聴要領(平成29年11月16日施行)
荒川流域エリア・ワーキング規約(令和2年10月26日施行、令和6年12月27日一部改定)
ソーシャルメディア利用規約(令和6年7月10日施行)
荒川流域エコネット地域づくり推進協議会(以下「推進協議会」)の設立
●荒川流域エリア・ワーキングの設置(学識者、市民団体、自治体、河川管理者)
計3回のエリア・ワーキング会議においてアクションプランの内容・役割分担について意見交換を実施
●第2回荒川流域エコネット地域づくり推進協議会を開催
推進協議会においてアクションプランの内容を確認・承認
今後の取り組み推進に向けて期待することについて意見交換を実施
WGを年2回程度(期初・期末)開催し、当年度・次年度のプラン実行計画案を相談しながら取り組みを推進し、結果を協議会へ報告
協議会では、WGからの報告事項を受け、アクションプランの進捗状況を確認。また、必要に応じて、次年度以降の実行計画や体制の見直しなどを検討するなどし、取り組みの推進を図る。
コウノトリ、トキを指標とし、河川及び周辺地域における治水と調和した水辺環境の保全・再生によるエコロジカル・ネットワークの形成、また、それらを活用した地域振興・経済活性化を推進すること。
本取り組み目標達成に向けて、地域関係者がそれぞれ、あるいは連携・協力して行っていこうとする取り組みについて、地域関係者による意見交換のうえとりまとめたもの。
協議会関係者が、可能な範囲で、連携・協力・調整するなどして推進していくことを想定する。
5年程度で取り組み状況を確認し、成果や課題を踏まえ、必要に応じて計画を見直しながら、推進していく。
― 以下のプラン①~⑥を、推進協議会(WG)の取り組みとして関係者が連携・協力して進めます ―
関係者各自で実施している水辺の調査を、連携・協力(相互参加や技術交流等)により盛り上げます
関東エコネットで公表されているコウノトリ採餌量調査の手引きを活用するなどし、各地域の河川・農地等における統一した手法による調査実施を支援します(調査体験会の運営補助や機材の貸出し等)
関係者各自で実施している清掃活動(プラスチックごみ対策など含め)や外来種駆除対策を、連携・協力(相互参加や技術交流等)により盛り上げます
清掃時等にも活用できる外来種駆除の手引きを作成・配布するなどし、各地域の河川・農地における外来種対策を支援します
関係者各自で実施している環境学習会や自然観察会を、連携・協力(相互参加や技術交流等)により盛り上げます
本プランで挙げた指標種・シンボル種の学習・観察会の実施を支援(開催の運営補助やテキストや機材の貸出し等)します
協議会関係者が、河川や農地、里山林、公園等でこれまでに実施してきた各種取り組みを、それぞれ、引き続き推進する
関係者各自で実施している環境関連の催事や拠点等を、連携・協力(相互参加や技術交流、エリア共通カレンダーの整理等)により盛り上げます
荒川流域エコネット地域づくりの取り組みや、地域の活動・魅力に関する広報を推進(ロゴマークやPR資料の検討・作成、それらを活用した行事出展等)します
関係者各自で実施している観光振興の対策を、自然の恵みを活用して支援します
例:自然観察スポット、特産品(コウノトリのエサ資源にもなるドジョウ等)、サイクリング・ウォーキングマップ等の関連情報の収集・整理・発信、観光スポットの生態的な価値に関する情報提供、自治体同士の連携によるスタンプラリー、森林セラピー等
さまざまな場所・機会において、個人や市民団体、企業、自治体等の地域関係者間の連携促進を図ります。
例:流域情報の収集・整理・発信、交流会・発表会や人材紹介による地域関係者同士の連携・交流の促進、情報共有のためのSNS活用 等
協議会関係者がこれまでに実施してきた、環境に配慮した地域振興に関する各種取り組み(観光・商業・地域連携等)を、それぞれ、引き続き推進する
◎:実施主体、〇:連絡調整、■:連携・協力
2030年の目標年度に向けて、段階的に進め、2025年度に取り組み内容を振り返り(中間とりまとめ)、必要に応じて計画見直しを行い、荒川流域エリアのエコロジカル・ネットワークによる魅力的な地域づくりを進めていきます。