各研究科研究指導概要
生命科学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
論文題目に基づいた授業科目の履修指導を受ける。
研究計画を立案し、調査、実験等の研究手法を修得する。
2セメスタ
研究関連分野の研究活動の状況等に関する調査を行う。
到達目標の達成状況に応じて、研究計画の確認や見直しを行う。
入学から1年を経過した時点で、中間研究発表会を経験することにより、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を養う。
3セメスタ
研究テーマに基づいて調査、実験を行い、研究方法の妥当性を検証しつつ、研究精度を高める。
国内外の学会発表、論文投稿等、研究成果の発表に積極的に取り組めるよう指導を受ける。
4セメスタ
修士学位論文の骨子について検討する。
修士学位論文をまとめる。
2.中間研究発表会の概要と要件等
博士前期課程に在籍する学生は、2セメスタ終了時または3セメスタ開始時に各専攻が主催する中間研究発表会において、研究テーマに関連した研究課題や研究方法およびこれまでの研究成果についてプレゼンテーションをしなければならない。
※発表形式等は開催時にその都度案内をする。
3.修士学位論文等の作成要領
<修士学位論文>
原則として下記項目を記載すること。
表 紙:修了年度、論文題目・副題、研究科・専攻・課程、学籍番号・氏名
内表紙:論文題目・副題、研究科・専攻・氏名
目 次:章のタイトルおよびページを記載
本 文:研究目的、実験方法、結果および考察、総括(まとめ)、参考文献、謝辞など
※製本は、製本は、ソフトカバー付き簡易製本で行うこと。ただし、レバーファイルでの仮提出も可とする。詳細は別途案内する。
<修士学位論文要旨>
原則として下記項目を記載すること。
論文題目、学籍番号・氏名、指導教員名、研究目的、実験方法、結果および考察、参考文献など
※なお、図表を挿入する場合は、所定のページ内に収まるようにすること。
<特定課題研究論文>
詳細は朝霞事務課窓口まで問い合わせること。
4.博士前期課程の修了要件
本課程に2年以上在籍し、30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、中間研究発表会で適切な評価を受け、生命科学研究科の目的に応じ「修士学位論文」あるいは「特定課題研究論文」の審査および最終試験に合格した者に修士の学位を授与する。
1)修士学位論文提出要件
本研究科の定める修了に必要な単位を修得済みまたは修得見込みであること。
本研究科の定める研究指導を受け、学位論文提出について主副指導教員の同意を得ていること。
本研究科の定める中間研究発表を行っていること。
学位論文題目を本研究科の定める期間内に申請していること。
ただし、以下の項目を全て満たす者については、短期修了予定者として修士学位論文を提出することができる。
必修科目すべてを含み30単位以上を修得済みまたは修得見込みであって、修得済みの科目については、評価がすべて A あるいは S である者。ただし、単位認定した単位「T」は認定前の成績に戻して評価する。
修士学位論文に関連する分野で、第1著者として発表した査読付き論文(日本語でも可)が1報以上あること(別刷あるいは掲載決定通知書を添付すること)。
主指導教員の推薦のある者。
※なお、1年で短期修了する場合は中間研究発表を免除する。
2)修士学位論文審査基準
提出要件と合わせてこちらを確認すること。
3)特定課題研究論文提出要件
上記、修士学位論文に対するものに準じるが、詳細は主指導教員まで問い合わせること。
4)特定課題研究論文審査基準
広い視野に立って生命科学の精深な学識を身につけ、持続可能な社会を構築するために求められる卓越した能力を培ったことを伺わせる水準であること。ただし、論文の分量は、通常の修士学位論文に求められる分量に満たないものであることを妨げない。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
希望する研究分野に基づいて指導教員を決定する。
研究課題の決定と、研究計画の立案について指導を受ける。
2セメスタ
自らの問題意識に基づいて、研究関連分野の先行研究等に関する調査を行う。
到達目標を踏まえた仮説の設定、予備実験、調査等を実施する。
中間研究発表会を経験することにより、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を養う。
3セメスタ~4セメスタ
