TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>11.公正、公平、社会正義
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中学生の時期には、自己中心的な考え方や偏った見方をしてしまうことがあります。そのため、他者に対して不公平な態度をとったり、周囲で不公正なことがあっても、多数の意見に同調したり傍観したりするだけで、制止することができなかったりすることがあります。一方で、学年が上がるにつれて、社会の在り方について目を向け始め、現実の社会に存在する矛盾や葛藤、差別や偏見といった問題にも気付き、考えようとするようになります。
そこで、指導に当たっては、自己中心的な考え方から脱却して、社会との関わりや社会の中における自分の立場に目を向け、社会をよりよくしていこうとする気持ちを大切にできるようにする必要があります。その際、自分と同様に他者も尊重し、誰に対しても分け隔てなく接し続けようとする態度が重要になります。また、不正なことを見て見ぬふりをしたり、避けて通ったりするのではなく、同調圧力に流されずに自分の意志を強くもって、不正を憎み、不正な言動をはっきりと否定できるような、たくましい態度を育むように指導することも大切です。
さらに、この世の中から、あらゆる差別や偏見をなくすように努力するとともに、望ましい社会の理想を掲げ、正義が通り、公平で公正な社会の実現に積極的に努めるように指導する必要があります。
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