大野先生がドイツの地方新聞(2019年2月27日)に写真付きで掲載されました。

 

 

新聞名は「Serbske Nowiny」(ソルブ新聞)。ソルブとはドイツに住んでいるスラブ系少数民族で、ドイツ語とソルブ語のバイリンガル地域であり、言語と文化の保護のために国から助成金をもらっている地域でもあります。したがって当該記事は、ドイツ語ではなくソルブ語で書かれおり、記事タイトルは「ソルブのメルヒェンに魅せられて」です。

以下内容の抄訳です。

 

「現在東京の大学に勤務するグリムの研究者大野寿子氏は、日本の熊本、広島、福岡にある大学でドイツ文学を学び、テュービンゲン大学、ゲッティンゲン大学にも留学している。
テュ―ビンゲン大学留学時に、ソルブの民話「真昼女」と「水の精とバイオリン弾き」をテーマとしたドイツの記念切手と出会い、ソルブ民族の文化、特に民間伝承に興味を持った。
1992年にソルブ語のサマースクールにも参加し、それ以来、ソルブの民俗学者パウル・ネドがてがけたソルブの民話をコンスタントに日本語訳している。
この度、その6シリーズ目にあたる第29番目の民話「クラバート」を和訳し、その翻訳が掲載された
『東洋大学国際文化コミュニケーション研究』創刊号を、それまでの掲載誌5冊と共に、バウツェン市のソルブ研究所にわざわざ日本から届けてくれた。」

 

下記のオンライン版「ソルブ新聞」にも掲載されています。

該当記事はこちら