【書籍紹介】高畠純夫教授著「アイネイアス『攻城論』解説・翻訳・註解」を出版しました
【書籍紹介】高畠純夫教授著「アイネイアス『攻城論』解説・翻訳・註解」を出版しました
<主要目次>
I 解 説
II 翻 訳
III 註 解
IV 補 論
V 索引 A 史 料 B 研究文献
ポリスの戦争を知るための格好の史料。徹底的研究で今、蘇る。
アイネイアスは、前4世紀の古代ギリシアに生きた人物で「戦術家」と呼ばれる。数点の軍事マニュアルを著したが、残っているのは『攻城論』のみである。 本書は、『攻城論』の翻訳と註解とを本体とし、それに解説と補論を付し、さらに索引をつけて成り立っている。わかりにくいギリシア語を本邦初訳し、テクストの指し示す地平を広く見渡せるよう註解が作られている。本書は 今後アイネイアス研究の要石の役割を果たすこととなろう。
東洋大学文学部史学科 教授
1954年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。富山医科歯科大学助教授、東洋大学文学部助教授を経て、2002年より現職。専攻は古代ギリシア史。著書に『アンティポン/アンドキデス弁論集』(訳・註解、2002年、京都大学学術出版会)、『アンティフォンとその時代』(2011年、東海大学出版会)、『古代ギリシアの思想家たち』(2014年、山川出版社)、『ペロポネソス戦争』(2015年、東洋大学出版会)