(多根総合病院初期研修医)
皆様,はじめまして。26期の皿田君からバトンを受け取りました,24期卒業生の杉本篤史と申します。ほんの6年前ですが,SSHのTAとして彼らに指導していたことを懐かしく思います。
私はこの春に大阪大学医学部医学科を卒業し,現在は京セラドーム大阪に隣接する多根総合病院にて勤務しております。初期臨床研修医としてそれなりに忙しい日々ですが,休みの日には,大学でプレーしていたラグビーのレフリーに呼んでもらうこともあります。来年2019年にはラグビーワールドカップ日本大会が開催され,花園ラグビー場やノエビアスタジアム神戸でも世界トップレベルの試合が行われます。是非,お近くのラグビー好きな方と,できればスタジアムでご観戦ください。
話が逸れましたね。医学生は,大学生活を終え,医師国家試験に合格した後,2年間の初期臨床研修を行います。ここでは,内科・外科・救急をはじめとする様々な診療科をローテートし,各科の基本をオールラウンドに学びます。その後,自分の専攻する診療科を決め,専門医を目指すという人が多いようです。私はいま初期の初期にいるわけで、10年目でやっと一人前と言われるこの業界,道のりはまだまだ長いなあ…と思う今日このごろです。
各種報道でご存知のように,(医療の領域では,)2025年問題(団塊の世代が75歳を超える)に加え,2040年問題(団塊ジュニア世代が65歳を超え,高齢者人口が最大となる)が声高に叫ばれるようになってきました。一方で,少子化は歯止めがきかず,既存の年金・医療・介護等の社会保障制度は,このままでは今後立ち行かなくなるでしょう。日本をより良い国にするためにも,SSH・SGHを始めとする様々な取り組みを行う西大和学園で学んだ卒業生の皆さまが,これからの国の制度づくりをリードするような仕事で活躍されることを願っております。
さて,リレーのバトンは, バスケ部の後輩,25期生の生徒会長を務めた秀崎君にお渡ししたいと思います。お互い京セラドーム近くで仕事をしていることもあり,予定を合わせて飲みに行くこともしばしばです。先日の大阪北部地震の影響もあり,最近はますます忙しいようですが,次回をよろしくお願いします。拙文を最後までお読み頂き,ありがとうございました。
(2018.12.17)