2025年9月18日(木)、20日(土)、21日(日)の3日間、イオンモール幕張副都心で開催された「マレーシアフェア2025」において、健康栄養学科の学生たちが参加しました。本イベントは、マレーシアの多様な食文化や生活様式を広く紹介し、異文化理解を促進することを目的として企画され、来場者にその特色や意義を伝えることを通じて、食を介した国際交流を目指しました。
健康栄養学科からは塩原准教授の指導のもと、1~4年生の学生32名(1年生10名、2年生5名、3年生13名、4年生4名)が参加しました。イベントに先立ち、学科内で試食会を行い、教員や学生を対象に12種類の料理を提供、アンケート結果を基に改良を重ね、最終的に6品をイベントで提供しました。当日は多くの来場者が足を止めて試食を楽しみ、学生に質問を投げかける姿が見られるなど、交流の場として大いに盛り上がりました。
指導にあたった塩原准教授は、「学生一人ひとりが主体的に取り組み、サンプリングやステージでの実演も大変好評」とコメントしました。さらに、マレーシア大使の来訪時は、参加した学生への質問や関心を寄せていただく場面もみられました。イオンのイベント担当者からも産学連携の取り組みとして高い評価をいただき、学生にとって大きな励みとなりました。
今回の参加を通じ、学生たちは異文化理解の重要性を体験的に学ぶことができました。さらに、実践的な活動を通じて食と栄養の専門性を社会に発信する経験を積むことができ、今後の学修や将来の進路を考える上で大きな糧となりました。
9月22日(月)、健康栄養学科では、国家試験合格に向けた支援プログラム「TOYO管理栄養士国試対策マラソン」の第3回目を開催しました。本プログラムは、国家試験という長い挑戦に臨む4年生を、教員や卒業生が、“駅伝形式”でサポートしていく取り組みです。
今回は、金教授が担当しました。前半では、学生だった頃の国試対策経験や本試験前の緊張感、そして社会人になってから感じた管理栄養士資格の大切さを語りました。また後半では、基礎栄養学を先に学んだ先輩として4年生に伝えたかったメッセージ(基礎栄養学を好きになることのすすめ)を、模擬試験の解説を交えながら伝えました。講話の中で、管理栄養士になることの意味と、キャリアデザインにおける栄養学専門家の役割、就職活動に関する経験も話し、学生たちに、国家試験対策の姿勢とこれからの基礎栄養学との向き合い方を提案しました。
講話後、「苦手意識をなくし、基礎栄養学と向き合える気がする」「基礎栄養学は好きだが、なかなか点数が伸びず悩んでいるので、諦めずにもっと頑張る」などと話す学生たちの様子から、今後の基礎栄養学の勉強では肩の力を抜いて、小さな「楽しさ」を感じながら励むことができそうだと感じました。
今後も、「TOYO管理栄養士国試対策マラソン」は定期的に開催され、学科教員が一丸となって受験生の学びと挑戦を後押ししてまいります。
次回は、松元講師に“襷”が渡され、新たな走者によるサポートが始まります。これから本番に向けて、教員と学生が一体となって走り抜ける「国試マラソン」に、ぜひご期待ください。
9月18日~21日にて、千葉県のイオンモール幕張新都心で行われる「マレーシアフェア」に、本学食環境科学部健康栄養学科の学生が参加します!
参加予定日は18日(木)、20日(土)、21日(日)の3日間を予定しています。
20日(土)14時~、21日(日)14時~からは、特設ステージにてメニューの紹介、サンプリングも行います。
ご都合付く方は、是非イオンモール幕張新都心GRANDMALL1階までお越しください。
10月24日(金) 14:45(開場14:30) より、東洋大学朝霞キャンパス 2101教室(2号館1階)において食環境科学研究科主催 食の未来研究フォーラム「鉄紺のれん」を開催いたします。
本フォーラムでは、食環境科学領域で活躍する最先端の企業人や研究者(フロンティアサイエンティスト)を招聘し、 食育・栄養・衛生・文化等様々な観点から食にまつわる最先端の議論をし情報発信を行います。
今回は国立医薬品食品衛生研究所客員研究員 畝山智香子先生をお招きし、「ほんとうの「食の安全」を考える」をテーマに、ご講演をいただきます。詳細は添付の案内をご覧ください(画像をクリックするとPDFが表示されます)。
※学外者(本学教職員・学生以外)の方は、参加にあたってお申し込みをお願いします。定員に達し次第、お申し込みを締め切らせていただきます。参加のお申し込みはこちらからお願いします。
夏休みで学校生活がなく、生活リズムや食生活が乱れがちになる小学生の児童とその保護者の皆様を対象に、朝食の大切さについて
親子で楽しく学べる食育イベントを開催しました。健康栄養学科の管理栄養士・栄養教諭を目指す2・3年生が、ゲームや講話を通じて、朝食の食事バランスの大切さについてレクチャーしました。
また参加者の皆様には、学生が作成したオリジナル食育教材とキウイフルーツをプレゼントいたしました。
本教室は日本栄養士会主催、「栄養の力でつながるプロジェクト」の協賛を得て実施いたしました。
小学3~5年生の親子、計11組の方にご来場いただき、3色食品群を使用し朝食摂取のメリットや食事バランスについて学びました。
来場者の方から「今回の食育教室に参加して、食事のことをより考えるようになりました。」「献立を考える際、今日学んだことを活かしたい。」といった好評の声をいただきました。
7月25日に1年生を対象とした演習授業の一環として、株式会社J-オイルミルズの水野 勢技世様をお呼びし、オリーブオイルの官能評価の科学と消費者の嗜好・料理との相性についての特別講演をいただきました。
当日は、4種類のオリーブオイルを参加者全員にご用意いただき、苦味、フルーティーさなどの評価体験を実施、官能評価の難しさと面白さを体験することができました。
水野様は、オリーブオイルの官能評価歴30年以上、2000年にIOC公定法に準拠したオリーブオイル風味鑑定技術を習得し、2012年には、マスターオリーブオイルソムリエ資格を取得。オリーブオイルの官能評価についての学びとともに、キャリア形成においても大変勉強になる講義でした。
