心理・スポーツ情報コース
コース長挨拶 湯舟英一教授 M.Phil(英語応用言語学)
心理系(公認心理師等)、心理スポーツ系(メンタルトレーニング指導士等)、スポーツ系(NSCA等)での専門性の深化およびITとの融合
心理・スポーツ情報コースでは、心理分野においては、「臨床心理学」、「心理的アセスメント」、「神経・生理心理学」などの知識を持って、公認心理師の資格取得が可能なレベルに専門性を有すること、スポーツ分野においては、「運動科学」、「スポーツダイナミクス」などの知識と「スポーツ行動心理計測」などの技能を持ち、国際的ライセンスで最も信頼が高いと言われるNSCAの資格CPTやCSCSの取得が可能なレベルの専門性を有することを目標にしています。アスリート支援では、心理学の理論に基づくメンタルトレーニングや、運動科学に基づくコンディショニング、トレーニングの手法について学ぶことができます。また、心理学の各領域について幅広く学習できるのが同コースの特徴で、カウンセリング等の心理サポートの理論・技法を身につけたい人にとっても、充実した学びの環境が整備されています。
さらに、アスリートの心理・生体データの測定および解析、データ管理・フィードバックのためのシステム構築といった経験を通じて、スポーツへのICT(情報通信技術)の活用方法について理解を深めていけるでしょう。
コースを希望する皆さんには、自分自身が興味をもつ領域の知識・スキルの習得や、専門的な資格の取得を通じて、心理学、スポーツ、データマイニングといった各領域のスペシャリストを目指してほしいと思います。
心理系資格を取得。心理学の知識と最先端の情報技術を組み合わせ、心理サポートの専門家を目指す
心理・スポーツ情報コースでは、心理の専門家を要請するための教育に力を注いでいます。アスリートを対象としたメンタルトレーニングはもちろん、カウンセリング(臨床心理学)やカラーセラピー(色彩心理学)、行動分析(行動心理学)、メンタルヘルス(健康心理学)、錯視(認知心理学)など、心理学の幅広いテーマにふれ、卒業研究のテーマ立案へとつなげることができます。心理学の基礎と応用に関する知識を身につけ、心理データの測定・解析といった情報活用の技術と組み合わせることで、より発展的な研究に取り組んでいきましょう。
特に、スポーツメンタルトレーニング指導士や心理系資格を取りたいと考えている人は、心理学関連の授業を重点的に履修することをおすすめします。大学4年間で、資格取得に必要な履修科目をカバーすることができ、卒業後のキャリアに活かせる知識とスキルが身につきます。心理学に興味のある人、将来的に心理に関わる仕事に就きたいと考えている人にとっても、心理・スポーツ情報コースは魅力的な学習環境といえるでしょう。