2025年度短期海外招聘教授制度報告
2025年度短期海外招聘教授制度報告
2025年度文学部短期海外招聘教授(日本文学文化学科担当)として、イタリア・フィレンツェ大学からDiego Cucinelli准教授を招聘し、講演および学生・教員との研究交流を行った。
招聘期間中、主に日本文学文化学科の学生を対象として4回の講義を実施しました。
(1)5月15日(木)3限:比較文学文化ゼミIIA3, IIIA3において、担当教員であるソーントン教授と共同で、日本のホラー映画の代表作「リング」における復讐について講義と討論を行った。
(2)5月22日(木)4限:比較文学文化ゼミにおいて、イタリアにおける日本研究の歴史を講義、その後討論を行った。
(3)5月29日(木)4限:比較文学文化ゼミにおいて、コロナ禍を背景に、イタリアと日本における疫病と社会の関係について考察した。
(4)5月30日(金)4限:「幻の春の声—近現代日本文学における「亀鳴く」—」として、講演を行った。聴講者は170名ほどであり、教員の参加もあった。質疑応答も活発に行われ、充実した講演会となった。
5月30日の講演会後に、聴講した学科教員や学部長と交流をした。
約1ヵ月の滞在期間中、本学の学生、教員との交流を深めていただき、目的でもある国際化の推進に貢献いただいた。