参加した学生からは、「実際に4種類のオリーブオイルの匂いや味を比べてみて、甘い香りやナッツのような香り、ハーブの香りなどたくさんあって面白かったです。」や「単なる美味しい、美味しくないという主観ではなく、香りや刺激などを細かく分析する姿勢に、食品分野の専門性の高さを感じました。」などの感想が寄せられました。
参加した学生にとって、食品産業の第一線で活躍する実務者の方からお話を伺う貴重な機会となりました。
講演の実施にあたり、ご快諾くださった水野様にこの場をお借りして深く感謝申し上げます。
健康栄養学科では7月26日(土)、3年生を対象とした就職支援イベント「卒業生に聞く就職支援セミナー」を開催しました。就職活動の早期化を見据え、夏のインターンシップ前のタイミングで実施することで、学生が早期から進路を意識し、主体的に行動できるように支援することを目的としています。
本セミナーでは、病院、公務員、企業、大学院など、多岐にわたる分野で活躍する卒業生5名をお招きし、現在の仕事内容や就職活動の実体験を、パネルディスカッション形式で語っていただきました。
セミナー後には、昼食を兼ねた交流会も行われ、個別の質問や相談が飛び交う活発な場となりました。学生と卒業生が自由に交流する中で、就職活動への不安が和らぎ、自身のキャリアについて前向きに考えるきっかけとなる実り多い一日となったようです。
参加した3年生からは、「現場のリアルな声を聞くことができ、自分の将来像がより明確になった」「ESがすぐに通るわけではないと知り、少し安心した」「希望する分野の先輩と直接話せて、とても参考になった」といった声が寄せられました。
健康栄養学科では、皆さんのこれからを応援しています。悔いのないキャリアデザインを描き、実りある人生を切り拓いてください。
7月11日(金)、RDC管理栄養士センターより講師をお招きし、健康栄養学科の4年生を対象に「第40回管理栄養士国家試験対策ガイダンス-国試合格法(傾向と対策)」の特別講演会を開催しました。
講演会では、受験生がつまずきやすい問題の解説に加え、国家試験の出題傾向や効果的な勉強方法について、非常に丁寧で分かりやすいご説明をいただきました。講師が模擬試験作成会社のご担当者ということもあり、模擬試験の意義や具体的な活用方法についても詳しくお話しいただき、学生にとって非常に実践的かつ有益な内容となりました。また、講義全体を通して学生のやる気を引き出すような言葉が多く、多くの学生が励まされ、自信を持って国家試験に取り組もうという意欲を高めた様子でした。
本学科では今後も、学生の学習意欲を高め、継続的な勉強習慣を身につけられるような取り組みを積極的に展開し、すべての受験生が国家試験に合格できるよう支援してまいります。
6月30日(月)および7月7日(月)に、埼玉県食品安全課の管理栄養士などの職員の方々を講師としてお迎えし、健康栄養学科2年生を対象に「食の安全体験教室」を開催しました。
食中毒予防の三原則は「つけない」「ふやさない」「やっつける」の3つですが、今回の体験教室では「つけない」に焦点を当て、手洗いおよび二次汚染に関する体験型実験が行われました。衛生的な手洗いは、安全・安心な食を提供する調理従事者にとって最も基本かつ重要な操作であり、正しく実施しなければ、汚れや一過性の手指微生物、ウイルスなどを十分に除去することはできません。今回の体験教室では、蛍光物質を用いることで、どのような手洗いが効果的かを目視で確認し、正しい手洗いの重要性を学びました。加えて、汚染された物に触れた後にどのように二次汚染が広がるかについても、同様に蛍光物質を使って確認しました。
今回の体験教室での経験は、衛生的な手洗いを意識的に行う必要性や、二次汚染を防ぐための知識の重要性を深く理解する貴重な機会となりました。受講生は、これまで以上に安全で安心な食を提供する意識を高めることができました。また、行政で働く管理栄養士を志す学生にとっては、対象者を想定したプレゼンテーションの構成や話し方、実験の設計などに関しても、大いに参考になったことと思います。こうした気づきや学びが、今後の学生の成長を一層促進するものと期待されます。
加えて、食品衛生の「7S」(整理、整頓、清掃、洗浄、殺菌、習慣づけ〈躾〉、清潔)においては、「整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌」の実践を「習慣づけ〈躾〉」ることによって、持続的な「清潔」が達成されます。管理栄養士は、この「習慣づけ〈躾〉」を指導する立場としても重要な役割を担っています。
本学科では今後も、知識の習得にとどまらず、このような体験を通じた学びの機会を積極的に設け、自信をもって指導ができる管理栄養士の育成を目指してまいります。
6月13日(金)16時30分より、食環境科学部教員・学生・職員が参加するFD研修会を開催しました。
アンケートを基に下記のとおりまとめましたのでご報告致します。
参加人数 16人
(修士学生5名,4年生2人,2年生4名,1年生5名,教員5名,事務職員4名)
2025年度食環境科学部主催FD研修会は、学年や学科を越えて学生が対話し、互いの経験や悩みに触れ合うことで、大学生活の意味を捉え直す貴重な場となった。
特に、大学院生から語られる実体験には説得力があり、学部生にとっては進路、資格、語学、学び方など、自らの選択を考えるヒントとなった。安心して本音を語り合える雰囲気の中、「自分にもできる」と感じた学生も多く、単なる交流ではなく自律的な学びを後押しする構造があった。縦の関係性は心理的な支えにもなっており、情報の過不足を補い合う場としても機能した。今後、学生の多様な興味関心を起点とするテーマ設定や、対話の構造化を進めることで、さらに意義の深い研修会へと発展することが期待される。
本研修会は、大学教育の実践として高い価値を持ち、継続的な実施が望まれる。