研究課題に関するデータ収集と解析を行い、進捗状況について指導教員の確認・指導を受ける。
中間報告会を経験することにより、高度なプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を養う。
5セメスタ
研究課題に関するデータおよび研究方法の妥当性に関する指導を受け、研究精度を高める。
国内外の学会発表、学術誌への論文投稿等、研究成果の発表を積極的に行うための指導を受ける。
6セメスタ
博士学位論文(甲)の全体構成について検討する。
博士学位論文をまとめる。
2.各研究発表会および研究報告書の概要と発表の要件等
<中間研究発表会>
博士後期課程に在籍する学生は、2セメスタ終了時または3セメスタ開始時に各専攻が主催する中間研究発表会において、研究テーマに関連した研究課題や研究方法およびこれまでの研究成果についてプレゼンテーションをしなければならない。
※発表形式等は開催時にその都度案内をする。
<中間報告会>
また、博士後期課程に在籍する学生は、3セメスタ終了時に各専攻が主催する中間報告会において、研究テーマに関連した研究課題や研究方法およびこれまでの研究成果についてプレゼンテーションをしなければならない。
※発表形式等は開催時にその都度案内をする。
<博士後期課程研究報告書>
博士後期課程在学者は、原則として、2、4、6セメスタ終了時に博士後期課程研究報告書を提出しなければならない。
3.博士学位論文等の作成要領
配布される博士学位論文(甲)提出要領を参考にすること。
4.博士後期課程の修了要件
博士学位論文提出要件
【生命科学専攻】
〇課程博士(甲論文)
以下をすべて満たす者。
①原著論文が1 報以上あること(掲載決定通知でも可)。少なくとも1 報は、論文の査読が厳格になされている英文学術雑誌に第1著者として掲載されているfull paper相当のものであること。他大学において博士前期(修士)課程を修了後、本研究科の博士後期課程に入学した者については、博士後期課程において発表した上記基準を満たす原著論文が1 報以上あること。なお、過去に学位取得のために使用した原著論文を使用することはできない。連名者がある場合には、別に定める承諾書の提出が必要である。
【生体医工学専攻】
〇課程博士(甲論文)
以下をすべて満たす者。
①論文(学会誌などの査読のあるもの)が2編以上あること。上記2編のうち、少なくとも1編は筆頭著者でなくてはならず、また英語論文が1編以上を含まれていなくてはならない。
※過去に学位取得のために使用した原著論文を使用することはできない。
※連名者がある場合には、別に定める承諾書の提出が必要である。
※上記学術論文が既に出版されている場合は、別刷1部を添付すること。掲載決定の段階である場合は、通知の事実を示す資料(メール、書簡等)を添付し、刊行後は、遅滞なく別刷を提出すること。
博士学位論文審査基準
別に定める生命科学研究科課程博士学位論文審査基準に基づく。
食環境科学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
論文題目に合わせ、授業科目の履修指導を受ける。
各セメスタでの自らの到達目標を含めた研究計画を立案し、調査、実験等の研究方法論を修得する。
2セメスタ
自らの問題意識に基づいて研究関連分野の研究活動の状況等に関する調査を行う。
到達目標を踏まえた達成状況に応じて、研究計画の確認や見直しを行う。
入学から1年を経過した時点で、中間研究発表会を経験することにより、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を養う。
3セメスタ
確定した研究テーマに基づいて調査、実験を行い、研究方法の妥当性を検証しつつ、研究精度を高め、それらを論文にまとめるための方法論を修得する。
国内外での学会発表、論文投稿等、研究成果の発表を積極的に取り組めるよう指導を受ける。
1・2セメスタでの研究成果を修士学位論文のアウトラインとしてまとめ、修正や追加研究を行う。
4セメスタ
修士論文アウトラインについて検討し精度を高め、修士学位論文として完成させる。
※原則として、いずれかのセメスタにおいて海外研修もしくはそれに準ずる活動を行い、研究科の認定をうけること。
2.中間研究発表会の概要と要件等
博士前期課程の学生は、1年2セメスタ終了時に中間研究発表会において、研究テーマに関連した研究課題や研究方法およびこれまでの研究成果についてプレゼンテーションを行わなければならない。学年等の如何を問わず聴講することが可能なので、博士前期課程在籍者は積極的に参加すること。
