(東京大学文科三類2年・工学部都市工学科内定)
みなさま、こんにちは。28期卒業生の宮園侑門と申します。大学内でも非常にアクティブに活動している知田直樹君からリレーバトンを受け取りました。
私は東京大学に入学と同時に、FLY Program(Freshers’ Leave Year Program)に採用されました。このプログラムは大学の初年次に特別休学扱いとなり、興味のある物事に対して自身が計画をデザインした上で探求するというものです。結果的には『世界の街を徒歩で歩く』というテーマで、人々の生活の中心となる都市空間に視点を置き、国や地域ごとの都市の多様さと共通点を取材しました。写真は、カンボジアを訪れた際に友人が撮影してくれたものです。当初は、人文地理学や農業について興味があったためそういったものを取材しましたが、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカ、どの地域においても人々が活力を持って交わる舞台である"都市空間"に次第に惹かれていきました。現在は都市について学びながら、地域の課題解決に取り組む大学主催のプログラムに採用され、「北陸をフィールドにした観光まちづくり」に一年を通して取り組んでいます。
FLY Programに応募しようと思った動機が高校一年生時から始めた模擬国連活動にあります。模擬国連は自らが一国の大使になりきり、担当国の政策などを考え討論する(国連会議を模擬する)活動です。私は高校二年生の全日本大会まで活動を行いましたが、それを通して自分が担当した国々(インドやアフリカ諸国など数え切れません)を書類や統計データを超えて、実際に自分の目で確かめたいという思いに駆られました。「百聞は一“験”に如かず」というように。自らがやりたいことは実際に飛び込み、挑戦するということを西大和時代から貫き続けています。西大和には一緒に飛び込んでくれる仲間や先生方もいますし、そういった機会に恵まれていると思います。みなさん自分の思い思いの場所で、ぜひチャレンジしていってください。
では、同じく模擬国連部の先輩であり、大学入学後は全日本高校模擬国連大会の会議運営と設計に従事している南篤さんにバトンをつなぎたいと思います。
(2018.12.12)