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1.善悪の判断、自律、自由と責任
低学年
低学年
よいことと悪いこととの区別をし、よいと思うことを進んで行うこと。
よいことと悪いこととの区別をし、よいと思うことを進んで行うこと。
低学年においても、してよいことと悪いことの区別は、多くの児童ができています。しかし、それは親や教師など周りにいる大人に指導された他律的な知識として理解しているものです。
指導に当たっては、するとよいことやしてはいけないことについて、その理由を考えたり、やがてもたらされる結果を想像したりし、それを通して悪を退けて善を行おうとすることの大切さを自分事として理解できるようにします。そして、よいと思うことを進んで行おうとする道徳性を育てます。
中学年
中学年
正しいと判断したことは、自信をもって行うこと。
正しいと判断したことは、自信をもって行うこと。
中学年になると、友達との関係が強まり、互いに影響し合うようになります。そのため、いけないことと分かっていても、周りにいる友達との関係を大切にするあまりに、誤った行動をとることが起きてしまいますが、誤った行動は自分に返ってきます。
教材にある事例を基に、正しいかどうかの判断をし、正しいと判断したことは自信をもって行い、正しくないと判断したことは行わないようにすることの大切さを深く理解して、正しいと判断したことは勇気をもって行おうとする実践意欲や態度を育てます。
高学年
高学年
自由を大切にし、自律的に判断し、責任のある行動をすること。
自由を大切にし、自律的に判断し、責任のある行動をすること。
高学年になると、自分なりに考えて行動しようとする傾向が強まります。しかし、自由と自分勝手は違います。自分の判断や行動には責任が伴います。まず、このことを理解することが大切です。また、日常の生活では、目の前の状況が複数の道徳的価値に関わり、二項対立的でどう判断すべきか迷うことも起きます。
様々な状況について自分で考え、自ら責任ある行動をとることができるように、道徳的諸価値の理解を深めて多面的・多角的に考える判断力を育てます。