アンケート回答回収分(10名分)
開催報告の詳細はこちらからご確認ください。
7月4日(金)、健康栄養学科の4年生向けに、食品表示に関する特別講演会を開催しました。今回は、消費者庁食品表示課の正木陽子様と小山内春陽様を講師にお迎えし、「食品表示法に基づく食品表示制度について」の題でご講演いただきました。
「食品表示」は、私たち消費者にとって食品の安全・安心を確保し、必要な栄養成分を比較・判断するための重要な情報源です。また、本学科の学生にとっては、卒業後に食品関連企業などで業務として食品表示を作成する可能性があることから、実務に直結する大切な知識です。今回の特別講演会では、食品表示の概要に関する講義だけでなく、〇✕クイズや、様々な原材料や組成表をもとに食品表示を作成する演習形式の実習も行われました。
受講者からは、「実際に手を動かして作成したことで理解が深まった」「アレルゲン表示など最新の情報を得ることができてよかった」といった感想に加え、「授業で学んだ知識が実際の制度にどう活かされているかがよくわかった」「今後の就職活動にも役立てたい」といった前向きな声が寄せられ、知識と実践を結びつける貴重な機会となりました。
また、講演会後には七夕イベントとして、国家試験に向けた意気込みなどを短冊に書いて竹のポスターに貼り、国家試験対策室に展示しました。
今後も本学科では、今回のような実務と直結した学びの機会を継続的に設けることで、実践力と専門性を兼ね備えた管理栄養士の育成を目指してまいります。
6月20日(金)、健康栄養学科では、国家試験合格を目指す支援プログラム「TOYO管理栄養士国試マラソン」における教員リレーの第2回イベントを開催しました。本プログラムは、国家試験という長い挑戦に臨む4年生を、教員や卒業生が“駅伝形式”でサポートしていく取り組みです。
今回の第2走者を務めたのは、細谷孝博准教授。第2回学内模擬試験の終了後に実施した今回は、本学科を卒業し、大学院に在籍している先輩4名をパネリストとして迎え、パネルディスカッション形式で国家試験本番までの勉強法や生活との両立、モチベーション維持の工夫などについて語っていただきました。
「どの時期にどのような勉強を進めていたか」「どのような参考書やアプリなど使っていたか」「不安をどう乗り越えたか」など、リアルな体験談が共有され、参加した4年生は今後の学習計画を具体的にイメージするきっかけを得た様子でした。
セミナー終了後には、パネリストの先輩たちとのアットホームな交流会も行われ、学生たちは直接質問や相談をしながら、距離の近い対話を通じて貴重な学びの時間を過ごしていました。
「TOYO管理栄養士国試マラソン」は、今後も続きます。次回は9月以降の開催を予定しており、教員が"襷"をつなぎながら、受験生一人ひとりのゴールに向けて、引き続き力強く伴走してまいります。
6月6日(金)に「フードデータ分析基礎演習I」の授業で、学生13名が秋葉原にある田中電気株式会社ショールームを訪問し、最新のXR技術を体験しました。防災に関するVR(仮想現実)体験や、複数人で協力して機械を組み立てるMR(複合現実)体験を行ったほか、XRコンテンツ制作企業の方からXR技術の最新動向や今後の見通しなどについてお話をうかがいました。
参加した学生からは、「VRで地震や水害などの災害を体験し、映像や音がとてもリアルで、改めて地震や火災などの恐ろしさを実感することができ、防災への意識を高めることができました」、「VRの仕組みについてもっと知りたいと思いました」、「VRコンテンツを実際に作っている人と会うことができ、めったにない経験ができてよかったです」といった感想がありました。
今回の体験会を企画・運営していただいた株式会社理経および田中電気株式会社の皆様に感謝いたします。
体験会の様子
6月6日(金)に「フードデータ分析基礎演習Ⅰ」の授業で、学生13名が「Uber Japan 株式会社」を見学し、同社の事業概要とともに、現在の課題や将来についてご説明いただきました。事業のきっかけやアイディア、その後の展開過程、さらには世界各国での実態やそこでの問題など、多岐にわたる内容を学習しました。
質疑の時間では学生が積極的に質問をし、最先端の企業の実態を間近でみることができてよかったなどの感想が寄せられ、非常に有意義な見学会となりました。
ご案内・ご説明くださったUber Japan 株式会社の方に感謝致します。
見学会の様子
6月6日(金)に「フードデータ分析基礎演習Ⅰ」の授業で、学生42名が「明治なるほどファクトリー坂戸(埼玉県坂戸市)」を工場見学しました。見学では明治の歴史や食へのこだわり、チョコレートの主原料であるカカオ豆の産地や加工工程、チョコレートの健康効果や栄養価などについて説明があり、学生たちは興味深く耳を傾けていました。また、明治ミルクチョコレートやアポロの製造ラインを間近に見学することで現場で働く従業員の作業姿勢や品質管理の工夫など食品製造の裏側にある多くの努力を学ぶことができました。
見学会に参加した学生からは、「今回の見学で、食と社会とのつながりを考える良い機会となった。」、「普段何気なく食べているチョコレートが手間と技術の積み重ねで作られていると知り、今後はより大切に味わいたいと思った。 」、「チョコレート生産の背景としてカカオ豆の生産者の努力が紹介され、普段の消費行動が多くの人々の生活とつながっていることを実感した。」、「食品に対する安全や品質管理の大切さを学ぶことができた。」などの感想がありました。
ご案内・ご説明くださった明治なるほどファクトリー坂戸の皆様に感謝致します。
見学会の様子
「フードデータ分析基礎演習Ⅰ」の授業で、6月6日(金)に東京シティ青果株式会社の方々から豊洲市場青果棟内のご案内、および卸売業の実務などについてご説明いただきました。見学会では実際に商品や施設をみながら、商品の規格やサイズ、旬の時期や出荷元・出荷先、取扱商品の種類と歴史、せりなどの取引方法、設置ディスプレイの情報、実施されるイベントなど、多岐にわたる内容を学習しました。質疑の時間には学生から数多くの質問が出るなど、双方向のアクティブな見学会となりました。
