日本語教員養成プログラム<第1部学生のみ対象>
このページは2022年度以降文学部入学生が対象です。
2021年度以前文学部入学生は、入学年度の履修要覧を参照してください。
資格
このプログラムは、日本語を外国語として教授する専門技術を持つ日本語教員を養成するためのプログラムです。プログラムは、文化庁の現行の『日本語教員養成において必要とされる教育内容』ガイドラインに沿い、日本語の教授に際して必要となる知識、技能を修得させるべく組み立てられており、所定の単位を取得した学生に対し、卒業時に「東洋大学文学部日本語教員養成プログラム修了証」を授与します。この修了証は、法務省入国管理局平成28年7月22日策定の、第1条第1項第13号で求められた日本語教育に関する所定の科目を修得したことを証明するものですが、就職を保証するものではありません。
資格取得者の活動の場
日本語教員の資格取得者の勤務する場としては、海外の大学や高校、外国語学校等があります。また、国際交流基金やJICA(国際協力機構)等、日本の公的機関が海外に派遣する日本語教育の専門家として活動する道もあります。
国内では、日本語学校等の各種学校や、地方自治体、国際交流団体等の日本語教育現場が想定されます。近年は、日本で増加する外国人材の定着促進や、外国人住民との多文化共生実現のために、日本語教育の技術を持つ人材を求める企業や団体も増えており、資格を生かせる場所は広がっています。
履修上の注意
このプログラムを履修できるのは、文学部第1部の学生のみです。
プログラム修了のためには、必修科目9科目18 単位を含む、16 科目32 単位以上を履修・修得しなければなりません。
日本語教員の資格取得のためには、下記表の5領域のすべての内容を学ぶことが望ましいとされています。従って、本プログラムにおいて必修科目のない「言語と心理」の領域科目も、できるだけ履修するようにしてください。なお、推奨科目として指定された科目は、日本語教育能力検定試験の受験を考えている人や、日本語教師としての就職を考えている人にとって、学ぶべき内容を多く含んでおり、履修の必要性が高い科目です。
プログラム修了のためには、「日本語教育実習」の単位取得が不可欠ですが、同科目の履修には、下記のとおり、条件が付されています。条件をよく読み、予め修得しておくべき科目については、対象学科や学年配当に注意して、1年次から計画的に履修してください。
日本語教育実習履修条件
「 日本語教育実習」を履修するためには、必修科目のうち、「日本語教育論A」「日本語教育論B」「日本語教授法A」「日本語教授法B」「日本語教育文法」を、いずれもすでに修得済でなければなりません。
また、実習参加にあたっては、実習費(10,000 円)を所定期間に納入することが義務づけられます。なお、金額は変更になる可能性があります。
実習のスケジュール
日本語教育実習への参加資格を保有する学生に対しては、前年度の2月から3月にかけて、実習に関する情報が、Toyo-Net(ACE あるいはG)から提示されます。実習への参加を希望する学生は、これらの情報に注意してください。実習を行う場は、学内の国際教育センター、国内の日本語学校、海外の日本語教育機関のいずれかとなります。なお、受け入れ先の事情などから教育実習参加人数を制限する場合があります。詳細は、日本語教授法Bの授業にて説明します。
修得すべき科目と単位数
2022年度以降第1部入学生用