TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>21.感動、畏敬の念
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中学生の時期には、自然の美しさや芸術、品格のある気高い人間の生き方に触れることを通して、豊かな感受性が育ってきます。さらに、美的な情操が豊かになり、自然や人間の力を超えたものに対して美しさや神秘さを感じ、それによって心が癒やされることに気付くようにもなります。
そこで、指導に当たっては、体験活動等における、自然の織りなす美しい風景や優れた芸術作品などの美しいものとの出会いを振り返らせるとともに、そこでの感動や畏怖の念、不思議に思ったことなどを想起させて、人間と自然、あるいは美しいものとの関わりを多面的・多角的に捉えさせることが大切です。
畏敬は、非日常的な体験を通して初めて自覚されることが多いともいわれます。例えば、小さな子供が昆虫の命を奪ってしまったときに感じる恐ろしさと同時に抱く失われた命への憧憬など、これまでの経験を想起させ、畏敬の念について話し合わせることで、人間理解に基づいた畏敬の念について深く考えることができます。
さらに、心の奥深さや清らかさを描いた文学作品等の気高いものとの出会いを振り返り、有限な人間の力を超えたものを謙虚に受け止める心を育てることも求められます。
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