投稿日: 2012/10/01 8:23:21
【おしらせ】
朝晩、少しだけではありますが、涼しい空気が忍びこんでくるようになりました。
秋の気配ってやつですね。
6月から始めた怒涛の電子カルテ計画は、自分が思い描いていたとおりにはまだまだなってませんが、それでも一時よりはずいぶんと落ち着いてきました。
でも、あっちが変わると、また別のところから新しい問題が持ち上がってと、もぐらたたきみたいです。
Microsoftとか独占しやがって絶対許さねえぞ・・とか思ってましたが、ああいったパッケージソフトの完成度の高さは、もしかしたらすごいものなのかもしれないな、と、敵ながら塩を送ってるところです。
(まああ向こうさんはそんな気持ちもわからず、所詮こちらの一人相撲にしか過ぎないんですが・・)
透析システムと電子カルテの連携は10月からやっと運用開始の予定ですが、これもまだまだです。
ITの進歩とネット社会の進歩がここまでの電子化を導いたのですが、医学の方も、着実に進化してます。
最近聞いた「光力学診断」や、この秋には愛媛県にも2台導入されるロボット手術「ダ・ヴィンチ」とか、科学が疾病に対してもたらす恩恵にも、眼をみはるものがあります。
まさに色でがんを見つけるとか、ロボット遠隔操作で細かい手術するとか、SFの世界が現実に現れたって感じなんですから。
われわれ末端の開業医はなかなかその恩恵に直接関与することはできないのですが、自分のもてる知力と技術で、少しでも医学に貢献して行けたらなあと思う所存です。
政治や経済や、確かに着地点は見えにくいし、平等性やら透明性を欠いたまま、誰しもが確固たる未来を描けないのが現実でしょう。
だから、些細な事でもこの手のひらの中からはじめるのが大切なんだよって、プリミティブに思います。
今さらなにをと言われるかもしれませんが、僕らやスタッフは、日々の仕事に埋没され、自分自身を消費し消耗しながらも、未来に向けてちっちゃな種を蒔いているんだと、そう信じて進んでいきたいと思います。
これからも武智泌尿器科・内科をよろしくお願いいたします。(2012/09/04)