TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>6.思いやり、感謝
TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>6.思いやり、感謝
中学生の時期には、自立心の強まりとともに、日々の生活の中で自己を支えてくれている多くの人の善意や支えに気付くことができるようになってきます。一方で、家族などの身近な人に対して、時には疎ましく感じたり、感謝の気持ちを素直に伝えることの難しさを感じたりすることがあります。特に、自分自身の存在に深く関わることになると言葉や行動としてうまく思いやりや感謝の気持ちを表現できないことがあります。
そこで、指導に当たっては、単に思いやりの大切さに気付かせるだけでなく、根本において自分も他者も、共にかけがえのない存在であるということをしっかり自覚させることが大切です。そして、思いやりや感謝の気持ちを言葉にして素直に伝えようとする心が、結果として自分と他者との心の絆をより強くするということへの気付きにつながるようにします。
もっとも、相手の重荷にならないようにという配慮がなされた思いやりに気付くことは決して容易なことではありません。それゆえに、日常生活や学校行事等を通じて互いに支え合う経験を積みながら、温かい人間愛の精神に基づく体験の機会を生かし、人間として生きることに喜びを見いださせるとともに、思いやりと感謝の心を育てていく工夫が必要となります。
<関連ページ>