a. 参考図書

教科書・ 参考図書

当分野の基本的な教科書です。★の数は[基礎~専門的]の度合いを表しています。

進化・行動生態学

  • 生き物をめぐる4つの「なぜ」(長谷川著、集英社) ★
  • 進化とはなんだろうか(長谷川著、岩波書店) ★
    • この二冊は、進化生物学、行動生態学の基礎が、とても平易に書かれています。この本に書いてあることは、きちんと理解しておいてください。
  • 動物の生存戦略:行動から探る生き物の不思議(長谷川著、左右社) ★
  • 生き物の進化ゲーム:進化生態学最前線 生物の不思議を解く(酒井ら著、共立出版) ★★
    • 大学生レベルの教科書です。前者は読み物風で、動物行動学からの研究例が多く、後者は植物の研究例も入っています。
  • 行動生態学(沓掛・古賀編、共立出版、2012年6月出版予定) ★★★
    • この分野の基本的な理論を一通り解説しました。大学生には少し難しいかもしれませんが、読んでみてください。
  • 行動生態学(デイビス他、共立出版) ★★★
    • 世界中に読まれている教科書です。イラストが多く、理解しやすいと思います。構成に、若干保守性を感じますが(英国流?)、現在、日本語で読める最良の教科書です。読み込むといいでしょう。

行動観察

  • 行動研究入門:動物行動の観察から解析まで(マーティン・ベイトソン著、東海大学出版会) ★~★★★
    • 動物の行動観察を行うのであれば、まず最初に読むべき本です。とくに第4章はよく理解しておくといいでしょう。
  • 動物行動の観察入門-計画から解析まで (ドーキンス、白楊社) ★★
    • 行動観察法がわかりやすいく解説されています。読みやすいと思います。

人間行動生態学・進化心理学

  • 進化と人間行動(長谷川・長谷川著、東京大学出版会) ★★
    • 人間行動を進化的に理解する人間行動生態学、進化心理学の平易な教科書です。行動生態学の知見も多く含まれています。
  • ヒトはどのように進化してきたか(ボイド・シルク著、ミネルヴァ書房) ★★★
    • 世界中で用いられている、有名な教科書です。進化人類学、自然人類学の基礎を概観できる良書です。