部員が3ヶ月以上を費やして完成させた鉄道模型です。予算や時間の制約もあって完成度には限界がありますが、丹精込めて作った模型ですのでどうぞごゆっくりお楽しみください。
実地で公開している模型を写真でご紹介します。
なお、画像は随時更新予定です。
レイアウトの中央付近。大きな駅を中心に華やかな市街地が広がっています。
レイアウトの左側。線路を隔てて街の向こうには長閑な景色が広がります。
向かって右側。山際を線路が通り、その下には川が流れています。
向かって奥側を走る大通り。手作り感溢れる(?)郊外の景色が広がります。
街の奥には車両基地が見えます。
模型右奥側からの視点。車両基地の向こうに広がる街。
山の上に立つ由緒正しい寺院。部長のアイデアで作ってしまいました…
桜とその後ろに立つ鉄橋、西武鉄道の黄色い電車。
鉄橋を渡る小田急1000形。
ロマンスカーをはじめ小田急の各種車両が並ぶ車両基地。
小田急のロマンスカーと西武の車両が並ぶシーンは模型ならではのものです。
入線してきたロマンスカーに乗って、これからお仕事でしょうか?
鉄研の模型の制作過程をお見せいたします。
模型の土台になるのは縦1.8m×横3.6mの大きな木製パネルです。そこにスタイロフォーム(特殊な発泡スチロール)やベニヤなどを載せて土地を嵩上げしていきます。
画像に青く写っているのがスタイロフォームとよばれる素材
山肌の基礎は工作用紙を用いて作っています
山を取り外したところ
地形の造成が終わったら、模型全体をペンキで塗装していきます。白い部分が残らないよう、何日もかけて塗装を仕上げていきます。
街の部分はグレーで塗装していきます
焦茶色に塗られた模型左奥の山
塗装が終わった後は、実際に建物や木などのストラクチャー(情景部品)を置いていきます。ちなみに、道路も工作用紙にペンキを塗って手作りしています。
少しずつ建物が増えていく街の中心部
茶色く塗った爪楊枝にライケン(草や藻を乾燥させて作った素材)をつけて木を植えていきます
情景部品が置き終われば作業は大詰めです。余っている土地に緑や茶色の粉を撒き、模型を完成させます。
リアルスティックウォーターという素材で水面を表現します
片面段ボールにパウダーを振りかけて畑を表現しています
このように、皆さんがご覧になっている模型を作るために鉄研では膨大な量の作業を行っています。
もちろん、かけた時間や模型の完成度は他の模型趣味者の足元にも及びません。
しかし、中学生が手作りした模型にも、プロのものとは違った味わいがあると思います。
筑駒生が作った鉄道模型を楽しんでいただけると幸いです。