第6回研究会

電子情報通信学会

第 6 回 再生可能集積システム時限研究会

委員長 松本 智 (慶應義塾大学)

副委員長 上原 稔(東洋大学)、中尾 健彦(東芝)

日時: 平成 24 年 10 月 13 日(土) 13:00~17:00

会場:山形大学 工学部(米沢キャンパス)4号館セミナー室

21 世紀になって人類の活動が地球環境に及ぼす影響が著しく増大し、環境変動が憂慮されています。このために、特に人類が製造した人工物に関し、その再生利用や再利用を促進する技術開発が強く期待されています。ユビキタス情報社会において、ほとんどの我々の身の回りの人工物に、集積システムが組み込まれています。従って、これらのシステムの再生、再利用を図ることは、地球環境に優しいという面だけでなく、経済、政治などの面からも重要です。具体的な探求課題としては、直接的な再生、再利用の促進に関する技術開発に加え、ライフサイクル全体の省エネルギー化やコスト削減も重要な探求課題になります。このためには、アーキテクチャの根本的な改革、耐久性の低下した部品において、安心、安全な運用を確保するフォルトトレランス、セキュリティ技術の研究、製造から再生に至るライフサイクルのビジネスモデルの探求などが重要です。このように、本研究では、従来型とは大きく異なった開放的な分野による総合的なアプローチが必要です。

本時限研究専門委員会は,こうした問題意識を持ちながら,リコンフィギュラブル技術、アーキテクチャ技術、ソフトウェア工学、設計技術、システム技術、再生ビジネスモデルなどの分野の研究者の自由な交流を促進し,集積システムの再生、再利用による環境に優しい IT 技術の研究に関して、研究発表および討論を行う機会を提供します。本研究会は定期的に研究会を開催することにより、関連する研究者に広く技術交換の機会を提供し、産業界と大学等の研究機関の交流の機会を増やすことにより、関連する技術の発展を図っていくことを目的とします。

プログラム:

1. [一般講演] 13:00-13:30 3次元積層型浮動小数点加算器の設計および評価

斎藤琢哉、多田十兵衛(山形大)

2. [一般講演] 13:30-14:00 パイプライン化演算器の3次元積層に関する研究

浦山謙太、多田十兵衛(山形大)

14:00-14:15 休憩

3. [招待講演] 14:15-15:15 リコンフィギャラブルHPCのための密結合FPGAクラスタの開発~並列格子ボルツマン計算による試作クラスタの評価~

佐野健太郎(東北大)

15:15-15:30 休憩

4. [一般講演] 15:30-16:00 大規模仮想ディスクにおける2P-3D直交RAID

上原 稔(東洋大)

5. [一般講演] 16:00-16:30 マイクロシステムのためのオンチップ太陽電池を用いた電源回路システム

中野 誠彦(慶応大)

6. [一般講演] 16:30-17:00 再生可能集積システムの研究動向-WReCS2012会議報告-

森 秀樹(東洋大)

◎参加資格:特に制限はありません。

参加費:¥1,000 学生無料(会場でお支払いください)

研究会に引き続き専門委員会を行い、

終了後に懇親会を行います。

[専門委員会] 17:00-17:45

山形大学工学部18:00発 白布温泉東屋18:30着

[懇親会] 19:30-21:30

白布温泉東屋 ¥18,000