見学会には学生11名が参加しました。参加者からは、「流通の現場を間近でみることができてよかった」、「食の未来について考えるいいきっかけになりました」、「生産者と消費者の間に立つ市場の役割の大きさを実感しました」などの感想がありました。
ご案内・ご説明くださった東京シティ青果の皆様に感謝いたします。
見学会の様子
フードデータサイエンス学科の2年次必修科目「フードデータ分析実習」で、長野県富士見町の農産物直売所の現状と課題についてのヒアリング調査に行きました。
訪問にご協力いただきましたA・コープファーマーズ富士見店様、道の駅信州蔦木宿様では、農業生産者の方々との交流や販売努力により、出荷登録する生産者の確保に努めていらっしゃいました。
また、消費者にできるだけ安心な農産物をお届けするため、消費者には見えない裏方の作業として、栽培日誌・栽培記録を確認されるなどの地道な取組みも学ばせていただきました。
課題として、野菜が少なくなる冬場の農産物の確保や、直売所で販売する農産物の価格設定について、生産者の収入確保と消費者にとっての値ごろ感の両立といった難しい問題があることも学びました。
5月9日、健康栄養学科では、国家試験合格を目指す支援プログラム「TOYO管理栄養士国試マラソン」における教員リレーの第1回講演会を開催しました。
本プログラムは、国家試験という長い道のりに挑む4年生を、教員が駅伝形式でサポートする取り組みです。全10回の模擬試験を“中継所”に見立て、各回に教員が講話やアドバイスを行います。
初回となる今回は、藤澤准教授が担当し、これまでの本学学生の模試成績や国家試験合格率の推移について、データを交えて詳しく解説しました。さらに、合格者と不合格者に見られる得点傾向の違いや、受験者アンケートから明らかになった効果的な学習方法、アルバイトやサークル活動を行っていた期間などが紹介され、学生たちは今後の学習方針を明確にする手がかりを得ていました。
説明会後の学生からは、「自分の現在地とやるべきことが具体的に見えてきた」「先輩のリアルな声がとても参考になった」といった前向きな反応が多く見られ、国家試験に向けた意識の高まりがうかがえました。
今後も「TOYO管理栄養士国試マラソン」における教員リレーは定期的に開催され、学科教員が一丸となって、受験生の学びと挑戦を力強く支えてまいります。次回は細谷准教授へ“襷”が渡され、新たなサポートが行われる予定です。
健康栄養学科では、3年生を対象とした学科独自の就職支援セミナーを開催しています。今年度は、就職活動の早期化に対応するため、例年より早い5月に実施しました。これは、夏のインターンシップへの準備や、早期からの行動の重要性を認識してもらうことを目的としたものです。
自由参加形式での実施でしたが、80名もの学生が参加し、就職活動への関心の高さがうかがえました。
当日は、株式会社マイナビより講師をお招きし、管理栄養士・栄養士を中心とした職種に関する就職活動の進め方や、マイナビサイトを活用した企業・職種の検索方法などについてご講演いただきました。
セミナー前には、「就職活動の進め方が分からない」「キャリアや進路の方向性が定まらない」「エントリーシートの書き方が不安」といった声も多く見られましたが、セミナー後のアンケートでは、「不安が和らいだ」「早めに行動を起こしたいと思えた」といった前向きな感想が数多く寄せられました。
本セミナーは、就職活動の全体像を掴むきっかけとなり、学生たちが自らのキャリアについて考えを深める良い機会となったようです。
2025年3月2日(日)に実施された第39回管理栄養士国家試験の試験結果が、厚生労働省より、2025年3月28日(金)に発表されました。
東洋大学食環境科学部健康栄養学科では、受験希望者全員である83名が試験を受験し、66名が合格しました(合格率79.5%)。
全国の管理栄養士養成課程(新卒)の合格率は、80.1%です。合格した皆さま、おめでとうございます。
1月17日(金)に太田市立旭小学校において、井上広子研究室(栄養教育学研究室)の学生(修士課程2年・竹内美稀,学部4年・柳澤理絵,澤中紫之丞,須藤加恵,塚田帆乃夏,矢口寧々,山根翠優,手塚麻尋,学部3年・佐々木紀和,廣沢有音)と古河美咲助手,岡田果純助手が高橋東生教授同行のもと「食育出前講座・大学生と小学生の食育」を行いました。
6年生の児童や教職員の皆様を対象に咀嚼の有用性の紙芝居や学生によるロールプレイ、体験型の学習としてフードモデルを用いた食事の評価や野菜摂取量の客観的評価、旬の食材の釣りゲーム等、児童と大学生が触れ合いながら、楽しい食育講座を展開しました。
児童からは「とても楽しい時間でした。これから食事の大切さを考えながら食事をします」「残さず給食を食べます」「野菜をもっと食べるよう努力します」といったコメントが寄せられ、参観された教員や保護者の方々からも「次年度も行って欲しい」等のありがたいお言葉を頂戴し、大好評で講座を終えることができました。
実施風景
東洋大学朝霞キャンパス学食「Umart!」にて、食環境科学部が取り組むTOYO FOOD Lab(学食プロジェクト)は、2024年度の活動報告会を実施しました。本報告会では、Umart!の概要や活動内容、東洋大学の研究室や学外とのコラボレーションについて紹介し、1年間を通じて学生が学んだことや成長したことを報告しました。
学長や食環境科学部の学部長はじめ先生方から活動に対する期待や今後の発展に向けた貴重なお言葉をいただき、来年度の活動への励みになりました。来年度もさらに進化した充実した活動を目指し、全力で取り組んでまいります。
学生発表の様子
会場の様子
白山キャンパスから中継を繋ぎ、矢口学長と多田副学長から講評と今後の活動に対する激励も頂きました。
本報告会へは学長、副学長、食環境科学部の先生方、学生など約50人の参加がありました。
