2025年度文学部グローバルプロジェクト第1回講演会を開催しました
2025年度文学部グローバルプロジェクト第1回講演会を開催しました
講師:ディワーカル・アーチャールヤ氏(オックスフォード大学教授)
題目:「ネパール伝統料理教室」
日時:2025年9月24日(水)14:45〜18:00
場所:4号館観光実習室
主催:文学部
文学部の学部生を対象に、ネパールご出身のディワーカル・アーチャールヤ先生に、ネパールの伝統的な家庭料理であるレンズ豆のカレー、ジャガイモのアチャール(ジャガイモのレモン胡麻和え)、ライタ(ヨーグルトにきゅうりを加え、スパイスや塩等で味つけたもの)の調理実習を行なっていただきました。実習に先立ち、本日の料理とアーチャールヤ先生ご自身の関わりや、本日の料理で使われている食材がどのようにネパールにもたらされたのかといった歴史を解説していただきました。実習では、それぞれの素材やスパイスの味わいを最大限に活かす調理法やコツを示していただき、受講生には、3−4人のグループに分かれて実際に調理していただきました。受講生の皆さんは、真剣に取り組みながらも、時には冗談を交わしつつ和やかな雰囲気の中で調理を進め、どのグループの料理も失敗することなく、とても美味しく出来上がりました。
街中にあるインド料理店では、手の込んだ一種の「よそ行き」のインド料理が提供されることが多く、刺激的で味が濃く、嗜好性は高いものの、毎日調理するには少し面倒で、また毎食となるお腹には重い料理が多い傾向にあります。今回、アーチャールヤ先生に教えていただレシピは、限られた食材で簡単にでき、素朴な優しい味わいの家庭料理だったので、受講生にとっては南アジアの人々の普段の生活に触れるよい機会となりました。