叡明高等学校の生徒が白山キャンパスを訪問しました


 2024年3月12日、教育提携協定の一環として、叡明高等学校の生徒14名が東洋大学文学部を訪問し、文学部哲学科と東洋思想文化学科の模擬授業を聴講しました。まず松浦和也教授(哲学科)により「定義について」と題した講義を実施。ものごとをどこまで「定義」できるかを、ソクラテスの事例を交えながら解説されました。続いて坂井多穂子教授(東洋思想文化学科)による「唐詩入門‐李白と杜甫」を聴講し、同世代を生きた中国の二大詩人について、伝統と革新、浪漫主義と現実主義など、多様な観点から学びました。叡明高等学校の生徒からは「哲学というと敷居が高いイメージを持っていたが、身近なところにも哲学があることを学べた」「李白と杜甫が、同一モチーフで描いた作品を比較するなど、とても面白かった」などの感想がありました。その後、本校教職員による案内でキャンパスツアーがおこなわれました。東洋大学白山キャンパスは、多く生徒にとって初めての訪問でしたが、キャンパスの施設や雰囲気を肌で感じることで、将来の進路がより具体的に見えたようです。

 東洋大学文学部と叡明高等学校は、教育連携協定に基づく様々な交流を通じ、学習意欲や進路意識を高めるとともに、相互の教育体制の活性化を目指してまいります。

叡明高等学校

叡明高等学校と文学部の教育提携協定