講師 ： 内多勝康氏（元NHKシニアアナウンサー／現国立成育医療研究センター「もみじの家」ハウスマネジャー)
題目 ： 「言葉とコミュニケーションが医療的ケア児の未来を変える」
日時 ： 2021年11月27日（土）13：00～14：30
場所 ： 東洋大学白山キャンパス井上円了ホール
主催 ： 文学部
11月24日土曜日、井上円了ホールにて、元NHKアナウンサーで、現在は国立成育医療研究センター「もみじの家」ハウスマネジャー としてご活躍の内多勝康氏の講演会「言葉とコミュニケーションが医療的ケア児の未来を変える」を開催しました。
内多氏はNHKで25年間、ことばのプロフェショナルとしてキャリアを積んでこられました。しかし報道を続ける中で、医療的ケア児問題の深刻さを知り、自らもこの問題に力を尽くしたいと、社会福祉士の資格を取得後転職、現在は現場の最前線で活躍しておられます。内多氏の活動は、近年、新聞やテレビなどでも大きく取り上げられており、医療的ケア児問題に対する社会の関心も高まっています。
当日は、密を避けるため参加者数に制限はありましたが、文学部、社会学部、ライフデザイン学部などの学生、および教職員、約70名が参加し、内多氏の説得力のある語りに耳を傾けていました。講演会終了後も学生たちが内多氏を囲み、日本の医療や教育の問題、そして、社会人としてのキャリアをどう積んでいくかについて、質問を投げかけ、対話を続ける様子が見られました。
「異文化」とは、外国の文化のみを指すものではありません。異文化は私たちのとなりに、足下に、あるいは私たち自身の中にあります。そこに目を向け異文化を発見することで、私たちは自分自身を発見することができます。
こうしたテーマに沿って開催された、学内では久しぶりの対面での講演会でしたが、参加学生にとって実り多い時間となりました。
