TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>1.自主、自律、自由と責任
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中学生の段階では、周囲を気にして他人の言動に左右されてしまうこともありますが、学年が上がるにつれて、自我に目覚め、自主的に考え、行動することができるようになります。また、自由を求める気持ちが強くなり、これまで従っていた規範や今までの自分の価値観を捉え直そうとする時期でもあります。しかし、自由の意味を履き違えて、自分自身の行為が自分や他者にどのような影響を与えるかということを深く考えずに、無責任な言動をとってしまうこともあります。
そこで、指導に当たっては、自己の気高さに気付かせ、何が正しく、何が誤りであるかを自ら判断して望ましい行動をとれるようにすることが大切です。さらに、話し合いの中でこうした判断をする場面を設けるなどして、善悪の判断の基準となる多面的なものの見方や考え方を身に付けることの重要性に気付かせるとともに行為の動機の純粋さだけでなく、その行為が及ぼす結果についても深く考えられるようにすることが必要です。また、日常生活においても、自らを律し、自分や社会に対して常に誠実であることを心掛け、人間としての誇りをもった責任ある行動がとれるように指導することが求められます。
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