「フードデータ分析基礎演習」の最終授業回で、研究報告会が実施されました。それぞれのゼミで複数の研究グループが発表を行い、合計で24の研究が報告されました。
学生は、実際にアンケート調査や介入実験を行うなど多様な方法でデータを収集し、他の授業科目で学習した食の知識や統計解析の手法を駆使することで、得られた結果に対して独自に考察を行い、消費者や生産者などに対して提案を行いました。
教員による審査の結果、「ゲノム編集食品と遺伝子組み換え食品に関する消費者の意識」、「果物の需要増大に影響を与える方策について」の2つの報告が優秀賞を、「健康強調表示における意思決定と行動」、「Webアンケート調査に基づく食品ロスの要因分析」の2つの報告が最優秀賞を受賞しました。
学生発表の様子
表彰学生
食環境科学部が取り組むTOYO FOOD LAB(学食プロジェクト)が埼玉県立越谷総合技術高等学校の食物調理科と連携し、「高校生のまごころランチ」をUmart!にて提供しました。
SDGsや地域の食材などを意識しながら高校生が思いを込めて考案した料理を、大学生のプロジェクトメンバーとともに完成させて3日間の限定販売を行いました。3日間とも高校生が来校して大学生と一緒に販売ブースに立ち、1日限定60食のランチは連日完売となりました。
「2024年度実務研修報告会」が2024年11月1日(金)に朝霞キャンパス2101教室で開催されました。「実務研修」は生命科学部、食環境科学部の2・3年生を対象とした、単位認定される正課の科目です。研修先は企業、公的試験研究機関などで、夏季休暇中の1~2週間を実習期間として職業研修を行っています。
研修では、①講義と実社会との関連を理解し、大学での授業では接することのできない産業界の現状を知る、②現場における技術体験を通して、社会における物事の考え方を習得する、②経歴、年齢、職務等の異なった人々と業務を共にすることを通して、約束や時間を守る大切さ、礼儀、人間関係を学ぶ、などの実践を目指しています。研修に参加することが、自己の職業適性や将来設計について考える機会となり、ひいては学生の主体的な職業選択、高い職業意識の醸成につながると期待されます。
今年度の実務研修は以下の11法人が受入先となり、学生20名が参加しました。研修報告会では、参加学生が研修の目的、研修内容、成果などについてスライド資料を用いて説明しました。当日は4つの事業所の受入担当者が対面あるいはオンラインで参加し、コメントや質問をお寄せくださいました。
研修にご協力いただいた受入先法人、関係各位に厚く御礼申し上げます。
<研修受入先(五十音順)>
株式会社イートアンドフーズ(大阪王将)
株式会社佐藤農園
株式会社ダイキアクシス
株式会社ヌースフィット
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ステムセルバイオテクノロジー研究グループ
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 QST病院 重粒子線治療研究部
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 高崎量子技術基盤研究所 環境耐性遺伝子プロジェクト
埼玉県農業技術研究センター久喜試験場
生活クラブ生活協同組合(埼玉)
中央化学株式会社
以上
※写真は掲載予定です。
厚生労働省成田空港検疫所の伊関子龍氏(食環境科学部健康栄養学科卒)を外部講師として招聘し、食品衛生監視員の業務内容について詳細に講演していただいた。また、食品衛生監視員を目指す学生に向けて、公務員試験のスケジュールや倍率、学生時代の勉強方法についてもお話しいただいた。学生たちにとって具体的な目標やキャリア形成への良い刺激となる内容であった。
2年生配当科目「食品科学特別講義」内で開催した。
受講者は25名で、多くの受講者から、今後の進路選択の参考になったとのコメントが寄せられた。
2024年春、東洋大学生命科学部・食環境科学部・理工学部生体医工学科が新しくなりました。
これからの生活様式を踏まえた教育研究に関する施設設備を充実させ、「生命(いのち)と食」に関する総合的な教育研究拠点に生まれ変わりました。
移転及び改組をいたしました「生命科学部」および「食環境科学部」が公開講座を開催します。地域の皆様向けにサイエンスを身近に感じていただけるよう分かりやすく講演いたします。
ぜひ、この機会に東洋大学新朝霞キャンパスに足をお運びください。
講座の参加費は無料です。事前に本学ホームページからお申し込みをお願いします。
【詳細】
2024年10月26日(土)11:00-12:00 東洋大学朝霞キャンパス2号館1階 2101教室
テーマ「種の中をのぞいてみよう~新しく見つかった種子の大きさを決定するしくみ~」
講師:生命科学部生物資源学科 教授 梅原三貴久、ケンタッキー大学 准教授 河島友和氏
概要:種子研究最前線
海外で植物の種子研究に至るまでとこれからについて講演いたします。
種子は植物の繁殖において重要であるだけでなく、私たちの食糧供給にも欠かせない存在です。
近年の気候変動や世界人口の増加を背景に、種子研究の重要性はこれまで以上に高まっています。
私が種子研究の道に進んだ経緯を辿りながら、現在の種子研究の状況についてお話しさせていただきます。
【詳細】
2024年11月23日(土)11:00-12:00 東洋大学朝霞キャンパス2号館1階 2101教室
テーマ「フードデータサイエンスって何?」
講師: 食環境科学部フードデータサイエンス学科 准教授 竹田 麻里
概要: 今年度に新設されたフードデータサイエンス学科では、身近な食を支える仕組み「フードシステム」の観点から、世界的にも注目されているデータサイエンスを活用した持続的な社会の仕組みづくりに貢献しようとしています。
ポイントカードや飲食業界のARなど、身近な活用例も取り上げながら、「フードデータサイエンス」の面白さを感じてみませんか?
