c. 研究施設・設備

1.研究員・院生居室 少人数・精鋭の教育方針をかかげる先導研では、学生/ポスドクは他のラボのメンバーと feel free でディスカッションすることが推奨されています。このため、学生やポスドクは他のラボのメンバーと机をならべて活動しており、分野横断的な知識を深める一助となっているほか、ディスカッションが発展して共同研究に進展する事もあります。各部屋にはメンバーが共同で利用できる書籍を配架するスペースがあり、ここに置いてある教科書や専門書はメンバー全員の共有図書として自由に閲覧する事ができます。これらの書籍は年に数回、先導研全体で購入希望書籍調査を実施して補充されています。

院生・研究員室の風景

2.学外活動・野外調査 定期的な野外調査に汗を流す学生や研究員も多く、葉山を不在にしていることが多々あります。これらの学外活動に必要な旅費は可能な限りサポートしているほか、メンバーが各自の活動に集中できるよう常に環境整備を心がけています。

3.動物飼育施設など 平成22年3月に竣工した新しい動物飼育施設棟で魚類や各種無脊椎動物を飼育/維持し、平成24年3月に竣工した動物行動実験室で行動観察を行っています。動物飼育施設棟は明/暗周期と室温がコントロールされておりいます。ほか、小型無脊椎動物が飼育できるインキュベーター、試料保存用のディープフリーザー、個体/試料観察用の実体顕微鏡、各種行動記録用のデジタルビデオカメラなどを所有しています。機材は必要に応じて随時補充していきます。

4.分子実験スペース 分子マーカー(塩基配列データや各種フィンガープリントデータ)を利用した分子生態学実験に必要な機器は一通り完備されています。先導研には分子進化を専門にしている教員、研究員、学生も多くいるので、実験上の壁や疑問が生じても相談相手に事欠きません。

鳥の性判定

2016. 2. ホルモンのELISA用に、マイクロプレートリーダーを購入 410nm、450nm、490nm、540nm