2025年度文学部トップリーダープロジェクト(TLP)第3回講演会を開催しました
2025年度文学部トップリーダープロジェクト(TLP)第3回講演会を開催しました
講師:ディワーカル・アーチャールヤ氏(オックスフォード大学教授)
題目:『マハーバーラタ』哲学研究の現在
日時:2025年9月26日(金)13:00〜14:30
場所:6B15教室
主催:文学部
文学部東洋思想文化学科の学部生を対象に、現在インド哲学研究分野を国際的に主導されているディワーカル・アーチャールヤ先生に、インド哲学分野における最先端の研究分野である『マハーバーラタ』における「サナットクマーラの教え」について講演を行なっていただきました。ご講演では、従来の一般的な古典的インド哲学の通説における人間観や世界観と、アーチャールヤ先生のご研究から見えてくる古代インドの人間観や世界観の違いについて解説いただくとともに、どのようにして先行研究で見過ごされていた文献の重要性を見出すのか、また既存の研究の中でその文献をどのように位置付けるのか、といった研究の方法や進め方についてもお話ししていただきました。講義を受講した学生からは、古典インド哲学人間観や世界観、また教説において用いられている様々な物語や比喩表現について興味を抱くきっかけとなった、あるいはアーチャールヤ先生の示されている研究方法について感銘を受けた、といった感想がありました。
また本講義は、本校の協定校であるバナーラス・ヒンドゥー大学にも同時配信され、その様子が、同日に行ったToyo-BHU Research Round Table on Current Issues in Oriental Studies(大学院メインの研究座談会)とともに、9/27付で現地新聞Times of Indiaに英語版とヒンディー語版で報道されました。