スイス・ハイジ資料館「ハイディゼウム」館長が矢口学長を表敬訪問 

2024年6月4日(火)、スイス・ハイジ資料館「ハイディゼウム」館長のペーター・ビュットナー(Peter Buttner)博士とCEOのペーター・ポルツィン(Peter Polzin)氏が、矢口悦子学長を表敬訪問されました。


2023 年 5 月にユネスコ遺産「世界の記憶」(Memory of the World)に登録されたハイジ関連資料の所有組織を「ハイディゼウム財団」といいます。この財団設立前の小さなハイジ資料館「ハイディゼウム」時代より、文学部国際文化コミュニケーション学科大野寿子教授を通じて交流が始まりました。


2022年11月と2023年11月には、館長ペーター・ビュットナー氏の講演が文学部にて実施され、2023年9月の文学部ドイツスイス研修旅行では、館長のご厚意により、世界記憶遺産となった「ハイジ」の貴重な資料の閲覧が許された次第です。


2024年6月は大野教授が仲介役となり、経済学部曽田長人教授、国際観光学部の増子美穂教授およびローレンツ・ポッゲンドルフ准教授の協力を得て、ビュットナー、ポルツィン両氏の講演が、両学部で開催される運びとなりました。


ヨハンナ シュピリ作『ハイジ』が世界中に知られた経緯として、日本のアニメーション『アルプスの少女ハイジ』(1974年オンエア)の関与を度外視することはできません。いわば世界に誇る日本の映像文化にも支えられた「ハイジ」資料群の多角的価値を、東洋大学の学生を含めた日本の若い世代にももっと知ってもらいたいという熱意が、講演に先駆けて、矢口学長へと伝えられました。