2023年度文学部海外文化研修(台湾)を実施しました

1.実施期間 2023年9月5日~9月11日(7日間)

2.研修先 台湾(高雄・台南・台北)

3.参加者 文学部生18名 (東洋思想文化学科/日本文学文化学科/国際文化コミュニケーション学科)

4.引率教員   川田健(東洋思想文化学科 助教)、大田悦子(英米文学科 准教授)


台湾における日本マンガ・アニメ文化受容を専門とする川田助教と、英語教育学を専門とする大田准教授が事前学習と引率を担当し、18名の文学部生が参加しました。

今回の研修は、日本と深い繋がりのある台湾の歴史・社会・文化の理解を通じて、アジアの中に生きる日本が果たすべき内容について考えることを主な目的としていました。

事前学習では、参加者による台湾に関するプレゼンテーションのほか、本学非常勤講師の橋本恭子先生と、東洋経済新報社解説部記者の劉彦甫さんの二人の専門家をお招きして、

現代台湾を知るためのポイントを講義していただきました。

実地では、実質6日間で高雄・台南から台北と、南から北へ移動することで、原住民社会→オランダ統治下→清朝→日本統治時代→国民党独裁→現在の開かれた民主主義社会、という、

台湾の歴史の背景を理解することができました。台南の安平古堡や台北の故宮博物院といった、よく知られた名所のほか、タパニ(西来庵)事件記念園といった、

個人旅行では訪れるのが難しい場所も訪問しました。

さらに、台湾ジェンダー平等協会を訪問して、台湾のジェンダー平等の歩みについて講義を受けるとともに、学生との活発な質疑応答が行われました。

また、国立台北大学歴史系の山口智哉先生のご協力のもと、現地の学生との交流も行われました。

その他、台北のレストランで夕食を取っていたところ、大手ゼネコンの台北支社にお勤めの、国文学科(現:日本文学文化学科)卒業生の方と偶然隣り合わせ、

ご挨拶いただくという嬉しい出会いもありました。


文学部では、これからも様々な海外文化に触れる研修を通じて、学生の国際化に寄与して参ります。