2020年度前期を終えて:楽しかったオンライン授業
途中、手術入院もあったが、病室からのライブ授業もでき、オンライン授業の恩恵を享受した3ヶ月だった。
1)全期を通して、国内外のゲスト講師、イベント参加、合同授業がZoomで実行できた
2)90分の授業案のリズムができ、効果が感じられた。
3)ペアワーク、グループワークを学生も楽しむことができた。
4)入院時の1~2回のオンデマンド授業時に、学生主導でZoom会議をまわしてくれた。
5)Perfect Cam2(バーチャルメイク)、Zoom背景の活用で、
Zoomの脆弱性が問題になっています。(他が安全だという保証はないです)。私は念の為、シスコのWebExをインストールしています。Microsoft Teamsもあります。ユーザ数が増えれば攻撃の対象にはなってくるでしょう。⇨ Microsoftが普及しているアメリカではTeamsに変更もよいですが、セキュリティホールを狙った攻撃は、どんなソフト・アプリでもいたちごっこです。Zoomを使うときは、Waiting Roomとパスワードを必須にしなくては!と思いました。
Zoom, G Suiteなどのアプリを組み合わせれば、CALL教室並みのP2P授業展開が可能です。
ZoomやGoogleの準備ができていない場合は「準備」のページをご参照ください。
Zoomにログインするとチャット履歴から小テストのリンクがわかるようにしておきます。
15分間、何度でもうけて良い小テストに設定しておきます。
内容は文脈がわからないと回答できない選択肢で、教科書、ネットなんでも参照可です。
やや難しくしておいて、遅刻すると点数が低くなる、または受けられなくなるようにしておきます。予習をしておかないと全問回答は不可程度の難易度にしておくとよいかと思います。
15分後、チャットで終了を告げ(Submitしていない回答は全て無効になる)、1分後テストはアクセス不可にします。パケットがないなど技術的な問題がある場合は、予め連絡をしておくようにし、音声のみでの参加を許可し、小テストは追試可能とします。授業後テストへのリンクをGoogle Classroomで公開しておき、追試や復習に利用可能にする。追試の場合は70%の得点。復習はノーカウント。
小テスト中の画面は、リアルタイムで表示されるスコアのグラフにすると競争意識が出る。
その後、全員の顔を確認しながら、出席を取ります。カメラに向かって、"Hi, Prof. Suzuki! Hi, everyone!"と声を出させて、みんなが反応してくれるということを確認させます。
オンライン授業で、意外とここが重要なんじゃないかと思います。ログイン履歴で見ることができるし、小テスト結果でもわかりますが、参加意識をキープすることが重要かと。
とくに慣れてきたあたりでも重要になると思います。
その後、今日のテーマを伝えて、5分ほど各自練習し、ランダムに指名してテーマに合わせたスピーチをしてもらいます。その際に、発言者を画面にクローズアップ。緊張感を高めます。
Warming upは以上で、今日の講義に入ります。Google Slideでアジェンダを見せて、今日は何をするか言って、その後、テキストや動画や資料を見せながら、講義をします。講義をしながら、「~は何?」など、適宜、指名したり、全員に聞いて、Chatに回答を書き込ませるなど、常にインタラクティブにします。
学生にはExit Quizがあることを事前に言っておき、集中させます。
この部分は、普通の授業どおり、または、この時間にEnglish CentralやReally Englishを進めさせるのも効果的です。両者とも良いアプリコースですが、通信教育を自発的にすることは人類にとって大変難しいので。
Breakout Roomでペアワークやグループワークをさせます。
Google Quizを一緒に解く、Essayを一緒に書く、Groupでプレゼン(ピッチ)をさせる練習時間にする、リーダーを指名して音読練習をして後で発表させるなどができそう。Ideasはこちらから。
最後の5分に、授業終了の合図とExit Quizのリンクを送ります。これは回答は1回しかできないようにしておきます。時間制限を短くして、友達にきくなどのカンニング防止を工夫するか、もう聞いても、復習してくれればいいかなとするか。
Exit Quizを「送信」したら、Chatで報告させて終了。
最初のテスト、Exitテスト、Zoomログインの3つで、出席態度の評価ができます。
予めVlookupなどの関数を設定して、3つのスコアを一つのシートにまとめられるようにしておくと、評価がしやすいかなと思います。
課題に、English Central や、FlipGridを使いたいので、その準備なども必要ですし、オンライン授業は、十分に準備をすること、まあ普通の授業もそうですが。
Google ClassroomやManabaにGoogle Formリンクをおくことで、欠席した学生も授業の復習ができるかと思います。あとZoomの授業も録画しておいて、履修している学生のみが見られるようにしておくと良さそうです。