3.修士学位論文等の作成要領
1)修士学位論文
下記項目を記載(但し、項目は原則に準じて自由。
表 紙:修了年度、論文題目・副題、研究科・専攻・課程、学籍番号・氏名
内表紙:論文題目・副題、研究科・専攻・氏名
目 次:章のタイトル及びページを記載
本 文:研究目的、実験方法、結果および考察、総括(まとめ)、参考文献、謝辞
※製本は、ソフトカバー付き簡易製本で行うこと。ただし、レバーファイルでの仮提出も可とする。詳細は別途案内する。
2)修士研究論文要旨の作成要領
原則として下記項目を記載すること
研究課題、指導教員名・学籍番号・氏名、研究目的、実験方法、結果および考察、参考文献等
※図表が必要な場合は、所定のページ内に収まるように挿入すること。
●修了および学位授与の要件
本課程に2年以上在籍し、30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、中間研究発表で適切な評価を受け、食環境科学研究科の目的に応じ「修士学位論文」の審査および最終試験に合格した者に修士の学位を授与する。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
各研究分野における博士論文作成につながる研究を提案し、それに必要な基本事項や、研究動向、文献調査等を行い、プレゼンテーションを行う。指導教員は、研究を具体化するためのスケジュール作成、研究実施に必要な実験、研究手法等について指導を行う。
2セメスタ
設定した研究テーマに基づき更に文献の収集や調査、輪読を深め、実験についてはプランを精査し、実験体制の整備と実験を開始する。
3セメスタ
引続き文献の収集、調査、精読を行う。実験で得られたデータ結果について文献や論文調査により明確にする。
研究のための実験内容に修正や追加実験が必要となった場合は指導教員の指示により実験内容やスケジュールの調整を行う。
4セメスタ
これまでの実験等から得られた知識を分析し研究結果としてとりまとめて、学会等に投稿する準備を行う。また、投稿論文や博士論文にまとめることを視野に入れて、研究結果を補足する研究スケジュールを新たに立案し、実行する。
5セメスタ
これまでの研究の進捗状況を確認し研究成果をまとめ論文執筆を開始する。4セメスタまでの研究結果の取りまとめを行う。とりまとめた研究結果の新規性等を考慮し、学術雑誌への論文投稿と掲載できるように指導を受ける。
6セメスタ
研究成果の分析を進めると共に査読付き学術論文の受理、博士学位論文の完成、期限内に提出をする。
2.研究発表会の概要と発表の要件等
<中間研究発表会>
博士後期課程の学生は、2セメスタ終了時に中間研究発表会において、研究テーマに関連した研究課題や研究方法およびこれまでの研究成果についてプレゼンテーションをしなければならない。毎年おおむね3月または9月の適当な時期にポスター発表の形式で行う。その形式は英語を使用言語とし、A1判2枚以内とする。発表日の前日より所定の場所に掲示し、誰でも自由に閲覧可能な状態にする。
前期課程在籍者は、学年等の如何を問わず報告を聞くことが可能であり、積極的に参加することが望ましい。
また、博士後期課程の学生は、4セメスタ終了時に中間研究発表会において、毎年おおむね2月または8月の適当な時期に口頭発表の形式で行う。使用言語は問わない。聴講は大学院以上の学生に限る。
※発表形式等は変更となる場合がある。その都度案内を確認すること。
<博士後期課程研究報告書>
博士後期課程在学者は、原則として、2、4、6セメスタ終了時に博士後期課程研究報告書を提出しなければならない。
3.博士学位論文等の作成要領
配布される博士学位論文(甲)提出要領を参考にすること。
4.博士後期課程の修了要件
博士学位論文提出要件
【食環境科学専攻】
〇課程博士(甲論文)
以下をすべて満たす者。
1.博士後期課程在籍中に、査読のある原則英文の学術誌に、筆頭著者として掲載された当該領域の論文を1報以上有すること(掲載決定済みも可)。
2.中間報告会で報告をおこなっていること。
※過去に学位取得のために使用した原著論文を使用することはできない。
※連名者がある場合には、別に定める承諾書の提出が必要である。
※上記学術論文が既に出版されている場合は、別刷1部を添付すること。掲載決定の段階である場合は、通知の事実を示す資料(メール、書簡等)を添付し、刊行後は、遅滞なく別刷を提出すること。
博士学位論文審査基準
別に定める生命科学研究科課程博士学位論文審査基準に基づく。