● 開催当日の学生食堂は営業しておりませんのでご注意ください。
● 駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用願います。
【参加のお申し込みフォームはこちら】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdlNUwnR9hG4vyprGb-X6I-oceJ3Fy1Fb0KKGXJsromGyQhBw/viewform
問い合わせ先
東洋大学朝霞事務課
代表番号:048-468-6311
フードデータサイエンス学科学生18名が教員の引率のもと、「フードデータ分析基礎演習Ⅱ」の授業の一環として、カップヌードルミュージアム(神奈川県横浜市)を訪問しました。
「インスタントラーメンキューブ」、「百福シアター」、「マイカップヌードルファクトリー」などの専用の施設内で、日本におけるカップラーメンの歴史、生産方法、流通、およびの起業家精神や開発精神などについて学習しました。
参加した学生からは、「戦後食料不足の中インスタント麺を作って食料不足を解消したいという精神が、起業につながったことを学ぶ貴重な機会になった。」、「偶然が重なってできているが、その偶然を見逃さず何度も失敗しながら製品ができることを学んだ」、「安藤百福が90代で宇宙食用のラーメンの開発に熱中したのはすごい」などの感想がありました。
また、マイカップヌードルファクトリーでは皆で和気あいあいとモノづくりをすることで、ゼミの良い交流になったとの意見もありました。
健康栄養学科4年生を対象に、管理栄養士国家試験に向けた国試対策セミナーをパネルディスカッション形式で実施しました。今回担当してくれたパネリストは、本学科を卒業した大学院生(食環境科学研究科)の4名です。国試までの勉強方法についての実体験やアドバイスを語っていただきました。当日は、秋学期が始まった日でもありましたので、この日から勉強モードに入る開幕宣言をしました。
本セミナーは、対面およびoVice(健康栄養学科のバーチャル空間を活用したイベント会場)のハイブリッドで開催しました。参加した4年生は、実際に国試を経験した先輩の話を聞き、これから試験までの勉強方法について、イメージできるようになりました。セミナーの最後には、先輩から受験生へ、気持ちのこもったお菓子が配られました。受験生の皆さんには、これからの勉強を頑張って、合格を勝ち取ってもらいたいと思います。
健康栄養学科3年生を対象に、学科独自の就職支援セミナーを開催しました。第一部では、株式会社マイナビの方に、管理栄養士・栄養士を中心とした就職活動について、また、マイナビサイトを活用した職種検索などをお話いただきました。第二部では、病院、保健所、企業、大学院で活躍している5名の卒業生から、仕事内容、やりがいや苦労、また、学生の時の就職活動についてパネルディスカッション形式でお話いただき、最後に参加者へアドバイスをいただきました。
本セミナーは、対面およびoVice(健康栄養学科のバーチャル空間を活用したイベント会場)のハイブリッドで開催し、多くの学生が参加しました。第一部、第二部を通して、これからの就職活動のイメージができ、さらに、自身のこれからのキャリアについて考える良い機会となったようです。
セミナー終了後は、参加者が卒業生のところに行き、様々な質問やアドバイスを受けておりました。本セミナーにご協力をいただいた卒業生の皆さま、ありがとうございました。
食環境科学部の3学科の学生と教員による高校生対象の実験講座を実施しました。「糖」をテーマに、カップケーキの調理実験、各種糖の水への溶けやすさを比較する実験、糖の栄養学的意義を学び甘味度の違いを体験する活動などを行いました。
また、おいしさを評価する官能評価室やVR体験などを通して、食環境科学部での食に関わる多様な学びを体験して頂きました。
参加者からは「糖がどのような働きをするかを科学的に知ることが出来たり、糖の種類など健康面的な事柄も学ぶことが出来、いい勉強になりました。」「新しい知識をたくさん得ることができ、実験をしてより理解を深めることができました。とても楽しかったです。」などの感想が寄せられました。
「フードデータ分析基礎演習Ⅰ」の授業で、データサイエンティストの実務やその魅力について、(株)Rejouiの吉田綾恵様にご講演いただきました。Q&Aのアプリケーションを用いながらリアルタイムに学生からの質問やコメントを受け付け、データサイエンティストに対するニーズや大学生活、卒業論文など多岐にわたるトピックについて双方向でアクティブな講演会となりました。
講演に参加したフードデータサイエンス学科の学生14名からは、「講演を聞き、データサイエンティストのイメージの幅が広がりました」、「実際にどのようなプロセスを行っているのか、どのような働き方があるのかを知ることができ、データサイエンティストへのイメージがより具体的になりました」などの感想が上がりました。
ご講演くださった吉田綾恵様をはじめ、(株)Rejouiの皆様に感謝致します。
フードデータサイエンス学科の1年生が「社会調査法I」の授業でアンケート調査を実施しました。「社会調査法I」では、社会調査の歴史や種類、方法などを学んだ上で、最後に各学生がGoogle Formsを使って食に関するアンケート調査を実施します。
調査にあたっては、学生自ら仮説を立て、分析に必要なデータがどのようなものかを考えた上で、質問文と選択肢の適切な表現を検討する必要があります。また、本調査を行う前に事前調査を実施し、調査票に問題がないかどうか十分に検討しました。
参加した学生からは、「自分でもアンケート調査ができることを知り、感激しました」、「データを収集するために、いろいろな人と話すことができてよかった」、「これからの自分に役に立つことだと思うので良い経験になりました」といった感想が上がりました。
