2023年度文学部海外文化研修(イタリア)を実施しました

概要

1.実施期間   2023 年8月20日~8 月31日(12日間)

2.研 修 先   イタリア(ヴェネチア・フィレンツェ)

3.参 加 者   文学部生12名(日本文学文化学科/英米文学科/教育学科/国際文化コミュニケーション学科)

4.引率教員   ソーントン 武・アーサー 准教授(日本文学文化学科)、宮澤 優弥 講師(教育学科)


文学文化理論を専門とするソーントン准教授と教育学を専門とする宮澤講師が事前学習と引率を担当し、12名の文学部学生が参加した。

今回の研修では、ヴェネツィアとフィレンツェの二都市に絞って、観光ツアーを超えた市民の日常生活が感じ取れるようなものを目指した。(1)ヴェネツィアのサン・セルボーロ島にあるヴェネツィア国際大学(VIU)の寮に宿泊し、宿泊料節約だけでなく、ごく短いながらイタリアの学生生活の雰囲気を味わってもらった。ドゥカーレ宮殿、グッゲンハイム美術館などのお決まりの観光スポットも見学したが、ムラーノ、ブラーノでは、島の工場で職人文化に触れる機会も作った。また世界最大級の建築展示会であるヴェネツィア・ビエンナーレでは、日本館における今年度の美術展をじっくり見学した。(2)フィレンツェでは、イタリア屈指の総合大学であるフィレンツェ大学のディエゴ・クチネッリ先生と鷺山郁子先生のご協力のもと、学生交流も実り多いものだった。本学の学生は東京の都市を紹介する動画を作成・上映し、英語を用いてフィレンツェ大学の学生とやりとりを行った。その後のランチセッション及び町の散策では両大学の学生同士の自由な交流を見て取ることができた。フィレンツェでは世界を代表する美術館であるウフィツィ美術館でミケランジェロやダ・ヴィンチの作品に触れ、市外のキャンティ地区のワイナリー訪問などもして、イタリアを代表する一つの産業を見聞する機会となった。

今回の研修では、ヴェネツィアとフィレンツェの二都市に滞在することよって、イタリアの歴史・文化を学ぶだけでなく、現在のグローバル化した世界の中での日本の位置を知る一助となったと思う。


 

↑ヴェネチアの街並み

↓フィレンツェにて