⇒ ロジパルサー(LOGIPULSER NR-2100)

大学時代からデジタル回路を組んでまして、研究室で卒検やってたころデバッグには200MHz位のオシロを使ってたんですが、いつ発生するかわからないワンショットの波形には使えない(実際には部屋を暗くして最大輝度にすると何とか見えましたが)。

でもCanon製の手のひらに入る測定器(正式名称は忘れましたが通称ピーポーと呼んでました)には重宝しました。デジタル信号をピー(H)とポー(L)の音で聞かせてくれるんですが、短いパルスでもちゃんと反応し、音で聞くことができました。デジタル回路を扱うなら、これに勝る測定器はない、そんな優れものの機械でした。

卒業後にピーポーが欲しかったんですが、たぶん個人で買うには高すぎる、そんなときロジパルサーに出会い、即買ってしまいました。ピーポーよりチャチでパルスを調べる時はスイッチで切り替える必要がありますが、安価でアマチュアには十分な性能です。大学卒業後に組んだマイコンなどはテスターとこれだけで十分でした。

私のロジパルサーはもう30年以上使っていますがいまだ現役です。オークションで仕入れた500MHzのオシロも持ってすがロジパルサーには勝てないでしょう。

ネットで調べると、これを作っていた会社のホームページにいまだに掲載されています。しかしもう20年も前に製造中止したとの事。壊れたらもう買えない。