【国際交流】2024年度カリフォルニア州立大学ベーカーズフィールド校海外研修レポート
2025.03.31|MON
2025.03.31|MON
2025月2月13 日から3月6日に総合情報学部が主催するカリフォルニア州立大学ベーカーズフィールド校(CSUB)と連携した「CSUB海外研修プログラム」が実施されました。3週間にわたり、英語のスキルアップはもちろん、専門分野の知識やリーダーシップをグローバルな環境で体験的に学びました。
東洋大学ではSGU(スーパーグローバル大学事業:2014年度〜2023年度)の認定を受けて積極的な国際教育を進めてきましたが、現在はそれをさらに深化・進化させ、「単なる海外研修」「単なる語学研修」ではない、学部や研究科の特性を活かした、より専門性の高い海外プログラムの開発に取り組んでいます。
総合情報学部では、CSUBとの教育・研究連携を強化し、教員・研究者交流/学生交流を積極的に進めています。本プラグラムは、CSUBと総合情報学部とのコラボレーションによって運営されている非常に密度の「濃い」内容となっています。
1. CSUBでの多様な学び、実践的な学び
本研修プログラムは、月〜木曜の終日(朝8:00〜16:30)を通して、CSUBのAmerican Language Institute(ALI)および専門授業を受講する形式である。金曜から土日は自由活動時間となっており、参加者はディズニーランドに行ったり、ユニバーサルスタジオに行ったりと、カリフォルニア観光を満喫していました。
なお、授業自体は、TOEICスコアに応じて「Pre-Advanced」「Advanced」にクラス分けされ、レベルに合ったカリキュラムで英語力、コミュニケーション能力を伸ばします。授業以外でもCSUBの学生たちの交流会や、ランチタイムを使った地元ボランティア団体との英会話トークタイムなどが提供されます。
2. 専門分野を英語で学ぶ!選べる2コース
本プログラムの特徴は、総合情報学部の特性に合致した専門授業を履修するということ。具体的には、学生の希望に応じて、「Business course(ビジネス・リーダーシップ」、「STEM Course(理工・数理思考)」の2コースが提供されます。「Business course」では、経営・起業・公共政策などをテーマに議論や課題に取り組み、「STEM Course」では科学・工学・数学の問題解決型学習、データ分析に関して学びます。
また、単に授業を受けるだけでなく、Dr. Vernon B. Harper Jr学長や、Dr. Deborah Cours経済・公共政策学部長とのインタビュー形式の面談なども組み込んでいます。
3.リアルなアメリカ社会に“飛び込む”課外体験!
いわゆる座学授業以外にも、積極的なアクティビティが多数提供されることも、本プログラムの特徴です。
▶地元小学校でボランティア
「Ronald Reagan Elementary School」では、地元小学生への日本文化や日本語を英語でレクチャーするボランティアに参加しました。子どもたちとのふれあいながら、英語で「伝える力」を実感できる非常に貴重なプログラムです。
▶タウンツアー&オープンハウス
授業は教室だけにとどまりません。公共交通機関を使って街を巡る実践型ツアーも実施。ベーカーズフィールドの地元家庭を訪れるオープンハウスでの異文化体験しました。
▶ロッククライミング体験
毎年恒例となっているのが、ロッククライミングです。CSUB構内にあるジムにはロッククライミング設備があり、それに挑戦です。初めての人でも楽しめる、安全でエキサイティングなアクティビティです。
▶成果を形にする“最終プレゼンテーション”
3週間のプログラム最終日には、研修の成果を発表するFinal Presentationを実施します。これをクリアすると、プログラムを完了した証として「CERTIFICATE」が授与されます。
4.参加者の感想
本プログラムの参加費用は3週間のプログラム受講費だけでなく、滞在費、食費、アクティビティ、送迎などが含まれるため、非常に経済的です。また、東洋大学(特に総合情報学部)のことを熟知したCSUB講師陣によって作られているプログラムであるため、毎年非常に高い満足度になっています。
「小学校で英語で説明した時、子どもたちの笑顔が忘れられません」
「CSUBの先生に褒められて、自信がつきました」
「将来はもっと長くアメリカで学びたいと思えた」
「三週間でこれは安い」
アンケートではほぼ全員が「後輩にもオススメしたい!」と回答してくれました。2025年度の実施も決定しているので、東洋大学生はぜひ、参加を検討してください。