2024年度短期海外招聘教授制度報告

2024年度文学部短期海外招聘教授（史学科担当）として、カナダ・McGill大学からアナスタシオス アナスタシアディス（Anastassios Anastassiadis）准教授を招聘し、講演および教員との研究交流を行いました。

招聘期間中、主に史学科学生を対象とした4回の講義を実施しました。

（1）10月21日（月）3限 ：Olympic Drama: How the 2024 Olympic Games opening ceremony controversy can help us understand our relation to historical time and narrative in our globalized world

（2）10月28日（月）4限：Tourism: its rise and its discontents: a Euro-Mediterranean history

（3）10月31日（木）2限：World War I and making its Data Base

（4）11月11日（月）2限：All not so quiet on the East: The new trends in World War one History and their Mediterranean aspects

全ての講義は英語で行われ、質疑応答では英語で質問する学生も少数みられました。日本語での質問には、各教員が英語に訳すなどして、コミュニケーションが円滑にとれるように工夫しました。全4回の講義に参加した学生は延べ260名でした。

また、11月12日（火）の３限に、 学部・研究科学生全員を対象とした、"The Untoward Effects of Educational Globalization: Westernaization, Modernization, and the Rise of National Educational Systems in the Eastern Mediterranean, 1850s-1930s"（「教育のグローバル化の思わぬ落とし穴——西洋化・近代化・1850〜1930年代の東地中海における国民教育制度の興隆」）と題された講演を実施しました。

講演は英語で行われ、約90名の学生が参加し、学生にとっては英語で講義を受講するという貴重な経験となりました。

約1ヵ月の滞在期間中、本学の学生、教員との交流を深めていただき、ありがとうございました。