12月11日(土)東洋大学トップリーダー連携教育支援プログラム
文学部第2回講演会を開催しました
講師 : 平田オリザ氏(劇作家・演出家、芸術文化観光専門職大学学長)
講師 : 平田オリザ氏(劇作家・演出家、芸術文化観光専門職大学学長)
題目 : 「わかりあえないことから 異文化理解とは何か」
日時 : 2021年12月11日(土)16:20~18:00
場所 : 東洋大学白山キャンパス8号館125記念ホール
主催 : 文学部
12月11日土曜日、125記念ホールにて、劇作家平田オリザ氏の講演会「わかりあえないことから 異文化理解とは何か」を開催しました。
日本を代表する劇作家のおひとりで、演劇理論研究でも名高い平田オリザ氏。
岸田國士戯曲賞を受賞した代表作「東京ノート」は世界15カ国で公演されています。
モンブラン国際文化賞、フランス芸術文化勲章など、海外での受賞歴も豊かな氏は、世界各国との合同公演、国際交流も活発に推進されています。
2009年から2011年までは内閣官房参与として、日本の芸術文化の振興にも尽力され、2021年には、芸術と観光に特化した学びのため日本で初めて設立された、芸術文化観光専門職大学初代学長に就任されました。
当日、東洋大学を訪問された平田オリザ氏は、まず矢口悦子学長と対談、これからの教育活動推進について意見を交わされました。
その後の講演には、文学部、国際学部、国際観光学部、社会学部、経済学部、経営学部、法学部の学生らと教職員が約80名参加、会場定員を超えた参加希望者には、オンラインでの同時配信が行われました。
講演はまさに圧巻の内容で、国と国、文化と文化の問題から、世界の中での日本の立ち位置、「会話」と「対話」の違い、コンテクストの中での言葉の真の意味をくみとることの大切さ、社会的弱者とのコミュニケーションに必要なことなど、幅広く、深く、聴衆が息をのんで聞き入る様子が伝わってきました。
講演終了後、会場からは一斉に手が上がり、学生たちが次々に鋭い質問を投げかけていました。30分の質疑時間を過ぎても、上がり続ける手と、会場の熱気が消えることはありませんでした。