2019年11月から2020年10月までの1年間の活動を振り返ります。簡単な説明ではありますが、当会が日々どのような活動をしているのかを少しでも知っていただければ幸いです。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、実施した行事が例年より少なくなっております。
2019年度も大学祭「白山祭」へ出展いたしました。各私鉄の有料列車をまとめた最新刊『キロポスト51』の販売、恒例の「映像コーナー」、教室中央のレイアウトをフル活用した「鉄道模型ショー」等、各コーナーとも大変好評をいただきました。鉄道模型ショーのメインテーマは「東海道線の旅」で、室内も鉄道唱歌をモデルとした装飾を行いました。
新たな試みとしては、スマートフォンを使ってリアルタイムに回答がわかるクイズを企画し、多くの方にお楽しみいただきました。
教室は抽選での割り当てですが、本年は例年よりも比較的広い教室が確保でき、当会の実力を結集した展示運営ができました。ご来場いただいたみなさまにはこの場を借りて御礼申し上げます。
「鉄道模型ショー」の様子。広い教室で例年よりも多くの方にご来場いただけた。
来場された方に投票していただく恒例の写真コンテストでは、青い海と空がまぶしい下記の写真が1位となりました。得票率は27.2%、2位は17.9%でしたので圧倒的な差での優勝となりました。
最優秀作品「蒼原(そうげん)を駆ける」。2019年9月に行われた夏合宿 in 四国のなかで撮影された写真である。
2019年度の後期納会は、上野の「世界の山ちゃん」にて行いました。年明け早々に迫る各授業の試験へ向けた決起会となりました。
北陸か?東北か?などさまざまな憶測がサークルの下級生間で飛び交う中、8名在籍していた4年生が希望したのは「北部九州」でした。大分県の由布院および佐賀県の嬉野を今回の宿泊地とし、恒例の現地集合・現地解散としました。長距離便として名高い夜行高速バス『はかた号』や九州東部を6時間近く走行する特急『にちりんシーガイア』など当会の会員らしい交通手段を利用しながら、各自大いに楽しめる2泊3日の合宿となりました。
冬合宿1泊目は、大分県由布市の「ゆふいん七色の風」に宿泊させていただいた。
2泊目の夜には恒例の宴会を行いました。1~3年生から卒業する4年生へ感謝を伝え、秋学期終了の嬉しさも爆発し大いに盛り上がりました。
2泊目は佐賀県嬉野市の「入船荘」に宿泊させていただいた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう教室貸出制限によって実施が困難となり、当会独自の卒業式は中止を余儀なくされました。贈呈する予定であった記念品は後日郵便にて発送という形をとりました。
ホームページおよび会公式Twitterを活用し、新入会員の募集を行いました。
会公式Twitterにて公開した新歓ビラのひとつ。キャンパスで新入生へ配布することはかなわなかった。
オールリモートの環境で作り上げた初の『キロポスト』となりました。近年普及がすすむオンライン会議ツールを利用し、逐次連絡を取り合いながら自宅にて本誌の制作を進めました。取材においても沿線に住む会員を中心に最低限の人数で行い、ラッシュ時の回避や自家用車の使用、マスク着用・アルコール消毒液の携帯など感染対策を十分に考慮しながら行いました。まだ一度も現役会員と顔を合わせたことのない新入生にとってはなかなか難しい作業であったかと思いますが、各会員の努力を結集したものとなっています。
今後の活動についても、引き続き見通しが立てられない状況です。世代交代にともなう役職の引き継ぎが対面では行えないなど課題も山積しておりますが、まもなく設立から50年を迎える当会の伝統を後世に引き継ぐべく全力を尽くしてまいります。
今後とも東洋大学鉄道研究会をよろしくお願いいたします。