仮説設定、データ収集、統計分析、レポート作成というフードデータサイエンス分析の一連の流れを体験的に学習できる内容で、今後の学習のモチベーションにもなったのではないかと思います。
フードデータサイエンス学科学生19名が教員の引率のもと、「フードデータ分析基礎演習Ⅰ」の授業の一環として、明治なるほどファクトリー坂戸(埼玉県坂戸市)を訪問しました。
「ホール」では、明治の歴史や、カカオ産地の分布や生産方法、持続可能な原料生産のための取組、乳酸菌研究の現在について学び、普段見ることのない「カカオマス」をまじかに見せていただきました。
そのあと、「ブラジルのカカオ農園をイメージした見学通路」、「明治ミルクチョコレートとツインクルチョコレートの製造ライン」、「アポロ見学ライン」などの専用の施設内で、チョコレートが食されるようになった歴史、生産ラインの詳細な説明、パッケージに込められたメッセージやマーケティングについて学習しました。
参加した学生からは、「日本全国で販売されているアポロのすべてが坂戸工場でつくられており、検品では空港の手荷物検査と同じ機械が用いられるほか、集中力を保つために30分経つと別の業務と交代する徹底がなされていることに驚いた」、「食材の調達から加工までを一貫して知ることができて勉強になった」などの感想がありました。
ご説明、ご案内くださった坂戸工場の皆様に感謝申し上げます。
フードデータサイエンス学科の学生14名が教員引率のもと、「フードデータ分析基礎演習Ⅰ」の授業の一環として、キユーピーのマヨテラス(東京都調布市仙川町)を訪問しました。
「キユーピーギャラリー」、「マヨネーズドーム」、「ファクトリーウォーク」などの専用の施設内で、日本におけるマヨネーズ販売の歴史、生産方法、流通およびキューピーのマーケティングとその工夫などについて学習しました。
参加した学生からは、「マヨネーズがスペイン発祥であることや、宇宙食になっていたことを知れて今日の見学会は貴重な機会になった。」、「多くのことを学べて、とても良い機会だった。またこのような体験をしたいと思った。」などの感想がありました。
ご説明、ご案内くださったマヨテラスのスタッフの方々に感謝致します。
トビタテ!留学JAPANの第16期派遣留学生として、健康栄養学科を卒業した山口愛梨さん(現食環境科学研究科博士前期課程1年生)が選出されました。山口さんが掲げる本留学のコンセプトは、「穀類で世界をつなごう」です。プラントベースの開発が進む欧米に1年間留学する予定です。
文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」では、意欲と能力ある全ての日本の大学生や高校生が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的に、これまで多くの若者が世界に挑み、グローバル人材として成長を遂げています。第16期派遣留学生に決定した山口さんは、1年間かけて欧米に渡り、各国・各地域の食技術や食文化に触れ、プラントベースに関する知識や現状を学ぶ予定です。
以下、山口さんへのインタビューです。
Q1.なぜ、トビタテ!留学JAPANに挑戦しようとしたのですか?
高校生の時にも留学の経験があり、大学では自らの専門領域である「食」について海外で追求してみたいと考えていたとき、トビタテ!留学JAPANに出会いました。この留学制度は自由に留学計画を立てることができるので、今の私にしかできない留学が実現可能だと思い挑戦を決めました。
Q2.トビタテ!留学JAPANの派遣留学生に選ばれてどう思いましたか?
素直に嬉しかったです。倍率も高く、選考で出会った派遣候補生たちに終始圧倒されていました。しかし、東洋大学国際教育センターの方を初め、研究室のメンバーや教員に支えていただきながら、自分自身で考えた留学プランをブラッシュアップすることができたことが採択につながったのだと思います。また、自分の描いた理想はこの留学制度でないと実現しないという強い思いも持ちながら選考に挑んだのも大きいと思っています。
Q3.1年間の留学の計画を教えてください。
私の留学テーマは「穀類×プラントベース」です。主にプラントベース先進国であるEUとアメリカを拠点に、国を移動しながら留学をします。語学学校で英語での対話力を向上させ、企業、レストランでインターンを経験します。最終的な目標は、海外で大きく発展し続けるプラントベースの実情を学び、将来日本の食文化に還元していくことです。
※プラントベース:Plant(植物)とBased(由来)を組み合わせて作られた言葉で、植物由来のものを積極的に取り入れる考え方。
Q4.最後に、これから留学を目指そうと思っている学生へ一言お願いします。
今、少しでも留学を考えているなら、まずは誰かに話をしてみて下さい。私もダメ元で話した一言で話が広がり、今の今まで来ました。あなたがやりたいことの実現を手助けしてくれる仲間は必ずいます。まずは、自らの思いを言葉にしてみてください。
これからの「食」について、日本と世界の橋渡し役として、山口さんがグローバルに活躍できる人材に成長することを期待しています。1年間頑張ってきてください。
写真:決定通知を手に採択報告をする山口さん
フードデータサイエンス学科学生18名が教員の引率のもと、オンデマンド受講期間を活用して、中央区日本橋兜町の東京証券取引所を訪問しました。「東証Arrows」内にある各種イベントスペースで、専門スタッフの方から、廃止されて久しい「立ち合い」(証券会社の担当者が立会場に立って、身振り手振りで売買処理を行うこと)の様子や、現在の株取引についての説明を受けました。また、講義では分かりやすい資料をもとに、株式の仕組みや企業の上場に関して学習しました。
