【書籍の紹介】竹村牧男学長が『日本仏教 思想のあゆみ』を刊行
【書籍の紹介】竹村牧男学長が『日本仏教 思想のあゆみ』を刊行
竹村牧男学長が、『日本仏教 思想のあゆみ』(講談社学術文庫)を刊行しました。この本は、数年前に浄土宗機関誌『宗報』に4年間・48回にわたり連載された内容を、新たに文庫本として収録したものです。
日本仏教の歴史の中でも教理中心に焦点を当てた内容で、聖徳太子、南都六宗、最澄、空海、法然、源信、親鸞、一遍、栄西、道元、日蓮等を扱っています。各宗派祖師方の思想が、比較的詳しく描かれた一冊で、漢文による書き下し文の引用や仏教術語などを交えつつ、分かりやすくまとめられています。
本書の中で、著者が「仏教、とりわけ日本仏教の思想を理解していくことは、私たちの身のまわりに存在している芸術・文化の受容をより深めることになり、人生を彩り深いものにしてくれると思うのです」と述べるように、日本人の精神史の流れの一端が垣間見える内容です。ぜひ、お手に取りご一読ください。
章立ては以下のとおりです。
第一章 日本仏教概観
第二章 聖徳太子の思想
第三章 南部六宗の思想
第四章 平安仏教の思想
第五章 鎌倉新仏教の思想
■書籍名:日本仏教 思想のあゆみ
■著者名:竹村牧男
■文庫:352頁
■販売価格:本体1100円+税
■発売日:2015年3月
■出版社:講談社