日本文学文化学科を卒業した栗田岳さん(2024年3月卒業)が、2025年1月22日に皇居で開かれる「歌会始の儀」の入選者10人の一人として選ばれました。
栗田さんは、在学中に全日本学生・ジュニア短歌大会高校・大学専門学生の部で、文部科学大臣賞を受賞し、「東洋大学報(第273号/2024年3月発行)」でインタビューを受けています。
『高校時代に授業の中で短歌を習ったことをきっかけに、初めてコンクールに作品を提出したものが、全国大会で入賞。先生に「着眼点が良い」と褒められたことが嬉しくて、そこから短歌への関心が沸き、何か題材が転がっていないかアンテナを張る生活が始まりました。』と短歌への興味を話しました。
そして、現在は中学の教員を務めており、『中学生たちにも短歌の面白さだけではなく、日本語の素晴らしさや美しさ、その先に広がる可能性を伝えられたら良いなと思っています。』と話しています。
▼栗田さんからの感想が寄せられました。
高校2年生の頃から詠進を始めて7回目、ついに人生の「夢」であった歌会始の儀への入選を果たすことが出来ました。
入選通知をいただいた時から今までずっと、夢の中にいるような、不思議な感覚が続いています。
東洋大学での4年間の学びは、夢の実現に大きな影響を与えてくれました。在籍していた文学部日本文学文化学科における和歌の研究は、私自身の短歌創作の礎となりました。
また、卒業時に学長賞をいただけたことも、今後短歌創作を続けていく上で大きな励みとなっています。
「東洋大学現代学生百人一首」を毎年開催するなど、短歌に対する取り組みを長く続けている東洋大学で学ぶことができたことが、歌会始の儀への入選という夢に挑戦し続けられた原動力であったと感じています。
歌会始の儀当日、皇居宮殿松の間で私の歌が披講されることを想像すると、今から鳥肌が立ちます。これまで私を支えてくださった方々に感謝の思いをもちながら、歌会始の舞台に立ちたいと思います。
私に関わってくださったすべての方々、そして東洋大学でお世話になった、文学部日本文学文化学科の高柳祐子先生をはじめ関係者の方々にお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
【関連ページ】
「東洋大学報(第273号/2024年3月発行)」