参加した学生からは、「東京証券取引所は最新のシステムにより公正で信頼出来る市場を提供しており、株取引の監視や企業の上場時の審査なども行っていることが学べて、とても良い体験をすることが出来ました」といったような感想がありました。
説明や講義をしていただいた東京証券取引所金融リテラシーサポート部の担当者の方々に感謝致します。
2024年3月3日(日)に実施された第38回管理栄養士国家試験の試験結果が、厚生労働省より、2024年3月29日(金)14時に発表されました。
東洋大学食環境科学部健康栄養学科では、受験希望者全員である86名が試験を受験し、72名が合格しました(合格率83.7%)。
全国の管理栄養士養成課程(新卒)の合格率は、80.4%です。
合格した皆さま、おめでとうございます。
2024年3月3日(日)第38回管理栄養士国家試験が実施され、健康栄養学科の4年生が試験に挑みました。
健康栄養学科では3月4日(月)、これまで頑張ってきた学生に向けて、お疲れ様会を開催しました。国試を成しとげ、達成感に満ちた学生が多く、各教員から学生へ労いのメッセージを伝えました。
管理栄養士国家試験の合格発表は、2024年3月29日(金)です。
2024年2月7日に開催された農と食の展示・商談会2024埼玉県農商工連携フェアに、健康栄養学科の学生および教員の研究成果を参考にした埼玉県産モリンガパウダーを添加したモリンガ食パンを出展しました。
埼玉県所沢地方で生産されたモリンガパウダーは、他の産地のものと比較して緑色が濃い特徴があります。今回、一般社団法人埼玉県モリンガ協会より供与いただき、栄養価および抗酸化作用が向上した食パンを調製しました。
埼玉県産モリンガパウダーを添加した食パンの開発は、調理科学研究室(郡山研究室)、モリンガ入り食パンの機能性評価は、食品機能学研究室(細谷研究室)が担当しました。
来場者の方々には、研究内容のチラシと実食をしていただき、「柔らかく美味しい」など好評でした。
青森県りんご対策協議会が主催するオリジナルアップルパイレシピコンテストに、応用栄養学実習Ⅰの受講生(主に健康栄養学科2年生)と健康栄養学科助手が参加しました。喫食者のライフステージや栄養を考えることは必須とし、その他にも群馬県の特産であるうどんやすき焼きを活用したレシピ、青森県にちなんだ鮪の形をしたアップルパイまで、多種多様なアイデアを出し合い、アップルパイの作製を楽しみました。
今年度は、大学賞を頂くことができました。
食材を生産している地域の方々と連携を取りながら、健康や栄養について考える良い機会となりました。
板倉キャンパス2307教室にて、2年生配当科目「食品科学特別講義」内で開催した。
岡谷酸素株式会社の羽場清明さん(生命科学部食環境科学科2013.3卒)を外部講師として招聘し、現職に就くまでの就職活動の経緯と現在の仕事の内容等を講演していただいた。
受講者は約100名で、多くの受講者から、今後の進路選択の参考になったとのコメントが寄せられた。
2023年11月4日の雷祭にて、「リケジョ、リケダンの将来像を描こう‐ダイバーシティ&インクルージョンの視点から‐」というイベントを開催し、食環境科学科からは、3名の卒業生(根本有里香さん、関大河さん、雲田結衣さん)、健康栄養学科では、2名の卒業生(和田巧さん、斎藤浩光さん)にご講演をしていただきました。
登壇していただいた4名の卒業生には、現在の職場での仕事内容、仕事の厳しさ、楽しさ、社会人としての責任等々についてお話いただきました。
また、講演終了後にも在学生対象にブースを開き、個別の就職相談会を行っていただきました。
ダイバーシティ&インクルージョンの視点から、在学生が卒業後の将来を描く手がかりとなる大変良い企画となりました。
2023年11月4日、健康栄養学科発足10周年にあたり、同窓会(健栄会)発足記念イベントを開催しました。当日は、雷祭でのありがとう板倉キャンパスのイベントも同時開催し、多くの卒業生・修了生、退職教員が足を運んでくれました。イベントでは、社会で活躍する卒業生・修了生によるパネルディスカッションを行い、板倉キャンパスでの思い出、今後の管理栄養士や健康栄養学科に期待することについて、お話をいいただきました。多くの思い出と大きな期待を持って、板倉キャンパスを卒業し、朝霞キャンパスに学びの場を移すことになります。卒業生・修了生の皆さま、健栄会に入会いただき、今後の健康栄養を応援していただければ幸いです。
本イベントのチラシはこちらです。
本イベントでは、高橋学科長の挨拶に始まり、4名の卒業生・修了生(米井さん、高砂さん、菊池さん、武井さん)をパネリストに迎え、ファシリテーターの井上教授がパネルディスカッションを進めました。板倉キャンパスで学び、過ごした写真が出てきた時は、懐かしむ声が聞こえました。また、朝霞キャンパスでの決意を表明し、辻教授による閉会の挨拶でイベントを終了しました。多くのご参加いただいた方に、感謝申し上げます。
また本イベントでも使用したバーチャルコミュニケーションの場oViceも立ち上がりました。在校生から卒業生まで自由に使用できるスペースがございますので、ご活用いただければと思います。今後も、このようなイベントを、oViceを用いて開催する予定です。
2023.09.28|Thu 【食環境科学部】特設サイトを立ち上げました。
板倉キャンパス2307教室にて、2年生配当科目「食品科学特別講義」内で開催した。
株式会社イートアンドフーズの三條千里(食環境科学部食環境科学科2018.3卒)さんと株式会社ギンビスの脇坂卓実(生命科学研究科修士課程2017.3修了)さんを外部講師として招聘し、現職に就くまでの就職活動の経緯と現在の仕事の内容等を講演していただいた。
受講者は約100名で、多くの受講者から、今後の進路選択の参考になったとのコメントが寄せられた。