ご挨拶・役職・協賛
ご挨拶
全国学生保険学ゼミナール(Risk and Insurance Seminar, RIS)は、全国の大学における保険論関係のゼミナールを中心に、年1 回集まって合同で研究発表会を行うもので、2004 年度から始まりました。RIS では各ゼミに所属する3 年次生が活動の中心となります。
担当教員の指導のもとリスクと保険に関する様々なテーマについて研究するとともに、互いに切磋琢磨すべく大学の枠を超えた各種の活動を行っています。 RIS の中核的活動は、全国大会(年1 回)ならびに中間報告会、キックオフミーティング(各年1回程度、関東と関西でそれぞれ開催)です。年に1 回の全国大会では、参加各ゼミナールがそれまでの期間、担当教員による指導を受け、研究してきた内容の報告を行います。報告テーマは幅広く、保険やリスクマネジメントに関するテーマを中心として金融、ファイナンス、社会保障の分野までカバーしています。
慣例により報告大会の前日には、当該年度の全国大会の主催校が趣向を凝らした懇親会を企画しています。初夏に開催するキックオフミーティングでは、ゼミナール間交流の第一歩の場であり、これから全国大会に向けての意識を高めていくため、リスクや保険に関する基礎的な内容を確認するための場です。秋に開催する中間報告会では、全国大会が迫る中、他大学のゼミナールがどのような報告をするのかなどを確認するための場所で、そこで浮かび上がった問題点を修正し、全国大会に備え、仕上げていくための場です。RIS ではこうした年間活動を通じて、商学、経営、経済系の学部教育におけるリスク・保険分野の共通インフラの拡充をも目指します。併せて次代の「リスクと保険」研究の裾野を広げることも視野に入れて活動を行っています。
こうした大学の枠を超えたゼミナール活動の背景には、わが国の高等教育レベルでの「リスク・保険」教育の直面する構造的問題があります。現下の状況を鑑みるに、少子化のなか、大学の規模縮小は避けることができません。こうしたなか、商学、経営、経営系の大学における保険関連の講座も縮小傾向にあり、また、保険論を担当する専任教員の枠が削減されることがあったとしても、増員されることを期待することは非常に困難な状況であります。
このような時代の中であっても、私どもは「リスクと保険」という研究領域の重要性を認識しており、また、この領域を社会的に担う保険業界の健全な発展についても大いなる関心を持っております。大学生という極めて多感な時期に、「保険・リスク」という共通言語を持つ学生たちが大学の枠を超えて切磋琢磨し、それが大学のみならず業界からも評価を受け、叱咤激励されるのであれば、参加した学生達は大きな自信をつけ、目覚しい成長を遂げるに相違ありません。RIS に参加している教員の「このような機会をリスク・保険分野から創っていきたい」という思いがRIS の理念の根本にあります。
こうした大学の枠を超えた活動は、全国のリスク・保険を学ぶ学生が卒業後も継続的に交流し続けるきっかけのひとつとなりつつあります。近い将来に、RIS の参加者の中から業界をリードする人材が輩出されることにつながることを期待しています。また、リスク・保険分野の次世代の研究者の裾野が広がることも併せて期待することができます。 RIS では、さながら学生版の「学会」のような存在を目指していますが、こうしたインターカレッジでの活動を行うことによって、全国の「リスクと保険」分野を学ぶ学生が、大学を卒業した後でも継続的に交流し続けるためのプラットフォームになることが期待されます。関係各位に置かれましては、RIS の活動に対しご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
RIS 教員一同
<代表幹事/全国大会会場担当>
石坂 元一(中央大学)/岡田 太(日本大学):2023年12月4日~
根本 篤司(九州産業大学)/植村 信保(福岡大学):2022年12月5日~2023年12月3日
岡田 太 (日本大学)/柳瀬 典由(慶應義塾大学):2021年12月6日~2022年12月4日
柳瀬 典由(慶應義塾大学)/大倉 真人(同志社女子大学):2020年12月7日~2021年12月5日
大倉 真人(同志社女子大学):2019年12月22日~2020年12月6日
浅井 義裕(明治大学):2018年12月23日~2019年12月22日
石田 成則(関西大学):2017年12月3日~2018年12月23日
江澤 雅彦(早稲田大学):2016年12月4日~2017年12月3日
鴻上 喜芳(長崎県立大学):2015年12月6日~2016年12月4日
中林 真理子(明治大学):2014年12月7日~2015年12月6日
諏澤 吉彦 (京都産業大学):2013年12月8日~2014年12月7日
茶野 努 (武蔵大学):2012年12月9日~2013年12月8日
石田 成則 (山口大学):2011年12月24日~2012年12月9日
浅井 義裕 (城西大学):2010年12月18日~2011年12月24日
岡田 太志 (関西学院大学):2009年12月20日~2010年12月18日
岡田 太 (日本大学):2008年12月20日~2009年12月20日
大倉 真人 (長崎大学):2007年12月22日~2008年12月20日
石田 成則 (山口大学):2007年9月1日~2007年12月22日
2007年9月1日にRIS会則が制定されるまでの期間は、とくに代表幹事を定めていませんでした。
RIS会則(2007年9月1日制定、2020年12月5日改正)
<エリア担当 >
(2024)
関東:石井 昌宏(上智大学)
関西:大倉 真人(同志社女子大学)
九州:植村 信保(福岡大学)
<論文集編集委員会 >
(2023~2025)
佐々木 寿記(東洋大学)(編集委員長)
藤井 陽一朗(明治大学)
徳常 泰之(関西大学)
石坂 元一(中央大学)
工藤 秀雄(西南学院大学)
<優秀論文審査委員会>
(2024~2026)
岡田 太(審査委員長)(日本大学)
宮地 朋果(拓殖大学)
石井 昌宏(上智大学)
石田 成則(関西大学)
<渉外・会計・HP>
(2024~2026)
渉外:中林 真理子(明治大学)/ 柳瀬 典由(慶應義塾大学)
会計:行待 三輪(京都産業大学)/ 諏澤 吉彦(京都産業大学)
HP:柳瀬 典由(慶應義塾大学)
<MIP/MNP/保険アイデア>
(2024~2026)
MIP/MNP:工藤 秀雄(西南学院大学)/ 宮地 朋果(拓殖大学)
保険アイデア:中出 哲(早稲田大学)/ 柳瀬 典由(慶應義塾大学)
<協賛団体・企業>(順不同)
上記の団体・企業からは、毎年、RISの運営に対する助成金および年間を通じての参加等、多面的なご支援をいただいております。