TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>8.友情、信頼
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中学生の時期には、心から分かり合える友達を求めるようになる一方で、自分が傷つくことを恐れて相手に合わせすぎたり、最初から相手との距離を置いたりすることもあります。また、性差がはっきりとしてくるこの時期には、異性への関心が強くなるとともに、意識的に異性を避けたり、興味本位の情報や間違った理解から問題が生じたりすることもあります。
そこで、指導に当たっては、友情は互いの信頼の上に成り立つ、人間として最も豊かな人間関係であること、互いの個性を認め、相手への尊敬と幸せを願う思いが大切であることを理解させる必要があります。友達を信頼することは、相手を疑う余地なくその友達の人間性に賭けることでもあります。人間として互いを尊敬し高め合い、悩みや葛藤を克服することで、さらに深い友情を築いていくことにつながります。
そのため、自ら友情を大切にし、育てようとすることのよさや、友情が人生においていかに尊いものであるかを実感できるように指導することが大切です。同時に相手の内面的なよさや、相手の成長を心から願って互いに励まし合い、忠告し合える信頼関係のよさにも目を向けさせることが望まれます。さらに、異性であっても、相手のものの見方や考え方を理解するなど、友情を築き、共に成長しようとする姿勢が求められます。これは異性に対する姿勢を見直すきっかけにもなります。
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