Python は、汎用のオープンソース、フリーなプログラミング言語ですが、
それ用の外部モジュールを追加することによって、Matlabで行うような技術計算シミュレーションを行うこともできます。
研究機関では、NASA, CERN, 核融合科学研究所、 高エネルギー加速器研究機構, などで使われています。
日本語で参考になる資料; Python を使った実践データ解析
Matlabライクな技術計算シミュレーションを行う場合に必須な外部モジュールは以下の 3つです。
matplotlib 1.3.0 以降にしたら下記もインストールしないと import error が出るようになりました。
◆ pyparsing, dateutil (1.3.0以降), six (1.4.0以降), cycler (1.5.0以降)
Python本体をインストール後、3つのモジュールを下記 ↓ リンクサイトから入手し、上記の順番で追加インストールしてください。その際、必ず Python本体バージョンとマッチしたモジュールを選ぶこと。対応するPython本体のバージョン名は、モジュールのインストーラファイル名で識別できます。(↓ はダウンロードリンク)
2016/06/28 時点で利用出来る最新セットは下記です。(Python 3.x系は matplotlib 1.2.0 から対応)
Python本体: 2.7.12 or 3.5.2 (↓) 【注】下記【注意】を必ず見て対応しておくこと。
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NumPy: 1.11.1 (↓)
SciPy: 0.18.0 (↓)
matplotlib: 1.5.1 (↓) 【注】"import pylab" でメモリエラーが出る場合は font_manager.py を下記サイト情報に従って編集する。
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pyparsing: 2.1.8 (↓) (matplotlib 1.3.0 より前は不要だった)
dateutil: 2.5.3 (↓) (matplotlib 1.3.0 より前は不要だった)
six: 1.10.0 (↓) (matplotlib 1.4.0 より前は不要だった)
cycler 0.10.0 (↓) (matplotlib 1.5.0 より前は不要だった)
【font_manager.py 編集についての参考サイト】 (UNIXテキストファイルを編集できるエディタ( Notepad++ など)必要)
http://plog.web-hack.org/2010/11/pylabmemoryerror.html
http://permalink.gmane.org/gmane.comp.python.matplotlib.general/551
各モジュールのインストールの詳細は、それぞれのWebページ参照のこと。
【注意】Python 2.7 のインストール後には、エクスプローラのコンテキスト(右クリック)メニュー ”Edit with IDLE" の中身を編集して、"-n" (no subprocess) オプションを追加すること。 WinXPでは、エクスプローラの ツール-フォルダオプション の 「ファイルの種類」タブで拡張子 PY を選び、 「詳細設定」-「編集」-「アクションを実行するアプリケーション」にて、"D:\Python27\pythonw.exe" "D:\Python27\Lib\idlelib\idle.pyw" -n -e "%1" ^^ 追加 これをしないと IDLE からのスクリプト実行後にPlot画面をインタラクティブに操作できない。
Win7の場合は "FileTypesMan" (alternate link 1, 2) などを使うと簡単です。
(参考)
上記モジュールの他に、一例として
というモジュールなどもあり、これは並列処理を含むデジタル信号処理 (or 離散事象) システムをモデリングするのに便利なモジュールの様です。
起動: エクスプローラで *.py を選び、右クリックから ”Edit with IDLE" クリック or Start Menu から IDLE (Python GUI)
実行: コード画面で [F5]
終了: Shell画面で [Ctrl]+[Q]